
梅雨や台風の時期は、おうちが安心して暮らせる場所かどうかが気になります。
自宅に非常食などが入った防災バッグを
用意しているという長濱ねるさん。
幼い頃に雨が多い長崎県五島列島で過ごした長濱さんの防災対策や
最近、家探しで気をつけていることを聞きました。
photo:Jun Imajo
styling:Mari Tsujimura
hair&make:Maiko Inomata(TRON)
room styling:Naoko Murakami
text:Aiko Imaizumi

備えはしっかりしようと
心がけています


※表示価格はすべて、税込み表示となります。
日々の暮らしのなかで、災害への対策は何かしていますか?
防災バッグは定期的に点検しています。何かあったときに自分の身を守れるのかな、と不安になると行動が遅れてしまいます。これまで大きな災害にあった経験があまりないからこそ、備えはしっかりしておこうと思っています。
幼い頃、ご実家では災害に対してどんな備えをしていましたか?
実家があった長崎県の五島列島は、雨が多い地域だったので、大雨や台風の予報が出ると、雨戸を閉めたり、外に置いてある植木鉢を片付けたりしていました。
家探しでは、防災のことを考慮しますか?
好みの家を見つけたら、自治体が出しているハザードマップは必ずチェックしますし、洪水や土砂災害の危険性や建物が密集していて火災の危険性が高い場所は避けるようにしています。

「気を付けてる?」って
声をかけていきたいです





※表示価格はすべて、税込み表示となります。
防災に関して、これから対策しようと思っていることがあれば教えてください。
両親とは離れて暮らしていて、何かあってもすぐに助けにいくことができないので、防災に関する声かけは、こまめにしたいと思っています。
ほかに心がけていることはありますか?
おうちが好きで、休みの日も家にいる時間が長いです。本をよく読むので自宅に大きな本棚を置いているのですが、本は重量があるので地震災害に備えて、最近はこまめに断捨離をしています。


広々とした間取りの部屋で
ゆっくりと過ごしたい
お部屋は、ものが少ないほうですか?
そうでもありません(笑)。椅子が好きで、わりとたくさんあります。ヴィンテージ家具のお店でル・コルビュジエの椅子を買ったのですが、大切すぎてほとんど座っていないかもしれません。見ているだけで幸せになれます。
名作といわれるような椅子はアート的な楽しみ方がありますね。
好きなものに囲まれている空間に居心地のよさを感じます。だから統一感がなくても一つひとつ好きなものを集めています。お部屋に飾る絵を調べて美術館に買いにいくこともあります。
おうち時間が充実しているんですね。
暮らしに重きを置いているので、家で過ごす時間をしっかり確保するようにしています。読書やパズル、レゴなど家でできることが好きです。

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7月に発売される写真集の撮影で、北欧に行かれたそうですね。暮らしで参考になるところはありましたか?
北欧の人たちは、すごく心が豊かになる暮らしをしていることが印象に残っています。古いものを修繕しながら大切に使われていて、ドアのペンキを塗り変えたり、柱にヒビが入ったらそこだけを入れ替えたりとか。そんなふうにしていると愛着が自然と湧いてくるんだろうな、と思いました。そういう暮らしに憧れています。

長濱ねる
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