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2022.03.24

善光寺を擁する歴史の街、さまざまな郷土料理も楽しめる長野県・長野市の住みやすさや治安は?

長野県の北部に位置する長野市は、県内で最大の人口を抱える街。長野駅の北には1400余年の歴史を紡ぐ善光寺、南には武田信玄と上杉謙信が刃を交えた川中島古戦場や松代城跡と見どころがいっぱい。北東部は県内有数のリンゴの産地、北西部はそばやおやきが有名と、食の楽しみも充実しています。そんな、食と歴史を堪能できる長野市の住みやすさや治安、物件相場をご紹介します。

ライター:立花裕子(MAP&NEWS.net)

ライター:立花裕子(MAP&NEWS.net)

<目次>
1、長野市の概要:歴史・食・自然と多彩な楽しみがある街
2、アクセス:北陸新幹線で東京まで最速約1時間20分
3、主要駅周辺の様子:駅周辺で日常生活の買い物は完結
4、治安と暮らし:人口あたりの犯罪件数は松本市より少ない
5、マドリームおすすめ、食と歴史を堪能できる休日のお出かけスポット4選
6、長野市の支援制度:移住支援・応援制度が充実
7、知っておきたい家賃相場と新築・中古の価格帯

1、長野市の概要:歴史・食・自然と多彩な楽しみがある街

©善光寺 ©善光寺

長野市は人口約37万人、面積838.8平方km。善光寺の門前町として始まり、後に北国街道の宿場町、長野県の県都として発展してきました。現在は、長野県の県庁所在地であり、中核都市に指定されています。

善光寺や、江戸時代の250年間、松代藩真田家の拠点であった松代城跡の周辺は、古い街並みが残るエリア。ほかにも、「日本三大そば」のひとつである「戸隠そば」でも有名な戸隠、リンゴ並木がつづくアップルライン、残雪のアルプスを背に咲き誇る菜の花が見られるアルプス展望広場など、一度は訪れたい魅力的なスポットが数多くあります。

2、アクセス:北陸新幹線で東京まで最速約1時間20分

市の中心部にある長野駅は、JR北陸新幹線と在来線、しなの鉄道北しなの線、長野電鉄長野線が乗り入れるターミナル駅。北陸新幹線を使えば、東京まで最速1時間20分ほどでアクセスできます。また、最速1時間5分で金沢へ、約1時間で高崎へもアクセス可能です。

車の場合、最寄りICは上信越自動車道の長野IC。東京方面へは、関越自動車道経由で練馬ICまで約2時間40分、関西方面へは、長野自動車道、中央自動車道、名神高速道路経由で吹田ICまで約5時間10分です。新潟・北陸方面へは、北陸自動車道経由で、新潟西ICまで約2時間30分、金沢東ICまで約3時間10分となっています。

3、主要駅周辺の様子:駅周辺で日常生活の買い物は完結

長野駅直結のステーションビル「MIDORI」は、食料品からファッション、日用雑貨、各種サービス、レストラン街まで揃った複合商業施設。駅北側には「ながの東急百貨店」や「ドン・キホーテ長野駅前店」もあるので、駅まわりで大体のものは揃います。周辺には商店街もいくつかあり、個人店を中心に、幅広いジャンルの店が軒を連ねています。

4、治安と暮らし:人口あたりの犯罪件数は松本市より少ない

長野県警が発表している犯罪統計によると、長野市の刑法犯認知件数は2021年が1,189件、人口1万人あたりの犯罪件数は約32.1件となっています。長野県内で2番目に人口が多い松本市は、2021年の刑法犯認知件数が999件、人口1万人あたりの犯罪件数は約41.6件なので、松本市に比べれば治安はよいといえそうです。

2021年に市内で発生した交通事故は1,033件で、死者7人、負傷者は1,199人でした。県全体での事故発生件数は4,772件で、その86%までは車両同士の事故となっています。

5、マドリームおすすめ、食と歴史を堪能できる休日のお出かけスポット4選

善光寺の門前町、「川中島の戦い」の戦場、リンゴの産地など、さまざまな顔を持つ長野市。長野市ならではの食と歴史を堪能できる、おすすめのお出かけスポットをご紹介します。

スポット①:1400年以上の歴史を持つ、信州を代表する寺院「善光寺」

©善光寺 ©善光寺

創建は約1400年前と伝えられる、信州を代表する古刹。特定の宗派に属さず、すべての人を受け入れる寺として知られ、全国から絶え間なく参拝者が訪れています。現在の本堂は1707年に再建されたもので、高さ約29m、間口約24m、奥行約54mという、堂々たる木造建築。江戸時代中期を代表する仏教建築として、1953年に国宝に指定されました。内部は外陣、内陣、内々陣の3つに分かれており、最奥に御本尊・一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)が祀られています。

広い境内には本堂のほかにも、重要文化財の山門や経蔵、善光寺が所蔵する貴重な什物を展示する史料館など、見ごたえのある施設が点在。土産物店や飲食店が軒を連ねる参道「仲見世通り」も含め、ゆっくり時間をかけて見て回るのがおすすめです。

スポット②:川中島の戦いで武田信玄が陣を敷いた古戦場「川中島古戦場史跡公園」

提供:(公財)ながの観光コンベンションビューロー 提供:(公財)ながの観光コンベンションビューロー

5度に渡って武田信玄と上杉謙信の戦いの舞台となった川中島。「川中島古戦場史跡公園」は、その4度目の戦いで武田軍が陣を構えた八幡原にあります。12,000平方mと広い敷地内は木々の緑に彩られ、謙信が太刀を振るって3回斬り付け、信玄の軍配7カ所を傷つけた話を伝える石碑「三太刀七太刀之跡」や、武田軍が敵将の首を葬ったとされる首塚など、戦いの激しさを今に伝えるスポットが点在。信玄が本陣を敷いた八万社の境内では、信玄と謙信の一騎打ちをモチーフとした像も見られます。

芝生や小川、茅葺き屋根の東屋なども整備されているので、のんびり散策するのにもぴったり。園内にある「長野市立博物館」に立ち寄れば、ビデオやジオラマなどで川中島の戦いをより深く知ることができます。

スポット③:山の幸がたっぷり詰まった信州の郷土料理「おやき」を焼きたてで「いろは堂 長野本店」

提供:有限会社 いろは堂 提供:有限会社 いろは堂

おやきは、味付けした野菜や山菜を小麦とそば粉で練った生地でくるんで焼き上げた、信州の郷土料理。このおやきを広く知ってもらおうと、1965年から製造・販売を行ってきたのが、長野市の北西部・鬼無里(きなさ)に本店を構える「いろは堂」です。

もちもちの生地で具材をくるみ、さっと油で揚げてから高温の窯で焼き上げるいろは堂のおやきは、外はカリっと香ばしく、中はふっくら・もちもち。本店には、工場、カフェ&ギャラリーが併設されており、囲炉裏を囲む席でゆっくりくつろぎながら、焼きたてアツアツのおやきを楽しめます。

長野駅の駅ビルや善光寺仲見世通りなどに支店があり、そちらはテイクアウト専門店になっています。

スポット④:リンゴ狩りも楽しめる、県内屈指のリンゴの産地「アップルライン」

提供:(公財)ながの観光コンベンションビューロー 提供:(公財)ながの観光コンベンションビューロー

長野市の北東部は、長野県内でも屈指のリンゴ栽培が盛んなエリア。特に国道18号線沿いは両側にリンゴ畑が広がり、リンゴ狩りができる観光農園やリンゴの直売所が軒を連ねていることから、通称「アップルライン」と呼ばれています。収穫シーズンの9月~12月には、直売所では旬のリンゴのほか、果汁100%のリンゴジュースやリンゴジャムも購入可能で、毎年多くの人が訪れています。

近くの日帰り温泉施設「豊野温泉りんごの湯」では、毎月5日、15日、25日に、たくさんのリンゴを浮かべた「りんご風呂」も登場。ほのかに香るリンゴの香りに包まれながら、ゆっくりくつろげます。

6、長野市の支援制度:移住支援・応援制度が充実

長野市は善光寺の門前町として発展し、善光寺の門前街、天岩戸神話の神々を祀る戸隠神社の宿坊群、250年間真田氏の拠点だった松代城下の武家屋敷など、古い街並みを残している街。市としても「長野市歴史的風致維持向上計画」を策定し、文化財と歴史を生かしたまちづくりに取り組んでいます。

また、移住・定住支援に力を入れているのも長野市の特長です。移住情報サイト「Nターンのすすめ(https://nagano-citypromotion.com/iju/)」での積極的な情報発信に加え、週末を中心に、オンライン・オフラインの移住相談会や交流イベントも開催中。「長野市移住者起業支援金」「長野市就業・創業移住支援金」「青年就農給付金」といった制度もあり、専門の相談員による移住相談にも対応しています。

7、知っておきたい家賃相場と新築・中古の価格帯

長野市の賃貸物件の家賃相場は次の通りです。

1LDK:70,000円
2DK:51,900円
2LDK:73,900円
3DK:60,200円
3LDK:91,200円


新築・分譲一戸建ての価格相場は

3,000万円台~4,000万円台

となっています。

また、長野市内の中古マンションの価格相場は、次のようになっています。

築10~15年以内:2,000万円台
築20年以上:1,000万円代

長野市の賃貸家賃相場の平均は、県内では松本市に次ぐ高さとなっています。市内でも場所によってばらつきがあり、JR長野駅の周辺や北東エリアは高くなる傾向があります。