お部屋にアートを感じるものは置いていますか？

照明は、アメリカの彫刻家でインテリアデザイナーでもある、イサム・ノグチがデザインしたものを使っています。提灯をイメージして和紙を使ったもので、特徴的な形をしたスタンド型の照明です。

どんなふうに出会ったのですか？

購入する数年前から、いろいろなところで目にするようになって、気になっていたんです。お部屋の雰囲気を変えたいと思ったときに、その照明と、檜の丸太のスツールを置いて和の空間ぽくしました。

インテリアに興味があるんですね。

詳しいわけではありませんが、好きでいろいろ見ています。友人の家に行ったときも素敵だなと思ったものは「これどこで買ったの？」と聞くんです。そうやって憧れのものを少しずつ買い足しながら部屋をつくっています。

ご自身のYouTubeチャンネルでは、ソファを購入するシーンがありました。

ひとり暮らしを始めて10年近く経つので、長く使える家具、消耗しやすい家具というのがわかってきたんです。ソファは長く使えるので、せっかくならお気に入りのものをと思って、2年くらい悩んで、リーン・ロゼのロゼトーゴにしました。柔らかい雰囲気でイサム・ノグチの照明とも相性がよさそうだというのもあって。

お部屋にお気に入りのものがあると、気分も変わりますか？

家にいるのが好きなので、単純に目で見てもかわいいものがそばにあると、気持ちがいいですよね。幸福度が高くなります。

選ぶときは、自分の直感を大事にしていますか？

ピンときたものを買うこともあるんですけど、家に持って帰ると、派手すぎたりして案外日常に溶け込まないこともあります。だから、最近はピンときても、これは本当に使うかな、と考えながら買っています。買うまでは結構悩むんですけど、腹が決まればすぐ行動に移します。

インテリア選びの参考にしているものを教えてください。

人のお家を参考にすることが多いです。インテリアだけでなく、空間の温度感とか。インスタもよくチェックしています。

じっくり時間をかけて空間をつくっているんですね。

ひとり暮らししたての頃はとりあえず必要なものを揃えるという感じだったんですけど、居心地のいい空間を自分でじっくりつくっていくようになって、家にいる感覚も変わりました。やっぱり癒されますよね。だけどまだ寝室は途中なんです。一番ゆっくりしたい場所なので、早くなんとかしたいですね。

暮らしをすごく大切にされていることが伝わってきます。

自分でご飯をつくって、お風呂に入って、寝て、というひとつひとつのことがすべて繋がっているような気がするんです。自分の好きな空間で生活していると健やかに過ごせて、仕事にも整った状態でいけるかなと思っています。