LIFULL HOME'S

鉢植えの植物に囲まれたグリーンのガーデンベンチ

ガレージとウッドデッキの部屋実例!季節を感じる家特集

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Photo: Hirotomo Onodera(room)、Daisuke Yamada(front page)、text: Nahoko Sakai

01 ギア満載のガレージから始まる1人チルタイム&お家キャンプ

キャンプ道具やサーフボードがぎっしり並ぶガレージの内観

「小さな頃、父に連れられてよくキャンプへ出かけていました」というsuguruさん。その影響ですっかりアウトドア好きになり、キャンプ以外にもカヌーやサーフィン、スノーボードなど、幅広くアウトドア・スポーツに親しむようになったそうです。

結婚して将来のことを考えるようになると、suguruさんは祖父の畑だった北埼玉の土地を譲り受け、家を建てることに。その際、妻のKさんと話して決めたのは「年をとっても住める平屋で、モダンでありながらアウトドアを感じさせるデザイン」である、ということ。そして、子育てのため遠出する機会が減っていたことから、「家でもアウトドアの気分を楽しもう!」と、屋外にもひと工夫。「いつでもキャンプができる家」が完成しました。

ガレージと平屋が並ぶ外観と広い芝生の庭
遠くまで出かけなくても、天気が悪くても、暑い真夏でも。我が家は毎日キャンプ日和

「お家でアウトドア」を実現するため、屋外空間にはテントやタープを張ることができる広々とした芝生の庭、水遊びやBBQで汚しても掃除がしやすく耐久性のあるタイルデッキを設置。「家の中にアウトドアギアを持ち込まない」というKさんとの約束を守るため、ギアを格納するガレージもつくることに。実は、以前のアパート暮らしの時からsuguruさんのギアは増え続け、家の収納を圧迫していたのです。「最初は古くなった父の道具をそのまま使っていましたが、初めてダッチオーブンを買ってその性能に感激したことから、ギアに魅せられてしまって。いいなと思ったものを揃えていくうちに、いつの間にか増えていました」

suguruさんはガレージの内側にOSB板(木のチップを重ねて圧縮した木質ボード)を取り付け、棚やデスクを自作し、しまい込んでいたお気に入りのギアを並べて収納。ベンチに腰を下ろして漫画を読んだり、コーヒーを淹れたり、休日の空き時間や早朝ランの後にくつろいだり。自分の部屋として1人チル時間を過ごしています。

また、家族一緒におやつを食べたり、収納してあるギアをワゴンに積んで庭に持ち出し、親戚や友人と焚き火やキャンプ飯を楽しんだりすることも。夏は暑さが心配ですが、「内側に断熱材を貼ったので遮熱効果があり、特注で設けた窓からは風が通り抜けるので、“扇風機と気合い”だけで夏でも意外と快適です」

自宅でキャンプ気分を味わうコツは「庭でご飯を食べたり、普段の食器をキャンプ用に変えたりするだけでも気分は変わります。せっかく持っているキャンプギアを使えばいいと思いますよ」とのこと。遠くまでは行けなくても、suguruさんの「家で楽しもう!」という気持ちが、普通の日々をキャンプな毎日に変えようです。

タープの下でお庭プールを楽しむ子どもたち
夏はやっぱりプール! 娘さんたちにも、お庭プールは大好評。家は気温が高いエリアにありますが、これなら楽しく乗り切れそうです
ポータブルプロジェクターで映画を見ながら庭で夕食を楽しむ家族
タープを設置できるよう家本体に取り付けた金具
ポータブルプロジェクタで映画を見ながら、お外で夕食。Kさん・娘さんはインドア派なので、ここまでセッティングするのはsuguruさんの担当

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ガレージ奥に自作したデスクと工具コーナー
ガレージ奥にはデスクと工具コーナーを自作。土間なので、汚れを気にすることなくギアの手入れやDIYができます
ホーローのポットやランタンを並べた見せる収納
父から受け継いだホーローのポット、初めて買った憧れのランタンなど、愛着のあるギアを並べて見せる収納
落ち着いた色の木を使ったキッチン
屋内もアウトドアをイメージして落ち着いた色の木を多用。キッチンはKさん好みの隠す収納でスッキリと
オルテガ模様を取り入れた玄関ホール
玄関ホールにはお2人が好きなオルテガ模様を取り入れています。植物のラックは塩ビ管でsuguru さんがつくりました
キッチンからダイニング、デッキ、庭、ガレージまで見渡せる眺め
キッチンからダイニング、デッキ、庭、ガレージまでが一望に。外構も部屋の延長のように自由に行き来できます
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間取り&部屋主プロフィール

Floor plan
suguruさん宅の間取り図

① リビング・ダイニングからそのまま出られるデッキは、キャンプ使いや耐久性を考えて木ではなくタイルを選択

② テントやタープを張れるフリースペースとした芝生の庭。残土を盛って築山をつくり、自然な雰囲気に仕上げました。植栽を増やし林のようにする予定です

③ ガレージはアウトドアギア満載のsuguruさんの秘密基地

④ 道路との境には牧場のような低い柵を自作。開放感があり、ご近所の方が柵越しに声をかけてくれることも

⑤ 玄関脇には大容量収納のシュークローゼット

⑥ ダウンフロアーのリビングでは、段差に腰掛けてくつろげます

⑦ お子さんの連絡事項や家族の予定などは、表から見えないキッチン壁の裏側に

Profile
部屋主プロフィール
suguruさんの顔写真
suguruさん[埼玉県北部]
年代・職業:30代/自営業
住居区分:持ち家 居住年数:6年
同居人:妻、こども2人
自称『北埼玉のカリスマ庭キャンパー』『北埼玉のガレージキャンパー』、または『北埼玉のおこづかいキャンパー』。おうちでしかできない新しいキャンプスタイルをInstagram(@sg_8809)で発信中。

02 子どものころの憧れを形に 遊び心あるプライベート空間

木の家の外観とウッドデッキに出したビニールプール

Fine Playさん・Mさんご夫妻は、結婚した当初は住宅展示場へ行っても「素敵だね」くらいにしか思わず、本気で家を建てようとは考えていませんでした。しかし、Mさんが偶然見つけた個性的な木の家を展開するメーカーに惹かれ、モデルハウスを見学することに。すると「この家に住みたい!」という強い気持ちが湧きあがり、「勢い」で建築を決めました。

お2人の家づくりのポイントは「楽しく住みたい、子どもの頃の憧れを実現して秘密の隠れ家のような家にしたい」という2点。そのために標準仕様の一部を土間に変更したり、土間部分に雲梯(うんてい)やブランコをつけたり、幅広のウッドデッキを設置したり。丹沢に近い緑あふれるまちにある実家の庭に「遊び心のある我が家」を建て、今は一家5人で暮らしています。

吹き抜けのリビングと本棚のあるロフト空間
せっかく建てるのなら、格好よくて楽しい家を! 屋内も、屋外も、あちらこちらに遊び心をしのばせて

この家のお気に入りは? とうかがうと、「無垢の木の床、冷たくて気持ちのよい土間、薪ストーブ」との答えが。そしてもうひとつ、忘れてはならないのが「屋外空間」です。Fine Playさんは「屋外もプライベートな空間にしたい」と考え、道路からは見えない位置にウッドデッキと庭をつくりました。リビングからウッドデッキはバリアフリー、そこから庭までがひと続きになるよう設計されており、3人の子どもたちも自由に駆け回っています。庭には最初は芝生くらいしかありませんでしたが、Mさんがガーデニングをはじめ、次第に植物の数が増えていきました。西洋紫陽花・アナベルの真っ白な花が庭中によい香りを漂わせ、風にそよぐ常緑ヤマボウシやヒメシャラの木はちょうどよい目隠しに。さらに木々が育てば、真夏の強い日差しをさえぎってくれることでしょう。

「気候のよい時期にはデッキや庭にテーブルを出して食事をしたり、トランポリンで遊んだり、ハンモックを吊って家族でゴロゴロしたり。汚れても気になりませんし、隣近所に気を使わなくてもよいのでDIY作業場としても使用しています。暑さが厳しい夏には、プールを出して水遊び。日が落ちて涼しくなると、子どもたちの鬼ごっこが始まります」

現在は夫婦それぞれのプライベートな空間がないため、庭に「お裁縫したり、絵を描いたりできるアトリエのような場所が欲しいな」とMさん。「実は子どもの頃から魔女が好き。今の時点では庭は子どもたちの遊び場になっていますが、将来はハーブも植えて“魔女の薬草の家”のようにするのが夢」なのだそうです。これからさらに手が加わり、「ハーブや薬草・可憐な野の花が咲き乱れるイングリッシュガーデンで、夫婦が思い思いの時間を過ごす」庭が完成する日が楽しみです。

ウッドデッキにテーブルを出して食事をする親子
気候がよい時期は、ウッドデッキや庭にテーブルを出してお食事することも。汚れが気にならないのも屋外のよさです
ウッドデッキに出したビニールプールを上から見た様子
庭に吊るしたハンモックでくつろぐ親子
特注で幅を広くしたウッドデッキにプールを出して水遊び。庭の木々がもっと育てば、真夏でも心地よい木陰ができそうです

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冬に活躍する薪ストーブ
冬に活躍するお気に入りの薪ストーブ。背後の防熱材は、レンガなどいくつかの選択肢がある中から選びました
玄関脇にDIYで作った靴棚
玄関扉左脇の靴棚は、後からDIYでつくりました。靴のほか、手袋やちょっとしたお出かけグッズも並びます
本棚とソファを設置した漫画スペース
ゆったりくつろげるソファを設置した漫画スペース。壁一面を利用した本棚は、いちばん最初にDIYで制作しました
アメリカン雑貨で飾られたキッチンの棚
夫婦揃ってアメリカンなインテリアが好き。キッチンの棚は必要に応じて自分たちでつくって増やしていきました
掃き出し窓わきに自作した道具棚
「外で作業をしたり遊んだりする際、物置まで道具を取りに行くのが面倒」なので、掃き出し窓のわきに道具棚を自作
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間取り&部屋主プロフィール

Floor plan
Fine Playさん宅の間取り図

① ウッドデッキは広々と使えるように、標準仕様より1mほど拡張。友人たちを招いてBBQパーティなども行えます。

② もともとガレージだった部分は、物置スペースと土間に構造変更

③ 薪ストーブ。これだけで冬は十分に暖かいそうです

④ ワクワクする「秘密基地感」がこの家の特徴。屋内に雲梯やブランコを設置しました。

⑤ 収納が少なかったため、家族の衣服や鞄をかけられる見せる収納を自作

⑥ ウッドデッキや庭で使う道具は物置ではなく、アクセスのよい場所にまとめて収納

⑦ 2階は子どもたちの成長に合わせ、間取りを変える予定です

Profile
部屋主プロフィール
Fine Playさんご家族の集合写真
Fine Playさん[神奈川県愛甲郡]
年代・職業:40代/会社員
住居区分:持ち家 居住年数:13年
同居人:妻、長男、娘2人
子どものころは「何もない」と思っていた故郷のよさに子育てしながら気付かされる日々です。3人の子どもたちとの、飾らない楽しく愉快な暮らしはInstagram(@fineplayer)で発信中。
2026.AUTUMN
編集長
久保良子
エディター
清水彩純、吉川綾乃
コントリビューティング・エディター
木下のぞみ、安楽美樹(ブレインカフェ)
上野郁美(エフェクト)
アートディレクター
深田さおり(KLEUREN)
制作・コーディング
東良昭、横田明昇(ヒストリアル)
編集協力
新田周平(LIFULL)
発行人
井上秀嗣
発行元
株式会社ブランジスタメディア
東京都渋谷区桜丘町20番4号 ネクシィーズスクエアビル