February
2025
Vol.60

石川県・小松市の魅力を、瀬沼さんご夫婦に聞きました

瀬沼さんファミリー

KOMATSU 石川県小松市/瀬沼大さん・怜央さん

小松市は全てがちょうどいいホッとする場所です
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こども園からの帰り道

新潟県出身の大さんと、小松市出身の怜央さん夫妻。大学進学を機に石川県野々市市に移り住んだ大さんは、就職を機に小松市に転居、後の妻となる怜央さんと出会います。4年前に長女が生まれ、新居を探していた時、二人は小松市が持つ「ちょうどよさ」に気づかされたといいます。4歳と1歳の二人の子どもを育む中で、小松市の魅力を再認識したそう。一体、小松市の「ちょうどよさ」とは何なのでしょうか? 二人の言葉を通して、その魅力を探求してみましょう。

photo:Miyuki Yamada、text:Emi Yamamoto

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about KOMATSU 小松市は、子育てがしやすい「ちょうどよさ」が魅力 暮らしやすく生活環境が充実した街

お旅まつり 曳山子供歌舞伎
お旅まつり 曳山子供歌舞伎

石川県小松市

石川県西南部に位置する小松市。古くから「ものづくりのまち」として知られ、重工業が発展し、特に建設機械メーカーのコマツの本拠地であり、安定した経済基盤も魅力の一つです。また、小松市は歌舞伎のまちとしても知られます。毎年5月にはお旅まつりが開催され、子供歌舞伎など地域の伝統文化を継承するイベントを肌で体感することができます。

子どもの誕生をきっかけに購入した新居にて
子どもの誕生をきっかけに購入した新居にて

なぜ、小松市に移住したのですか?

新潟県魚沼市出身の瀬沼大さんは、大学進学を機に石川県野々市市へ。就職を機に、小松市へと住まいを移し、そこで怜央さんと出会いました。「正直、金沢市の方が便利だと思っていました。でも、小松市に住んでみると、商業施設や子ども向けの施設が充実していて、首都圏へのアクセスも便利なんです。こんなによい場所だとは思いませんでした」と大さん。

小松市が地元の怜央さんも、「子どもの頃よりも、街がもっと便利になったと感じます。ショッピングモールや子どもの遊び場が増えて、子育てしやすいと感じました。小松市を離れたくないなと思って、市内で家を探すことにしたんです」。そんな二人が出会ったのが、いまの家となるモデルハウスでした。一目見て気に入り、住むことを決めたそうです。

子どもたちが通う保育園も私が通っていた園なんです
この家の決め手はインナーガレージがあることでした
私の移住ストーリー
写真提供:瀬沼さん

小松市に暮らす人たちの印象や街の印象は?

2020年、長女が一歳を迎えた頃、念願の新居に引っ越した瀬沼さんご夫妻。子育てをする中で、子どもと遊べる施設の多さは嬉しかったそう。「ボーネルンドのあるカブッキーランドや航空プラザなど、公共施設が多く、子どもと遊ぶ場所が豊富ですね」と大さん。怜央さんも「公園や遊び場の整備が進み、昔に比べて子育てしやすい環境が整っていると感じます」と話します。「賃貸や実家から戸建てに引っ越したことで、近所付き合いが増えました。先日は地域の方とハロウィンイベントを開催するなど、コミュニティの密度が高いですね」。小松市は、自然豊かな環境だけでなく、子育て支援も充実しており、瀬沼さんご夫妻のように、子育て中の家族が安心して暮らせる街です。

私の移住ストーリー
写真提供:瀬沼さん

暮らす前のイメージと、実際に住んでみたギャップはありますか?

雪国育ちの大さんにとって、小松市の積雪量はいい意味でギャップがあったと話します。「魚沼市は豪雪地帯なので、逆に雪の少ないところに来た感じですね。小松で暮らして困ったことというと、初めは方言がわからなかったくらいかな。少し慣れるのに時間がかかりましたけど、いまは大丈夫です」。

また、移住となると、心配されるのが地域コミュニティに溶け込めるのかということ。「小松市は地元の方が多く住んでいますが、移住者に対する壁は全く感じませんでした。むしろ、地域の人たちはとてもあたたかくて、すぐに溶け込むことができました」と、大さんは笑顔で話します。怜央さんは、「子どもたちが通っているこども園で、私が小さい頃に教えてもらった先生がまだ働いていて、再会した時は本当に嬉しかったですね」と話します。

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about WORK 趣味の延長からはじまった絵本作家の道 本業と副業、二足のわらじで輝くバランスの秘訣

私の移住ストーリー
お子さんは大さんの絵本が大好き

大さんは、会社員かつ絵本作家と伺っています。2つの仕事のバランスはどのようにとっていますか?

普段は会社員として働く傍ら、絵本作家としても活躍する大さん。イラストは全く未経験だったにもかかわらず、NFT(※)との出会いが、新たな世界への扉を開きました。「絵本づくりを通じて多くの方と繋がることができ、自分の想いを伝えることに大きな可能性を感じています。もっと多くの人に、私の作品が届くといいなと思っています」。大さんが生み出したキャラクターは、子どもたちにも大人気で、よく絵本を一緒に読んでいるそう。「本業と絵本作家。どちらも私にとって大切な仕事です」と語る大さんの言葉には、作品への熱い想いが詰まっています。

一方、怜央さんも会社員として働く傍ら、2024年度の小松の観光大使「こまつ姫御前」にも選出され、仕事とこまつ姫御前の活動に勤しんでいます。「やらなくちゃと気負うのではなく、楽しみながらやるのがちょうどいいですね」(怜央さん)。
※NFT:偽造不可の鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ

「棚に置かれた大さんの絵本。雪男のイエティがモデルになっているそう」 小松が持つあたたかさで、感性が磨かれている気がします。毎日が絵本づくりにいきています
「壁には大さんが描いたキャラクターたちが」
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about FAMILY 子どもたちと一緒に「できること」を増やしていきたい 家族で過ごす時間は「特別」じゃなくても充実しています

私の移住ストーリー
おうち遊びも家族みんなで

ご家族での休日の過ごし方は?

休日は、家族と一緒に家で過ごすことが多いと話す怜央さん。「上の子は、近所に同年代の友達がたくさんいるので『友達をお家に呼びたい』『一緒にお家で遊びたい』とよく言います。新しい環境になってからそういう発言が増えましたね」。大さんは、これから子どもたちができることがどんどん増えていくので、楽しみだと話します。「うちの子たちは絵を描くのが好きで、陶芸などの体験型のものにも興味がありそうです。小松市には、さまざまな習い事や体験ができる場所がたくさんあるので、子どもたちには自分で好きなことを見つけてほしいですね」(大さん)。

ご家族でよく行くスポットはありますか?

小松市が大好きという怜央さんに、ご家族でよく行くスポットについて教えていただきました。「家族でよく行くのは『安宅ビューテラス』ですね。子どもがキッズバイクに乗って遊べる広場があって、カフェもあります。お土産も売ってますし、大きなアートオブジェなんかもあって、子どもと一緒に楽しめる場所です」。一方、大さんは「1歳の息子も安心して遊べるボーネルンドの玩具がある『カブッキーランド』もおすすめです。遊具がたくさんあって、いつも賑わっています。また、小松空港にある『航空プラザ』も、本物の飛行機を見ることができるので、男の子にはたまらない場所だと思います」と話してくれました。

家族で行きたい小松市のスポット

カブッキーランド

カブッキーランド

小松駅近くのこまつアズスクエア内にある「カブッキーランド」。ボーネルンドがプロデュースした「すくすくひろば」では、大型遊具で思いっきり体を動かせる『どきどきゾーン』と、知育玩具などでとことん遊べる『わくわくゾーン』、赤ちゃんが安心して遊べる『にこにこゾーン』の3つのゾーンなど、年齢に応じたさまざまな遊具で安全に遊ぶことができます。ABCクッキングスタジオがプロデュースする、子ども専用の料理体験施設「クッキングスタジオ」では、季節に合わせたクッキングなど、食育体験ができます。

石川県立航空プラザ
©こまつ観光物産ネットワーク

石川県立航空プラザ

小松空港のすぐ近くにある「石川県立航空プラザ」は、日本海側唯一の航空機博物館です。実際に飛行していたさまざまな種類の飛行機が展示されており、航空ファンならずとも楽しめること間違いなし。人気のYS-11フライトシミュレーターは、まるで自分がパイロットになったかのような体験ができます。また、1階には「ぶ~んぶんワールド」という屋内遊具広場もあり、子どもたちも楽しめます。

『安宅の関』こまつ勧進帳の里
©こまつ観光物産ネットワーク

『安宅の関』こまつ勧進帳の里

小松市の海岸線に位置する「『安宅の関』こまつ勧進帳の里」は、雄大な日本海を眺めることができる絶景スポット。「歌舞伎十八番 勧進帳」で有名な安宅関跡を中心とした、松林に囲まれている静かな海辺の歴史公園の中にあります。「ATAKA CAFE」では、地元の新鮮な食材を使った創作料理や飲み物を味わうことができます。とくに、海の幸を使ったメニューは絶品。周辺には安宅住吉神社もあり、散策を楽しむこともできます。

「小松にこんなスポットがほしい」というご希望はありますか?

「小松市は本当に住みやすい街ですが、一つだけ要望があるとすれば、子ども向けの体験型イベントがもっと増えてくれるとうれしいですね。習い事などはすぐに定員が埋まってしまうので、もっと気軽に楽しめるイベントがあれば、子どもたちももっと喜ぶと思います」と大さんは話します。怜央さんは、「うちの兄は小松が大好きで、ここを離れたがらないんです。友達もたくさんいるし、毎日楽しそうに過ごしています」。小松市は、自然豊かで、子育て支援も充実しており、子どもたちがのびのびと育つことができる環境が整っています。これからも子どもも大人も笑顔で過ごせるような、魅力溢れる街として発展していくことでしょう。

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瀬沼 大さん・怜央さん
PROFILE

瀬沼 大さん・怜央さん

大さん:新潟県魚沼市出身。大学進学を機に石川県野々市市へ。就職を機に小松市へ転居。のちに怜央さんと結婚し、小松市に居を構える。現在は会社員として働きながら、絵本作家としても活動中。/怜央さん:石川県小松市出身。会社員兼、2024年「こまつ姫御前」に選出され、小松市の観光親善大使として活動している。長女、長男の4人家族。
\大さんの絵本/「ラッフィとフラン パパのおしごと」はこちらをチェック
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