偶然見かけたビオトープに興味を持ち「見よう見まねで始めてみた」と言うあかだまちゃんは、植栽して1週間ほどで成長する水草の面白さに「すっかりはまった」そう。そしてエビやメダカを飼うようになり、ボトルアクアリウムを作り…引越しを機に、幅90㎝もの大きなアクアリウムを自力で立ち上げました。
「現在は“ネイチャーアクアリウム”と言って、水槽の中に生態系を作ることが世界的なトレンド。生物と植物が関わり合って生きる世界は素敵ですよ」とあかだまちゃん。とは言え、本格的なアクアリウムは機材・費用などの面でハードルが高い…という場合は、“水草のアクアリウム”から始めてみるのがおすすめだそう。「シリンダーやガラス花瓶に赤玉土・シュッとした水草・少しの水を入れただけでも、インテリアとしてきれい。自信がついたら水を増やしてメダカやエビを入れてみるといいですよ」。
そして「趣味と生活を無理に合わせようとすると、どちらもしんどくなります。私は成長の遅い水草を選び、魚の数を多くしないことで、自分のペースで管理できるようにしています」とのこと。長く楽しむには、無理をしないことも大切なのですね。
360度眺められるよう部屋の中央に90㎝の水槽を設置。大きな水槽は水質が安定するためトラブルが少なく、実は初心者に向いているそう。
水生植物の中には、水上に葉を出して育つものも。そういう種類を選んで水槽に入れて水を浅くすれば、観葉植物よりも管理は簡単。
- ①洋室とDKの仕切りの折戸をなくして1つの部屋に。中央には90㎝水槽。
- ②LDKには、大小5つのアクアリウムをインテリアになじむように設置。
- ③ビオトープ4鉢はバルコニーの一角に集め、流木でアクセントをつけて。
- ④水温が上がらないよう、メダカ飼育用コンテナは簾や日よけで囲います。
失敗も成功もみんなで共有!というスタンスでInstagram(@nakayamachiyomi)やYouTubeでビオトープ&アクアリウムの情報を発信。ビオトープのオンラインレッスンも実施。
「背の高い水草が風に揺れ、睡蓮が花開き、水草の間を魚が泳ぐ様子を眺めることが大好き」と言うようちんさん。10年ほど前に睡蓮鉢のビオトープにすっかり魅了され、水景のある暮らしが始まりました。今では屋外には陶器の睡蓮鉢から120ℓの角タライまで10個のビオトープが、室内には大小6つのアクアリウムが並びます。
これほど鉢や水槽が多くては、世話が大変では? と思いますが、「睡蓮は簡単には枯れません。メダカは強いので、水面に薄氷が張るくらいなら冬でも屋外で大丈夫。自然のサイクルが作られるビオトープは意外に手入れが楽なんです」とようちんさん。
屋内のアクアリウムは水草や魚の種類によっては管理が難しく、大掛かりな機材も必要になるため、簡単に育てられる種類を選んでいるそう。こちらは1週間に1度ほど、水替えやガラス面のコケ取りをしています。
「睡蓮鉢も水槽も掃除の後に新しい水を入れると、気泡ができてキラキラ輝きます。これが美しくて、見とれてしまいます」とのこと。
「もっと色々な種類の睡蓮を咲かせたい、大きな池風のビオトープも作ってみたい」と、ようちんさんの水景への夢はまだまだふくらんでいるそうです。
組合せ式のウッドデッキを後付けした時、1ブロックだけビオトープにしました。睡蓮や水草、流木の間をメダカが泳ぎ、小さな池のようです。
「これならたくさん睡蓮を入れられる」と購入した120ℓの大きなプラスチック製角タライ。DIYで木枠をつけたら、こんなに素敵に!
- ①ウッドデッキの一角をビオトープに。デッキ上にはお気に入りの睡蓮鉢。
- ②睡蓮やメダカは陽のあたる屋外で育てます。
- ③水槽や観葉植物は世話がしやすいようリビングに集約。キッチンカウンターやテーブルには小さめのボトルアクアリウムも。
- ④愛嬌ある大きなウーパールーパーのいる水槽。
睡蓮の花や風にそよぐ水草が素敵なビオトープの動画、緑あふれる室内の様子はInstagram(@rotusyochim)で。ビオトープのオンラインレッスンも実施しています。