tamakoさんのご自宅は分譲住宅で、最初は特別に凝った内装ではなかったといいます。そこをインテリア好きのtamakoさんが「注文住宅ではなくても、十分可愛くできる!」と模様替えを繰り返し……もとの白い壁はそのまま生かし、木の茶色・植物の緑、さらにアイアンをプラスしてカフェ風の住まいを作り上げました。
フルタイム勤務のtamakoさんは、長い時間キッチンにいられるわけではありません。「でも、ただ調理するだけの場では嫌」と、キッチンを心地よくするため工夫を凝らしました。まず大切にしたことは「眺め」。キッチンから見える庭には、背の高い草花を配置。「季節ごとに景色を楽しめるよう、シマトネリコなどの常緑樹、スモモなどの落葉樹も植えました」と夫のSさん。緑に惹かれて庭を訪れる小鳥たちの声も聞こえてきます。また、楽しい気持ちになれる「使わないけれど好きなもの」を厳選して飾っています。tamakoさんは毎日、キッチンをきれいにしてから就寝。週に1度は棚の上のグッズも磨きますが「大切なものだけ、手をかけられる量しか置かないので掃除も苦になりません」。愛しいものと緑に囲まれ、キッチンは心踊る空間になりました。
庭はSさんが “森の小径”というイメージを決め、tamakoさんと一緒に植物を選び、育ててきました。奥がキッチンから見える場所。
アンティークや100円ショップのグッズが共存。テイストにあうかどうかを考え購入し、材質や色を合わせて統一感を持たせています。
- ①棚と友人に作ってもらったローボードでキッチンに必要なものを収納。
- ②暖炉風ファンヒーターの隣にアンティークのファイヤーツールを飾って。
- ③友人作のリビングボードの上には、季節の花とお気に入りグッズを。
- ④庭のキッチンから見える部分には、背の高い草花を植えています。
ガーデニング、インテリア、美味しい物大好き! Instagram(@tamako.san)で、大好きなものたちに囲まれた住まいの様子や日々の暮らしを発信しています。
「リビングは家族共有の空間なので、“好きでなくても必要なもの”も置かねばなりませんが、キッチンは全て自分の思い通りにできます。だから私は家の中でキッチンが一番好き」というKeiさん。いつもキッチンをどうしよう?と考え、手を加え、出先でも目に留まるのはキッチン関連のものばかりなのだそう。
年月とともに色あせた部屋の壁を、「塗ってしまおう」と思ったところからKeiさんの部屋作りが始まりました。リビングの壁色はKeiさんが決め、キッチンは夫のHさんが「落ち着いているけれど暗すぎず、ピンときた」と選んだ色に。Keiさんがチョイスする「古びた木の質感×黒」のインテリアとの相性もぴったりです。Keiさんは「お金をかけないキッチンづくり」も目指し、いいなと思うものを見かけたら「何かで代用できないかな?作れないかな?」と考えます。安くつくったものなら、部屋のイメージ変更の時に惜しむことなく処分したり、用途を変えたりできるそう。そんなKeiさんを「思い立ったらすぐにやる人。帰宅すると部屋が変わっていることも」というHさん。自分がキッチンに立つこともあり「妻が作ったキッチンは居心地がよいんです」と笑います。
「ごちゃつくもの」はカゴに入れて隠して収納、見せるものは数を少なくして棚へ並べて。キッチンの家電は黒で統一しています。
「食器が大好き!」でつい集めてしまうため、引き出しには色とりどりの器が。今は和食器に惹かれ、産地の陶器市に行くことも。
- ①キッチンの収納はDIYで高さを合わせたり、引き出しをつけたり。
- ②カウンター上部の壁面には、複数のフレームを組み合わせた装飾を。
- ③家族共有で必要になるものは一か所にまとめてワゴンに乗せて。
- ④洋服店の什器だった板を2人でリメイクしたダイニングテーブル。
好きなものの“軸”はぶれずに、その時の流行も取り入れつつどんどん変わるKeiさんのお部屋は、Instagram(@ smile_wr)、ルームクリップ(ruchico)で見られます。