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photo&movie : Toichi Miura text : Chie Watanabe(medium) illustration:Saori Fukada
6月と7月の街の味は…
仙台のずんだどら焼き
ずんだは枝豆をつぶしてペースト状にしたもの。伊達政宗公が合戦の際に食べたというエピソードから発祥したといわれています。どら焼きのほかにも、ずんだ餅、アイス、ドリンクなど、さまざまな「ずんだスイーツ」が人気です。
仙台グルメの特徴は?
杜の都といわれる仙台は、豊かな緑と水に囲まれた食の宝庫です。牛タン焼き、笹かまぼこ、マーボー焼きそば、せり鍋など、仙台生まれのうまいもん“伊達美味(だてうま)”が盛りだくさん! 今回は、名物ずんだを使ったスイーツレシピを紹介します。
鮮やかな緑色が映えるずんだ餡。枝豆のほのかな苦みと砂糖の甘さが中和し、独特の風味を醸し出します。ホットケーキミックスで作った生地で挟んで、どら焼きで味わってみて!
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1.耐熱皿に冷凍枝豆を入れ、ラップをして電子レンジ600wで7~8分、柔らかくなるまで加熱する。さやから出し薄皮もむいてフードプロセッサーに入れる。グラニュー糖、みりん、塩を加えて、好みの加減になるまでつぶす。
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2.ボウルに卵を割り、泡だて器でよく混ぜ、水、はちみつを加えてさらによく混ぜる。ホットケーキミックスを加えて滑らかになるまで混ぜたら、10分ほど休ませる。
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3.ホットプレートを180~200度に温める。2の生地を5cmほどの円形に流し入れ、気泡が出てきたら裏返して30秒ほど色よく焼く。焼き上がった生地2枚でずんだ餡を挟む。
フードプロセッサーがない場合は、枝豆をビニール袋に入れて麺棒でつぶせばOK。柔らかめに加熱したほうがつぶしやすくなります。生地にみりんを加えると、きれいな焼き色&しっとりとした仕上がりに。さらに、こねた生地を休ませる(寝かせる)ことで、水分が均一に行きわたり、なめらかで柔らかく焼き上がります。
監修者プロフィール
落合 貴子
Takako Ochiai
栄養士・フードコーディネーター
栄養士免許取得後、自然食品メーカーにてカウンセリングなどの実務経験を経てフードコーディネーターに転身。多くの料理家のアシスタントを務めたあと独立。現在、2児の母親であり、テレビや雑誌などで「優しく・おいしく・楽しく」を心がけたレシピを提案する。キッチンスタジオにて料理教室も開催。
栄養士免許取得後、自然食品メーカーにてカウンセリングなどの実務経験を経てフードコーディネーターに転身。多くの料理家のアシスタントを務めたあと独立。現在、2児の母親であり、テレビや雑誌などで「優しく・おいしく・楽しく」を心がけたレシピを提案する。キッチンスタジオにて料理教室も開催。