Summer
2026
Vol.68
暮らしが整う街

中野と西宮で見つける!自分らしく暮らしが整う街特集

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再開発や整った街並みによって、利便性が高くなることは、暮らしの豊かさにもつながるはず。
今回は、再開発によって大きく変化を遂げる中野(東京)と、美しく整えられた街並みが魅力の西宮(兵庫)、
二つの街をご紹介します。

text:Ikumi Ueno photo:Eizaburo Sogo

  • 再開発で新たな表情を見せる街 中野(東京都)
  • 暮らすためのすべてが美しく整った街 西宮(兵庫県)
※休業日や営業時間については、各公式サイト等でご確認ください。
再開発で新たな表情を見せる街 中野(東京都)

再開発で新たな表情を見せる街 中野(東京都)

中野セントラルパーク。休日には多くの人が芝生の上で過ごしている

中野ってどんな街?

新宿駅まで電車で約5分。都心へのアクセスのよさに加え、飲食店の豊富さや買い物のしやすさから、暮らしやすい街として人気を集める中野。長年、サブカルチャーの発信地として親しまれてきた商業施設・中野ブロードウェイや、個性豊かな店が集う商店街など、ディープな魅力もあり、多くの人を惹きつけてきました。そんな中野が今、100年に一度といわれる再開発によって大きな進化を遂げています。

中野サンモール
中野駅北口目の前にある商店街、中野サンモール。多くの個性的な店が軒を連ねる

2001年に警察大学校が府中市へ移転したことをきっかけに、跡地を活用した再整備がスタート。2012年には、中野セントラルパークや中野四季の森公園を含む「中野四季の都市(まち)」が誕生し、新たなにぎわいを生み出しました。その流れを受けて、中野駅周辺でも再開発が本格化。2026年には西側南北通路と橋上駅舎の開業、そして新駅ビル・アトレ中野の誕生が予定されています。さらに駅の北西側に位置する囲町(かこいちょう)地区では、超高層タワーマンションを中心とした街づくりも進行。駅の利便性向上に加え、大規模居住エリアの整備も進み、中野は今、大きな転換点を迎えているのです。かつての「サブカルチャーの街」という個性を大切に残しながら、利便性と暮らしやすさを兼ね備えた新たな暮らしの街へ。中野は未来へ向けた歩みを着実に進めています。

JR中野駅。2026年には駅ビル、アトレ中野が完成する予定
JR中野駅
街の人

中野に新たなにぎわいとつながりを生み出す

東京建物 ビルマネジメント第二部 中野営業所 所長代理 保科祐輔さん(写真中央)
2012年に誕生した中野セントラルパーク。オフィス・商業施設・住宅に加え、中野四季の森公園が隣接するこの場所は、中野再開発の先駆け的な存在です。今回は施設を管理する東京建物の保科祐輔さんに、街づくりに携わる視点から、再開発によって変化する中野の街の魅力や、今後の可能性について語っていただきました。
東京建物 ビルマネジメント第二部 中野営業所 所長代理 保科祐輔さん(写真中央)
中野セントラルパーク
中野セントラルパークは公園や緑地、ベンチスペースの間に仕切りがなく、開放的な空間となっている
東京建物 ビルマネジメント第二部 中野営業所 所長代理 保科祐輔さん
多くの人が集い、街全体でにぎわいが
生まれていく風景に、うれしさを感じます

さまざまな人が憩うオープンな空間

中野セントラルパークは単なるオフィスビルではなく、中野の街とシームレスにつながる空間として誕生しました。大きな特徴は中野四季の森公園を含む、約3ヘクタールの開放的な緑地を囲むように、オフィス・商業施設・住宅が配置されていることです。建物や敷地の間に壁や柵を設けず、街に開かれたデザインを目指しました。また、公園だけでなく、周辺にはベンチや椅子が置かれた「パークアベニュー」も広がり、緑あふれるなかで思い思いに過ごせる開かれた空間が生まれています。居住地としての印象が強かった中野に、新たな賑わいを生み出し、老若男女多様な人が自然に交わる場所になっていると感じています。

オフィス、住民を巻き込んだイベントを開催

2023年から私たちが四季の森公園の指定管理者となったことで、さまざまなイベント開催にも力を入れています。代表的な取り組みのひとつが「中野チルナイトピクニック」。2024年から始まった中野区主催のイベントで、東京建物は共催の立場で関わっています。中野セントラルパークのビル壁面をスクリーンにして、プロジェクションマッピング技術を活用し、アニメーション映画を投影するイベントです。中野区や、テナントである東映アニメーションさま、キリンビバレッジさまなど、多くの方々と連携しながら実施しています。映画を壁面に投影するためには、オフィスのブラインドを下ろしていただいたり、窓際の照明を落としていただいたりと、テナントのみなさまの理解と協力が欠かせません。そうした支えがあって実現しているこのイベントに、ファミリー層を中心に多くの方が集まる。街全体でにぎわいが生まれていく風景に、うれしさを感じます。

中野セントラルパーク内のテナントはテラス席を備えた飲食店も多く、昼時には多くの人でにぎわう
中野セントラルパーク

多様な人が心地よく暮らせる街へ

もともと中野は、都心へのアクセスなど利便性の高さがありながら、商店街や個性あふれる飲食店などアットホームさが共存する、暮らしやすい街でした。そしてカルチャーの発信地としての印象を持つ方も多いと思います。そこに再開発が進んだことで、オフィス街としての新たな表情も加わりました。住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人。それぞれ異なる立場の人たちが、心地よく過ごせる街へと変化してきたように感じています。中野セントラルパークのキッチンカーに、オフィスワーカーやお子さん連れの方、学生さんなどが自然と並ぶ風景を見るたびに、多様な人が肩ひじ張らずに過ごせることこそ、中野の魅力だと感じます。

おすすめスポット

中野レンガ坂商店会

中野駅の南口にある、ヨーロッパの小路を思わせるような雰囲気があるエリアです。会社での飲み会がある時には、セントラルパークから足を延ばし、地域に根付いたさまざまなお店に足を運ぶようにしていて、お気に入りのスポットのひとつです。駅から徒歩1分とアクセスのよさがありながら、路地には味わい深い飲食店が軒を連ねています。一歩足を踏み入れると、中野の新たな魅力に出会えるスポットです。

中野レンガ坂商店会
中野駅南口から徒歩1分。隠れ家的な飲食店が並ぶ人気スポット「中野レンガ坂商店会」
東京都中野区中野3丁目
スポット
新しさと懐かしさが交わる

暮らしのスポット

再開発が進む中野には、新たなスポットと、昔から街に根付くスポットが共存しています。新旧それぞれのスポットを通して、中野らしい街の表情をご紹介します。
暮らしのスポット
SPOT01
つながりを生み出す新たなランドマーク

中野セントラルパーク

中野セントラルパーク
中野セントラルパーク
中野セントラルパーク
2棟のオフィスを中心に商業施設・住宅・カンファレンスホール棟を集積する複合施設。四季の森公園を含む約3ヘクタールの開放的な緑地を囲むように建物が配置されており、自然を身近に感じながら過ごせるのが特徴。敷地内には飲食店やカフェが並び、お昼時にはキッチンカーも登場。ランチや散策、休憩など、思い思いの時間を過ごせる空間が広がっている。季節ごとのイベントも開催されており、屋外ビアガーデン「中野セントラルビアパーク」も人気。再開発が進む中野の顔として、多くの人に親しまれている。
東京都中野区中野4-10-2 insta@nakano_central_park
SPOT02
テラス席でこだわりの一品を

GOOD MORNING CAFE

GOOD MORNING CAFE
GOOD MORNING CAFE
GOOD MORNING CAFE
中野セントラルパークサウスの1Fにあるカフェ。目の前に広がる豊かな自然を生かした、開放感あふれるテラス席が人気を集める。ランチでは日替わりのランチプレート、ディナーでは注文を受けてから切り分ける生ハムや、ローマ風ピザなど、お酒とともに楽しめるメニューも充実。なかでも人気なのが「パルコサラダ」1,980円。四季折々の野菜を使った華やかな見た目に加え、たんぱく質もしっかり摂れる、ヘルシーながら食べ応えのある一品。
東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス1F externalhttps://good-morning-cafe.com/
SPOT03
サブカルチャーの聖地

まんだらけ中野店

まんだらけ中野店
まんだらけ中野店
まんだらけ中野店
中野ブロードウェイ内にある、中野を代表するサブカルチャーの発信地。1980年に漫画専門の古書店として創業し、現在は漫画、アニメ、ゲーム、フィギュア、アイドルグッズの中古品の販売と買取をメインに、幅広い品々を扱う。ほかでは手に入らないプレミア品やヴィンテージ品も多く、国内外からファンが訪れるスポット。3階にある本店をはじめ、4階には昭和レトロな玩具や企業ノベルティを集めた「変や」など、個性豊かな店舗が並ぶのも魅力。
東京都中野区中野5-52-15 x@mandarake
暮らすためのすべてが美しく整った街 西宮(兵庫県)

暮らすためのすべてが美しく整った街 西宮(兵庫県)

日本初の文教文化都市にふさわしく、心を豊かにする催しが随時開催される「兵庫県立芸術文化センター」

西宮ってどんな街?

兵庫県の南東部に位置する西宮市。豊かな自然の中に、穏やかな住環境、便利な生活環境が溶け込んだ街として幅広い世代に支持されています。

西宮市は1963年に日本で初めて「文教都市宣言」を行いました。教育や文化を大切にし、健全かつ品格のある環境を整え、守り続けています。その一つが景観への配慮です。治安や風紀を脅かす施設などの出店、派手なネオンや過度な広告が規制されているので、街全体がすっきりとして落ち着きがあります。こうした雰囲気と安心感は長く暮らす場所として大きな魅力となるでしょう。

街の歩道
街の歩道の多くはゆとりがあって緑も心地よく、日々癒やしを与えてくれる

もう一つ、西宮の魅力として挙げられるのが自然環境です。北に六甲山系、南に大阪湾が広がり、街の中には夙川や武庫川が流れ、緑もたっぷり。癒やしに困ることはありません。また、住宅街に続く道には街路樹が計画的かつ無理なく整備され、通勤や通学など日々の暮らしのなかでつねに自然を感じられる贅沢さです。

今では貴重な自然海浜の「御前浜公園」。波音を聞きながらの散策は最高
御前浜公園

西宮は交通アクセスのよさも光ります。街には阪急電鉄・JR神戸線・阪神電車の3つの路線が東西に走り、大阪方面にも神戸方面にも移動がスムーズ。なかでも阪急西宮北口駅は街のメインターミナル的な存在です。神戸線は特急をはじめすべての電車が停車し、大阪梅田駅、神戸三宮駅に直結。宝塚方面への今津線にもスムーズに乗り換えできます。また幹線道路と南北のバス路線も整備され、車移動や駅までのアクセスも便利です。

生活環境の代表は、阪急西宮北口駅に直結する西日本最大級のショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」です。ファッション、雑貨、レストラン、映画館、スーパーまでラインアップ。屋上にあるスカイガーデンは花と緑に溢れ、街の中にいながら心地よく過ごせる場にもなっています。

阪急⻄宮ガーデンズ
「阪急⻄宮ガーデンズ」は街を象徴する存在。上品な雰囲気と店舗ラインナップが魅力

病院や市の公共施設なども充実。保育所・幼稚園、小・中学校、高校、大学まで揃い、文教都市として進学校や名門校が多いことも西宮の特長です。

どれをとってもクオリティが高い西宮。美しく整った暮らしを送ることができるでしょう。

インタビュー
本当の住み心地は?

西宮の住民インタビュー

美しく整う西宮の住み心地は? 実際に西宮に住んでいる皆さんに、西宮の魅力を聞いてきました。

芸術・文化・自然と街の価値の高さが誇り 西宮在住歴約30年 Mさん

西宮市民にとって、芸術・文化・自然は、暮らしや人生の一部になっていると感じます。芸術文化センターでクラシックや演劇を楽しむことも、日常の一コマ。私も西宮だからこそ、潤いのある日々を過ごせていると思います。お気に入りの過ごし方は街のあちこちにある美味しいパンやコーヒーをテイクアウトして、夙川河川敷緑地でほっこりすることです。時には山側に、時には海側に、いろいろなところに行って楽しめるところも魅力。こんな素敵な街で育ち、暮らし続けていることを幸せに思っています。

大人も子どもも豊かな暮らしが叶います 西宮在住歴約4年 Oさん

通勤のしやすさ、子育てのしやすさを考えて西宮に移り住みました。周囲には同じような人が多く、子どもはもちろん、ママ友やパパ友もつくりやすい環境が魅力です。街は道がゆったりとして移動しやすく、公園や子育て施設も充実しているので、子どもをのびのびと遊ばせることができますね。習い事の種類も豊富ですし、学校教育の環境も整っているという印象です。また、文化や芸術に触れる機会も多いので、家族揃って豊かに暮らしていけると思います。

食のレベルの高さも西宮市民ならでは 西宮在住歴約18年 岩井直人さん

高校生まで暮らした西宮に自分の店を出店できたのは、西宮の人とのつながりがあったおかげです。毎日忙しいですが、夙川がそばにあるので癒やされますね。また、日々お客様と接するほどに西宮は食のレベルも高いと感じています。ウチのパンはマニアックなものもあるのですが、いろいろな食材と合わせて食べ方を楽しんでおられます。だからこそ、つくりがいがあるし、美味しいと喜ばれることがうれしい。これからも街と人と食をつなぐパンをつくり、新しく西宮に暮らすお客様とも絆を深めていきたいです。

スポット・グルメ
西宮の魅力をもっと知りたい

暮らしのスポット&グルメ

街と自然のバランスがよく、教育環境も充実している西宮。訪れると心が整うスポットを紹介します。
スポット・グルメ
SPOT01
街と人の豊かさを育む拠点

兵庫県立芸術文化センター

兵庫県立芸術文化センター
兵庫県立芸術文化センター
兵庫県立芸術文化センター
世界的指揮者・佐渡 裕氏が芸術監督を務める複合文化施設。無垢材をふんだんに使ったKOBELCO大ホールをはじめ阪急 中ホール、神戸女学院小ホールの3つのホールではクラシックコンサートや演劇などを開催している。若手音楽家の育成を兼ねた専用オーケストラを有すことも特長。子どもを対象とした公演を開催するなど、子どもから大人まで幅広い世代が芸術に触れる機会を提供。建築物としても美しく、敷地内のベンチで寛ぐことも可能。「舞台芸術は心のビタミン。センターはビタミンを補給する心の広場」という佐渡氏の言葉通り、市民の心を豊かに彩り続けている。
兵庫県西宮市高松町2-22 externalhttps://www1.gcenter-hyogo.jp/
SPOT02
心身共に清らかに整えてくれる

夙川河川敷緑地

夙川河川敷緑地
夙川河川敷緑地
夙川河川敷緑地
「さくら名所100選」に選ばれた西宮が誇る自然スポット。夙川沿いに約1,300本の桜と約1,200本の松が整然と続く遊歩道は、街の中にあるとは思えないほどの美しさ。老若男女問わず、ゆったりと歩いたり、過ごしたりする市民の姿が見受けられ、この遊歩道を生活に取り入れたいと移り住む人が多いこともうなずける。四季の移ろい、清らかな川のせせらぎを感じながら散策すれば、多忙な毎日をリセットでき、心がニュートラルに整っていくはず。
兵庫県西宮市大井手町ほか
SPOT03
西宮っ子の「食」に欠かせない存在

CONCENT MARKET

CONCENT MARKET
CONCENT MARKET
CONCENT MARKET
パンと食卓、人と人をつなぐ意味の店名、「コミュニケーションするパン」というコンセプトが示すよう、確かな技で他店からも一目置かれる存在。食べる人に寄り添い、オーナーが誠実に焼き上げるパンは自家製酵母でじっくりと素材の旨みを引き出していることが特長。酒処でもある西宮の酒粕を生地に練り込み、西宮っ子をもじった「パンミヤッコ」、主食的存在の「ハルキタトースト」など種類も多く、「とにかくどのパンも美味しい」と市民を唸らせている。
兵庫県西宮市寿町5-15 externalhttps://concent-market.com/ insta@concentmarket