LIFULL HOME'S

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めざすのは猫と人との幸せ空間。
我が家は、猫ファースト
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Photo: Daisuke Yamada text: Nahoko Sakai
暮らしの実例で見る幸せに暮らす3つの部屋
陽の光と地の食材を取り入れて明るく楽しくゆるりと暮らす
陽の光と地の食材を取り入れて明るく楽しくゆるりと暮らす

「自宅を新築するときに“陽のあたる家”を目指しました」と言う小川さん。1階からロフトまでは吹き抜けに、家の中心となる2階リビング・ダイニングには3方向に窓を設けたことで、家の中にはいつも明るい光が。目覚めとともに太陽の光を浴び、1杯の白湯を飲む……そこから小川さんの1日が始まります。

カーテンもブラインドもないリビング。窓から差し込む明るい陽光から、1日の元気をもらいます。

夫の真さんは鎌倉・小町通りのリストランテのオーナー・シェフで、食と健康にはこだわりが。小川さんもなるべく添加物が少ない食材や無農薬野菜を選んでいるそう。隣の畑の無人販売所で買ったり青森の実家から送ってもらったりした野菜をピクルスやサラダに、庭で育てるレモンやハーブを調味料に、近所の豆腐屋さんの豆乳をスムージーにといったように、安心な地の食材をふんだんに取り入れています。そして、お隣に住む真さんのご両親も交えバルコニーで食事をしたり、庭のピザ窯でピザを焼いたりして「なるべくみんなでご飯を食べること」も元気な暮らしの秘訣。「“健康”もあまり気にしすぎると視野が狭くなります。ちょっとこだわりつつ、うまくバランスをとって、明るく楽しくゆるりと考えて」というのが小川さんの暮らし方です。

天気のよい日は家族揃ってバルコニーで食事。バーベキューをすることもあり、コロナ禍でも外食気分でストレス発散できるそうです。

天気のよい日は家族揃ってバルコニーで食事。バーベキューをすることもあり、コロナ禍でも外食気分でストレス発散できるそうです。

真さんが欲しかったピザ窯。ピザの他にもカキやサツマイモを焼いたりパエリアを作ったり。多い時では2週に1度くらいは使います。

真さんが欲しかったピザ窯。ピザの他にもカキやサツマイモを焼いたりパエリアを作ったり。多い時では2週に1度くらいは使います。
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庭で育てているハーブは20種類ほど。小さな瓶に挿してキッチンに並べておけば、ほしいときにすぐに使えます。 庭で育てているハーブは20種類ほど。小さな瓶に挿してキッチンに並べておけば、ほしいときにすぐに使えます。
光が差し込む明るいロフトでは子どもたちが勉強したり、大人が作業をしたり。窓から見える富士山が小川さんのお気に入り。 光が差し込む明るいロフトでは子どもたちが勉強したり、大人が作業をしたり。窓から見える富士山が小川さんのお気に入り。
家の中はすっきりとして余計なものは置きませんが、ところどころに「可愛い」と思えるグリーンや小さな木の動物のオブジェを。 家の中はすっきりとして余計なものは置きませんが、ところどころに「可愛い」と思えるグリーンや小さな木の動物のオブジェを。
バルコニーでもハーブや花を育てています。小さな芽が出て育ってくると、まるで子どものように可愛く思えるのだとか。 バルコニーでもハーブや花を育てています。小さな芽が出て育ってくると、まるで子どものように可愛く思えるのだとか。
家の周囲ではハーブの他にも、オリーブやレモンの木、様々な種類の紫陽花、季節の草花などが目を楽しませてくれます。 家の周囲ではハーブの他にも、オリーブやレモンの木、様々な種類の紫陽花、季節の草花などが目を楽しませてくれます。
間取り&部屋主プロフィール
間取り
  • ワインセラーに並ぶのは、真さん秘蔵のワイン・コレクション。
  • 真さんのお父様が作ったテレビ台。
  • 壁は“呼吸する”と言われ調湿効果のある漆喰。プロジェクターで壁に映画を映すことも。
  • 広めに造ったバルコニーにはハンモックも設置しました。
部屋主プロフィール
間取り&部屋主プロフィール
小川さん[神奈川県茅ヶ崎市] 40歳代(派遣会社員) 住居区分:持ち家/注文住宅 居住年数:2年 同居人:夫、子ども3人

真さんが2007年より鎌倉・小町通りで営むリストランテ ラ・ルーチェでは、地元の魚介類や鎌倉野菜を使ったイタリアンを味わえます。

食と部屋を整えれば心身も整う湿度を気にかけて健やかな家に
食と部屋を整えれば心身も整う湿度を気にかけて健やかな家に

「家の中が整っていないと、頭の中もぐちゃぐちゃになりイライラする。でも仕事をしていると片付ける暇がない。そんな状態をなんとかしたい!」とLocoさんは整理収納アドバイザーの資格を取りました。そして、頭が整理され色々なことをゆっくり考えられるようになると、「食生活と部屋を整えると心身も整ってくる」ことに気づいたそうです。

パッと手に取りたいのでモノをしまい込むのは好きじゃない。とは言え見た目が整わないのも嫌。

健康な暮らしのためにLocoさんが特に気にかけるのは“湿気”。「湿った空気とホコリでカビが発生するので、湿度計をチェックして湿度60%以上になると窓を開けて換気をしたり、除湿機やサーキュレーターを使ったりしています」。逆に乾燥しすぎも体にはよくないため、季節に関係なく55%くらいのベストな湿度を保つよう心がけているそう。 また、ホコリ対策には掃除が大切ですが「暮らしていれば部屋が散らかり掃除も面倒になるもの。モノの居場所を決めてカゴなどに収めれば掃除しやすいですよ」とのこと。 「忙しい日々の暮らしの中で、全てをきちんとするのは大変。完璧を目指すと続かないので、“できるときに、できることを”くらいの気持ちでいることが、家をいつも健やかな状態に保つコツ」なのだそうです。

いつも見ていたい、大好きなカップが入ったケースの上にさりげなく湿度計が。必ず目にする場所にあれば、常にチェックできます。

いつも見ていたい、大好きなカップが入ったケースの上にさりげなく湿度計が。必ず目にする場所にあれば、常にチェックできます。

24時間換気システムは古いデザインで部屋のテイストと合わないため、100円ショップのワイヤーカゴと有孔ボードで目隠ししました。

24時間換気システムは古いデザインで部屋のテイストと合わないため、100円ショップのワイヤーカゴと有孔ボードで目隠ししました。
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冬場のエアコンは乾燥しすぎて肌や喉を痛めることもあるため、じんわり温まり空気を乾燥させないオイルヒーターを愛用。 冬場のエアコンは乾燥しすぎて肌や喉を痛めることもあるため、じんわり温まり空気を乾燥させないオイルヒーターを愛用。
しまい込まなくても、仕分けしてカゴやボックスに入れるだけで見た目がすっきり。面倒な掃除もしやすくなります。 しまい込まなくても、仕分けしてカゴやボックスに入れるだけで見た目がすっきり。面倒な掃除もしやすくなります。
汚れをサッと拭けるように、ぶらさげたカゴの中にはロールペーパー。食器類は湿気が残らないように完全に乾かして。 汚れをサッと拭けるように、ぶらさげたカゴの中にはロールペーパー。食器類は湿気が残らないように完全に乾かして。
プラスチック製の収納ケースは見えないところで活用し、見えるところにはナチュラルテイストのカゴなどを使います。 プラスチック製の収納ケースは見えないところで活用し、見えるところにはナチュラルテイストのカゴなどを使います。
窓の下の通気口は、風を通すレース生地で隠しました。キッチンタオルはすぐ使えるよう、お手製ハンガーにぶらさげて。 窓の下の通気口は、風を通すレース生地で隠しました。キッチンタオルはすぐ使えるよう、お手製ハンガーにぶらさげて。
間取り&部屋主プロフィール
間取り
  • つい目がいく、好きなものばかり集めたコーナー。ここに湿度計も置いてあります。
  • 世話の手間がないフェイクグリーンで潤い感をプラス。
  • 北欧柄グッズで部屋にアクセントを。
  • キッチン用品もすぐに使えるよう、しまわずに収納。
部屋主プロフィール
間取り&部屋主プロフィール
Locoさん[埼玉県朝霞市] 50歳代(整理収納アドバイザー) 住居区分:持ち家 居住年数:15年 同居人:夫、息子2人

Blog「Loco*自分らしい暮らしを愉しむ整理収納」で、がんばりすぎない整え方を発信。近隣市への整理収納訪問サービスも実施。

サウナ&バスでストレス解消”意欲が湧き出す”自作の住まい
サウナ&バスでストレス解消”意欲が湧き出す”自作の住まい

実家のあるまちで家探しをしていたyokoさんとパートナーのEさん。敷地の広さと見晴らしのよさで気に入った築57年の“普通の平屋”を購入し、屋内・外構の全てをセルフリフォームすることに。建物は一旦スケルトンにし、図面もないまま2人で話し合い、仕事が終わった後や休日にコツコツと作業を進め、2年がかりで理想の住まいを作り上げました。

「家でもサウナに入れればいいね」とサウナ&バスルームも自作。最高のリラックス空間になりました。

リフォームで特に力を入れたのは、2人が大好きなサウナとお風呂。一番奥の和室6畳と押入れを改造し、テラス越しに山を望める明るいサウナ&バスルームにしました。「休日は昼間からサウナに入ってのんびりすることも。家にいる時間が増えました」とyokoさん。yokoさんの仕事はデスクワークだけではなく、外部の人との接触も多く緊張感の高い職種。また、勤務時間が長く、平日は自分の時間が取れません。「少しペースダウンして自分の時間を作りたいな、と考えていたところだったのです。この家にいるとストレスがなく心が健やかな状態でいられ、自分の好きなことをやりたくなってくる。“意欲が湧き出す家”ですね」。「もともと自然のもので色々作るのが好き」というyokoさん。今は山ブドウのカゴ作りや養蜂も始め、日々の暮らしを楽しんでいるそうです。

床はタイル張りで配管設備も整えてあり、大好きなサウナオイルを使ったフィンランド式の“ロウリュ”も自宅で満喫できます。

床はタイル張りで配管設備も整えてあり、大好きなサウナオイルを使ったフィンランド式の“ロウリュ”も自宅で満喫できます。

キッチン。右は粉を練るのに最適な御影石のカウンター、左はフリマサイトで購入したタンスに天板を乗せたカウンター。床も自分たちで張りました。

キッチン。右は粉を練るのに最適な御影石のカウンター、左はフリマサイトで購入したタンスに天板を乗せたカウンター。床も自分たちで張りました。
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比較的手のかかりにくい日本ミツバチを飼育し、ハチミツを採取。写真のもので8kgくらい取れるそうです。 比較的手のかかりにくい日本ミツバチを飼育し、ハチミツを採取。写真のもので8kgくらい取れるそうです。
見晴らしのよいテラスがyokoさんの作業場。カゴの材料となる山ぶどうの皮をなめしたり、ハツミツを絞ったり。 見晴らしのよいテラスがyokoさんの作業場。カゴの材料となる山ぶどうの皮をなめしたり、ハツミツを絞ったり。
寝室の梁の上には2人の共通の趣味であるサーフィンのボードを収納。天井張りは一番大変だったそうです。  寝室の梁の上には2人の共通の趣味であるサーフィンのボードを収納。天井張りは一番大変だったそうです。 
キッチンの横、もとは風呂場だったスペースをパントリーに。手作りリキュールや保存食などが整然と並びます。 キッチンの横、もとは風呂場だったスペースをパントリーに。手作りリキュールや保存食などが整然と並びます。
下段は裏山の柚子を使ったリキュール。そろそろ飲み頃になりました。家の周りでは山栗や筍も採取できるそう。 下段は裏山の柚子を使ったリキュール。そろそろ飲み頃になりました。家の周りでは山栗や筍も採取できるそう。
間取り&部屋主プロフィール
間取り
  • 中古の無垢の木のついたてを2つに切って、洗面台にしました。
  • ローテーブルと座椅子は、家具職人のyokoさんのお父さんの作。
  • 裸足で歩きたいので、床には削ったような質感のある材を。
  • 明るい居間には植物も。棚には多肉植物などの珍しい植物が並びます。
部屋主プロフィール
間取り&部屋主プロフィール
yokoさん[東京都あきる野市] 40歳代(会社員) 住居区分:持ち家 居住年数:3年 同居人:パートナー、ハスキー犬、日本ミツバチ

Instagram(@europa0208)やRoomClipで、セルフリフォームの様子や手作りの食・日々の暮らしなどを発信しています。