また、家で自分の好きなことに没頭する時間も増えています。
そんな暮らし方の変化に合わせて「ホームオフィス」の導入を考えている人もいるのでは?
今回はカリモク家具の東工さんに、ホームオフィス家具の選び方をうかがいました。
コロナ禍に入ったばかりの頃は、まだリモートワーク環境が整わず、ダイニングテーブルにパソコンを置いて長時間仕事をすることも。その結果、お尻や腰が痛くなることもありました。「そのため当時は、急に “自宅で使える仕事用チェア”の需要が増加しました」と、カリモク家具お台場ショールームの館長・東さんは振り返ります。
コロナ禍が落ちついた現在では“新しい働き方”であるリモートワークがある程度定着し、「生活空間の中に自分のスペースを確保する“ホームオフィス”づくりを考え、デスク&チェ アを導入する方」が増えているのだそうです。
決して広くはない自宅にホームオフィス家具を取り入れるには、「サイズ優先ではなく、そこでどのような機材や道具を使い、どのような作業をしたいのか? ということを考えることが重要です」と東さん。
「例えば当社のデスクは同じデザインでもサイズのバリエーションがあり、奥行きも60cm・45cmの2種類を用意しています。しかし、ご自宅が狭いという理由だけで45cmを選択すると失敗する場合も。大型モニターや多くの紙の資料が必要で、作業空間が確保できず乱雑になったり、ラックを追加して結局手狭になったり、使い勝手が悪くなってしまうこともあり得るのです」
また、チェア選びも大事です。短時間ならダイニングチェアなどを流用しても構いませんが、「長時間座る場合は、昇降機能があったり、ちょっともたれてリラックスできたりする、座り心地よく設計された椅子をおすすめします」
そしてリビングや寝室にホームオフィスをつくるならば、デザインや色・質感も気にしたいもの。「機能的だからといって、そこだけ事務所のような家具では合いません。住まいの快適さを損なわないためには、既にあるインテリアとの調和も必要です」
リモートワークではWeb会議への参加や、家族がいる中で集中しなければならないこともあるため、レイアウトを工夫して生活空間と区切りをつけるのもよいそうです。
「スペースがないならば、家族との共用という手段もありますし、うまくレイアウトして“秘密基地”のように区切ったり、使い勝手をよくしたりすることも可能ですので、プロにご相談ください」
この春、自宅に自分だけの空間をつくって、新しい暮らしのスタイルを模索してみるのもよいのではないでしょうか。
お台場ショールーム
カリモク家具株式会社 お台場ショールーム
平日 11:00~18:00 土・日・祝日 10:00~18:00[水曜日休館(祝日は営業)]
本社:愛知県知多郡東浦町大字藤江字皆栄町108
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