
長期休暇を沖縄で過ごすことが多いという香椎由宇さん。
のんびりと沖縄の日常を満喫する様子は、プチ移住のようです。
沖縄の魅力は、海と、のんびりと流れる時間と、
人との適度な距離感と答えてくれた香椎さんに、沖縄での楽しみ方をお聞きしました。
動画では、もう一つの移住したい場所として、
以前住んでいたシンガポールについてお話ししてくれています。
photo:Madoka Sano
styling:Renju Osono
hair&make:Go Kohamada
room styling:Naoko Murakami
text:Aiko Imaizumi

東京の暮らしを
そのまま持ち込んでいます


※表示価格はすべて、税込み表示となります。
沖縄ではどんなふうに過ごしていますか?
基本的には、東京にいるときと変わらないんです。キッチンがついたところに長いときは1か月くらい滞在して、日常の暮らしをそのまま沖縄に持ち込んでいます。だけど同じ24時間でも東京より長く感じるんですよね。だから丁寧に過ごせる気がします。
1日の流れを教えてください。
午前中は、海に行くことが多いです。午後は家でのんびりして、夜はそのまま家でご飯をつくって食べます。
心や身体に変化はありますか?
デトックスできる感覚があります。身体が引き締まるんです。沖縄から東京に帰ると「顔色がいいね」と言われることもあって、きっといつも以上に健康的な暮らしができているんだと思います。東京では何かに追われているような感覚がありますが、沖縄では気持ちに余裕があるので、心のデトックスもできます。スマホのチェックも怠りがちになるので、自然とデジタル・デトックスもできているかもしれませんね。


沖縄の郷土料理を
さらに楽しみたい

※表示価格はすべて、税込み表示となります。
国内で移住するとしたら、やはり沖縄ですか?
寒いところより暑いところが好きですし、森より海が好きなので沖縄がいいですね。人にも街にもゆとりがあるので、のんびりできます。地元の人との距離感も私にとってはちょうどいいんです。すごく親切に声をかけてくれるときもあれば、いい具合に距離を置いてくれるときもあります。
沖縄に移住したら、やってみたいことはありますか?
海を眺めながらのんびりと暮らしたいです。沖縄には独自の文化があって料理もその一つ。イカ墨そうめんチャンプルやイカ墨汁をよく食べています。郷土料理をさらに楽しみたいですね。

暮らしのなかで大切にしていることを教えてください。
挨拶を大切にしています。子どもの頃、親からも教わりましたし、仕事を始めた14歳のときも「きちんと挨拶しなさい」と教わって、自分が親になってからは子どもたちにそう伝えています。エレベーターを開けておいてくれる人には「ありがとうございます」と言うようにしています。基本は「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」ですね。
挨拶にはどんな効果がありますか?
効果を意識したことはないんです。でも短いフレーズでその人の気持ちがダイレクトに伝わりますから、挨拶をすることで人柄が現れると思います。子どもたちの「おはよう」からは体調や気分が伝わってきます。

※表示価格はすべて、税込み表示となります。
暮らしのなかで心がけていることはありますか?
ものを減らそうと頑張っています。使っていないものがたくさんあって、自分でも把握しきれていないんです。ものが減れば、掃除の手間も省けますし時間を有効に使えます。私はもともと広い家に住みたいと思っていないんです。掃除がそれほど得意ではないので、ほどほどの広さがあれば十分です。
いい意味でこだわりがないのですね。
もともと「こうでないと」というものがないんです。都会でも地方でも海外でも「住めば都」と思うタイプ。むしろ拠点を定めない移動生活に憧れます。

