ユーロモダンが印象的なお部屋にお住まいのYuiさんは、「実は最初から “海外風”を目指したわけではないんです」と笑います。ご自宅を新築した際に「映画で見たようなカラフルな部屋にしたいな」と考え、少しずつ手を加えていくうちに「自分はヨーロッパ圏のインテリアが好き」だと気づいたのだそうです。
以前はインテリアに興味がなく「どうしたらよいかわからなかった」と言うYuiさん。まずはWebで様々な海外の家を検索しました。そうしてフランスのデザイナーの部屋を見て「こういう配色もあるんだ!」と、リビングには黒、ダイニングには日本ではあまり見かけないビビッドなブルーの壁紙を配しました。
インテリアはドイツの家具&雑貨ブランドのチェアやアート、北欧のシェルフ、フランスの照明…と、国を限定せず取り入れています。それでも見た目がバラバラにならない理由を聞くと、「色のトーンを揃えると全体がまとまります。全く違う色味を取り入れたいときは小物をつかうなど、色の比率に気をつけて。そうすれば大きくずれることはないと思いますよ」と教えてくれました。YuiさんのMIXスタイルのコツは「統一感」にあるようです。
イギリスのヴィンテージから雑貨まで多彩なフラワーベース。ブルー・オレンジ・ピンクを中心に、“カラフル&クリア”で統一感を出して。
ドイツの家具&雑貨ブランドの鹿のオブジェに一目惚れ。一見ビビッドな色ですが、フランス風の黒い壁紙に合わせればモダンな雰囲気に。
- ①ビビッドなブルーの壁紙。黒いデスク&チェアを置いてパソコンスペースに。
- ②窓際の白いダイニングテーブルにはカラフルなフラワーベースを並べて。
- ③フランス風の黒い壁には、様々な国の「好きなもの」をディスプレイ。
- ④和室。襖を黒・床の間をサーモンピンクにしてモダンなイメージになりました。
Instagram(@blue_k715y)で海外のカラフルなインテリアのある暮らしを発信。
季節のイベントのディスプレイやテーブルセッティング、小物の詳細も見られます。
ここはモロッコの宮殿? と錯覚しそうなchieeさんのお住まい、実はごく普通の賃貸住宅なのです。最初はシンプルなホワイトインテリアでしたが「もともと可愛いものやカラフルなものが大好き。モロッカンテイストのカフェやSNSを参考に、こんな風にしたいな、と好きなものばかり集めたら自然にこうなりました」
「モロッカンはカラフルな色合い、色の組み合わせが魅力」と言うchieeさん。鮮やかな香水瓶やモスクのシルエットのデザイン、カラフルな染め花のドライフラワーを見かけると、つい惹かれてしまうそう。とは言え、決して広いお部屋ではないので「値段に関係なく、パッと見てこれ可愛い!と、ときめかないものは買いません」。
レイアウトも工夫して、洋服や生活感が出るものはテレビ台やベッド・テーブルの下などに隠して収納。照明の配線もできるだけ見えないように。世界観を壊さないようにしています。
「どうやったら可愛くなるか?を常に考えています。考えることが好きなんです」と言うchieeさんは「ちょっと淡い色合いもブルックリンもアンティークもシャビーも好き。将来は、部屋ごとにテイストの異なるカフェをつくるのが夢」なのだそうです。
天井には鮮やかなガラスのランプと染め花をぶら下げて。奥のピンク×ゴールドの部分は、マスキングテープを貼ったクローゼットの扉!
タイルが大好き。トルコランプの店の倉庫まで行って選びぬいたタイルとストーン&タッセルブレードで、ごく普通のテーブルを装飾。
- ①ピンクに塗ったテレビ台の上には、染め花のドライフラワーと香水瓶。
- ②壁にはモロッカンな剥がせる壁紙&ゴージャスなゴールドフレームを。
- ③キッチンまわりもモロッカンなタイルシールでデコレーション。
- ④存在感ある冷蔵庫も幅広のタイル柄マスキングテープを貼ってテイストを合わせて。
Instagram(@chiee_saku)では、自身のお部屋だけではなく、お気に入りのカフェやショップ、可愛いモロッカンインテリアのある場所なども紹介しています。