April
2023
Vol.49
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プロに聞く 楽に暮らしが整う収納家具&人気商品 Top3
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誰もがきれいな家でゆったり過ごしたいもの。
とはいえ、片付けや整理整頓ってなかなか大変ですよね。
そんな暮らしの悩みをオーダー家具で解決してくれるのが、収納ラボ。
銀座にあるショールームで 「頑張らなくても素敵になる収納」を体験してきました。

暮らし方に合ったオーダー収納家具で最初から“片付ける場所”が決まる

収納ラボ 銀座ショールーム店長の岩崎さんは、お客様とお話しする中で「どう片付けたらよいのか・どこに何を置けばよいのか・どう住んだらよいのかわからない、と悩む方が多い」ことを実感しているそうです。

このような事態が起こるのは“物を入れる場所を想定していない間取り”が原因の一つ。「一般的な住宅では“収納”と言っても、ただスペースがあるだけで、そこに何を入れるか生活動線の提案はありません。その結果、何でも入るから物を雑然と詰め込み、どんどん積み重なって外にまで溢れ、何をどうしたらよいのかわからなくなるのです」

その上LDKには、ティッシュ・家電・書類・ぐちゃぐちゃな配線……生活に必要だけれど、どう片付けたらよいかわからない雑然とした物が出しっぱなしに。

「これらの問題解決の根幹にあるのが、オーダーの収納家具。暮らし方や物の量が変化する中で、どこに何を入れるか考えるのはストレスです。しかし、片付ける場所が最初から決まっていれば悩むことはありません

収納家具はいきなり設置するのは失敗の元。まず物の量と優先順位を洗い出して。テレビボードならば、テレビ・ゲーム機・デッキは頻繁に使う、デスク機能でパソコンも使うがプリンターはあまり使わない、といったように、“置く物・使用頻度・優先順位”を決定します。次に、それぞれの物のサイズを計測すれば必要なスペースが判明。そこからその人の暮らし方に合った、使い勝手のよい家具の姿が見えてくるのです。

また岩崎さんは「人によっては見せる方が楽しく整理整頓できることもありますよ」と言います。生活感がある物は隠し、趣味のグッズ・大切な食器・子どもの描いた絵などを飾る。そうするとモチベーションが上がったり、家族の会話が増えたりするそうです。

収納の視点を変えることで、頑張らない片付けは可能です。自分で考えるのが大変ならば、私たちに相談してください。ご本人が気づかなかった部分まで踏み込んでご提案をいたします」

モダンな壁面に収納されているのは、出し入れ簡単なセミダブルベッド。その脇にはベッドでの読書を想定したオープンタイプの書架、パントリーとしても活躍する大容量の出し入れしやすいシェルフを内蔵。

モダンな壁面に収納されているのは、出し入れ簡単なセミダブルベッド。その脇にはベッドでの読書を想定したオープンタイプの書架、パントリーとしても活躍する大容量の出し入れしやすいシェルフを内蔵。

モダンな壁面に収納されているのは、出し入れ簡単なセミダブルベッド。その脇にはベッドでの読書を想定したオープンタイプの書架、パントリーとしても活躍する大容量の出し入れしやすいシェルフを内蔵。
一見すると普通の白い壁は、実は間仕切りになる大型シェルフ。壁をつくって部屋を仕切ると、元に戻したい時に工事が必要ですが、これなら仕切りたい時・広く使いたい時、自由に動かすことができます。
一見すると普通の白い壁は、実は間仕切りになる大型シェルフ。壁をつくって部屋を仕切ると、元に戻したい時に工事が必要ですが、これなら仕切りたい時・広く使いたい時、自由に動かすことができます。

一見すると普通の白い壁は、実は間仕切りになる大型シェルフ。壁をつくって部屋を仕切ると、元に戻したい時に工事が必要ですが、これなら仕切りたい時・広く使いたい時、自由に動かすことができます。

ショールーム店長に聞く 収納家具人気 Top3

収納ラボが提案する「アーキテリア(アーキテクチャー+インテリア=室内建築)」の代表作。目線の位置にはガラス棚を配し「抜け感」をつくることで圧迫感を軽減。ただ隠すので はなく、見せたい物・隠したい物のメリハリをつけたデザインとなっています。コード類は家具と壁の間に収納することで、すっきりさせました。

収納家具は全て1㎜単位でオーダーできるため、棚は収納したい物のサイズ・数に合わせた設計が可能。テレビはキッチンでの家事や、デスクでの作業をしながら視聴したいという要望に応え、角度を変えられるようになっています。オーディオ機器などは、テレビの下の引き出しに片付けます。

レンジやトースターなど横からアプローチするもの、炊飯器など上からアプローチするものなど使い勝手による並び順なども考慮。吊り戸棚は目の高さが出っ張っていると 邪魔な上に狭く感じるため、使う人の身長に合わせて調整します。

使い勝手が悪く収納グッズなども置きにくいコーナー部分は、横スライド扉や手前に引き出せる工夫がされた棚を設置することで有効活用。カウンターには引き出し式の作業台を組み込んで、作業スペースを広げています。

服好きな方には、ブティックのような“見せるクローゼット”をご提案。クローゼットは意外に無駄な空間が多いため、天井いっぱいまで使って2段にすることで、空間を有効活用しています。隠す収納を組み合わせることも可能です。

上段のハンガーパイプは背の低い方・力のない方でも簡単に下ろすことができるため、忙しい朝でも慌てることはありません。衣類の下のスペースは、上段はお気に入りのバッグ・下段は靴などをオブジェの様に並べても素敵です。

案内してくれた人
収納ラボ 銀座ショールーム
店長 岩崎 幸栄 さん

「収納にはとことんこだわってください。“これでいいや“ではなく、引き出し一つにも意味を持たせて、“ここにはこういう物を、こう片付ける”というストーリーを一緒に考えていきましょう。ちょっと見てみたい、小さな家具をひとつだけオーダーしたいという方も大歓迎です!」

収納ラボ(株式会社エストレージ)
COMPANY PROFILE
収納ラボ(株式会社エストレージ)
https://www.estorage.co.jp/
本社:愛知県名古屋市千種区東山通5-20-1 サン東山公園ウェスト1F ショールーム:銀座、横浜、名古屋 ※各店舗とも、現在は予約制となっています。 具体的なご相談の場合、間取り図や該当箇所の写真をお持ちいただくとスムーズです。

「収納に悩む多くの人」と「腕のある優秀な職人」を繋ぎ、暮らしの困りごとを解決したいという想いから2007年に設立。プランニングから設計・製作・施工に至るまで一貫して自社で行い、安全性・耐震性にもこだわった自由で質の高い家具を提供しています。