

「小さな頃、父に連れられてよくキャンプへ出かけていました」というsuguruさん。その影響ですっかりアウトドア好きになり、キャンプ以外にもカヌーやサーフィン、スノーボードなど、幅広くアウトドア・スポーツに親しむようになったそうです。
結婚して将来のことを考えるようになると、suguruさんは祖父の畑だった北埼玉の土地を譲り受け、家を建てることに。その際、妻のKさんと話して決めたのは「年をとっても住める平屋で、モダンでありながらアウトドアを感じさせるデザイン」である、ということ。そして、子育てのため遠出する機会が減っていたことから、「家でもアウトドアの気分を楽しもう!」と、屋外にもひと工夫。「いつでもキャンプができる家」が完成しました。
「お家でアウトドア」を実現するため、屋外空間にはテントやタープを張ることができる広々とした芝生の庭、水遊びやBBQで汚しても掃除がしやすく耐久性のあるタイルデッキを設置。「家の中にアウトドアギアを持ち込まない」というKさんとの約束を守るため、ギアを格納するガレージもつくることに。実は、以前のアパート暮らしの時からsuguruさんのギアは増え続け、家の収納を圧迫していたのです。「最初は古くなった父の道具をそのまま使っていましたが、初めてダッチオーブンを買ってその性能に感激したことから、ギアに魅せられてしまって。いいなと思ったものを揃えていくうちに、いつの間にか増えていました」
suguruさんはガレージの内側にOSB板(木のチップを重ねて圧縮した木質ボード)を取り付け、棚やデスクを自作し、しまい込んでいたお気に入りのギアを並べて収納。ベンチに腰を下ろして漫画を読んだり、コーヒーを淹れたり、休日の空き時間や早朝ランの後にくつろいだり。自分の部屋として1人チル時間を過ごしています。
また、家族一緒におやつを食べたり、収納してあるギアをワゴンに積んで庭に持ち出し、親戚や友人と焚き火やキャンプ飯を楽しんだりすることも。夏は暑さが心配ですが、「内側に断熱材を貼ったので遮熱効果があり、特注で設けた窓からは風が通り抜けるので、“扇風機と気合い”だけで夏でも意外と快適です」
自宅でキャンプ気分を味わうコツは「庭でご飯を食べたり、普段の食器をキャンプ用に変えたりするだけでも気分は変わります。せっかく持っているキャンプギアを使えばいいと思いますよ」とのこと。遠くまでは行けなくても、suguruさんの「家で楽しもう!」という気持ちが、普通の日々をキャンプな毎日に変えるようです。




① リビング・ダイニングからそのまま出られるデッキは、キャンプ使いや耐久性を考えて木ではなくタイルを選択
② テントやタープを張れるフリースペースとした芝生の庭。残土を盛って築山をつくり、自然な雰囲気に仕上げました。植栽を増やし林のようにする予定です
③ ガレージはアウトドアギア満載のsuguruさんの秘密基地
④ 道路との境には牧場のような低い柵を自作。開放感があり、ご近所の方が柵越しに声をかけてくれることも
⑤ 玄関脇には大容量収納のシュークローゼット
⑥ ダウンフロアーのリビングでは、段差に腰掛けてくつろげます
⑦ お子さんの連絡事項や家族の予定などは、表から見えないキッチン壁の裏側に

年代・職業:30代/自営業
住居区分:持ち家 居住年数:6年
同居人:妻、こども2人

Fine Playさん・Mさんご夫妻は、結婚した当初は住宅展示場へ行っても「素敵だね」くらいにしか思わず、本気で家を建てようとは考えていませんでした。しかし、Mさんが偶然見つけた個性的な木の家を展開するメーカーに惹かれ、モデルハウスを見学することに。すると「この家に住みたい!」という強い気持ちが湧きあがり、「勢い」で建築を決めました。
お2人の家づくりのポイントは「楽しく住みたい、子どもの頃の憧れを実現して秘密の隠れ家のような家にしたい」という2点。そのために標準仕様の一部を土間に変更したり、土間部分に雲梯(うんてい)やブランコをつけたり、幅広のウッドデッキを設置したり。丹沢に近い緑あふれるまちにある実家の庭に「遊び心のある我が家」を建て、今は一家5人で暮らしています。
この家のお気に入りは? とうかがうと、「無垢の木の床、冷たくて気持ちのよい土間、薪ストーブ」との答えが。そしてもうひとつ、忘れてはならないのが「屋外空間」です。Fine Playさんは「屋外もプライベートな空間にしたい」と考え、道路からは見えない位置にウッドデッキと庭をつくりました。リビングからウッドデッキはバリアフリー、そこから庭までがひと続きになるよう設計されており、3人の子どもたちも自由に駆け回っています。庭には最初は芝生くらいしかありませんでしたが、Mさんがガーデニングをはじめ、次第に植物の数が増えていきました。西洋紫陽花・アナベルの真っ白な花が庭中によい香りを漂わせ、風にそよぐ常緑ヤマボウシやヒメシャラの木はちょうどよい目隠しに。さらに木々が育てば、真夏の強い日差しをさえぎってくれることでしょう。
「気候のよい時期にはデッキや庭にテーブルを出して食事をしたり、トランポリンで遊んだり、ハンモックを吊って家族でゴロゴロしたり。汚れても気になりませんし、隣近所に気を使わなくてもよいのでDIY作業場としても使用しています。暑さが厳しい夏には、プールを出して水遊び。日が落ちて涼しくなると、子どもたちの鬼ごっこが始まります」
現在は夫婦それぞれのプライベートな空間がないため、庭に「お裁縫したり、絵を描いたりできるアトリエのような場所が欲しいな」とMさん。「実は子どもの頃から魔女が好き。今の時点では庭は子どもたちの遊び場になっていますが、将来はハーブも植えて“魔女の薬草の家”のようにするのが夢」なのだそうです。これからさらに手が加わり、「ハーブや薬草・可憐な野の花が咲き乱れるイングリッシュガーデンで、夫婦が思い思いの時間を過ごす」庭が完成する日が楽しみです。




① ウッドデッキは広々と使えるように、標準仕様より1mほど拡張。友人たちを招いてBBQパーティなども行えます。
② もともとガレージだった部分は、物置スペースと土間に構造変更
③ 薪ストーブ。これだけで冬は十分に暖かいそうです
④ ワクワクする「秘密基地感」がこの家の特徴。屋内に雲梯やブランコを設置しました。
⑤ 収納が少なかったため、家族の衣服や鞄をかけられる見せる収納を自作
⑥ ウッドデッキや庭で使う道具は物置ではなく、アクセスのよい場所にまとめて収納
⑦ 2階は子どもたちの成長に合わせ、間取りを変える予定です

年代・職業:40代/会社員
住居区分:持ち家 居住年数:13年
同居人:妻、長男、娘2人






