取材・文/小林未亜(エンターバンク)
撮影/山下陽子
ヘアメイク/木内真奈美(OTIE) スタイリング/米原佳奈
衣装協力:フープイヤリング¥13,200(TODAYFUL/LIFE’s代官山店 03-6303-2679)
イヤーカフ¥8,800、リング¥6,600(ともにノジェス 0800-300-3315)
眠る前に愛用しているというROSY RINGSの「ボタニカルキャンドル」の話や、出演映画『犬部!』について、大原櫻子さんにインタビュー。“動物保護サークルの猫担当”という映画の役柄にちなみ、大原さんが名付け親になった子猫のオセロンくんも撮影に参加してくれました。
偶然見つけたキャンドルに
ひと目ぼれしました
眠る前の愛用品として、ROSY RINGSの「ボタニカルキャンドル」を挙げてくれました。愛用し始めたきっかけを教えてください。
もともとお風呂場でキャンドルを焚くのがすごく好きで、はまっていた時期があったんですけど、コロナ禍でおうち時間が増えて、またその癒されタイムを復活させようと思ったんです。
そんな時、代官山でのお仕事の空き時間に入った雑貨屋さんに置いてあったのがこのキャンドル。まず見た目がかわいいと思って近寄ったら、香りがすごく好みで。欲しいと思ったんですけど、けっこういい値段するので……「また明日も来るから、一日考えよう」と思って、その日は買わなかったんです。そしたら、次の日にはなくなっていて! 「あのキャンドル欲しかったー!」という話を知り合いにしたら「これのこと?」と教えてくれて、手に入りました。寝る前のお風呂で灯して、癒されています。
いくつか香りの種類があるなかで、おうちにあるのは「アプリコット & ローズ」なんですよね。
「アプリコット & ローズ」の香りが私にとってナンバーワン。ほかの種類もすごくいい香りなんですけど、私はこの香りがドンピシャです。
この取材場所もいい香りに包まれていますが、植物があしらわれた見た目もかわいいですね。
これ、普通のキャンドルみたいに外側が溶けていかないんですよ。内側だけ溶けていって、外側の花が中の光に照らされるので、最後の最後まで楽しめるキャンドルなんです。まだそこまで使っていないので、これから楽しみです。
キャンドルを灯している時は、どんな気持ちになりますか?
「幸せ~!」(笑)。香りも見た目も本当に好きで、幸せを感じます。お風呂の気持ちよさが3倍になります。ライブの日とか、高揚しちゃっている時は特に、これをつけているとアドレナリンがおさまってくるというか、落ち着きますね。
癒されそうですね。もうすぐ夏ですが、この夏、お部屋やおうちに取り入れようと思っているアイテムはありますか? 涼しいインテリアとか。
涼しいインテリアいいですね。父がきれいな音の鳴る風鈴を部屋に飾っていて、通るだけでもチリンという音にすごく癒やされるので、そういうのもあるといいなと思っています。
about the MOVIE
動物たちにできることを
あらためて考えました
映画『犬部!』は、動物との関わりが大きなテーマになっていますが、出演のお話が来た時どんなことを考えましたか?
動物が大好きなんですけど、飼ったことはなかったんです。最初に『犬部!』という映画だと聞いた時は「ワンちゃんの話か」と思ってワクワクしました。そのあと原案を読んだら、動物を飼うということについて考えさせられるテーマだったので、正直ワクワクだけじゃなくプレッシャーもひしひしと伝わってきて。こういう深いテーマを伝えられる作品に携われることはなかなかないので、演じる前からやりがいを感じました。
©2021 『犬部!』製作委員会
共演した動物たちと絆を深めるために、心がけたことはありましたか?
人間の赤ちゃんと同じようにコミュニケーションが大事かなと思い、しゃべりかけたり、カメラが回っていない時にも触れ合ったりは、キャスト全員がやっていましたね。
©2021 『犬部!』製作委員会
特に、主人公の花井颯太を演じる林遣都さんと触れ合うシーンが多いニコっていうワンちゃんは人が近づくと逃げちゃうタイプだったんです。だから、林さんは朝からお散歩されていたりして。みんながワンちゃんに寄り添っているなと感じました。
©2021 『犬部!』製作委員会
今回の作品を通して、動物との関わり方や動物への思いなどは変わりましたか?
もともとワンちゃんを飼いたい願望があったんですけど、飼ってからの大変さや責任、命を預かる重さを改めて考えさせられました。もちろん今でも飼いたいとは思っていますけど、かわいいだけで安易に飼えないというか。当たり前ですけど、一生共にするのが飼い主の責任ですし、何か病気やケガをしちゃった時の対処も考えなきゃいけない。いい意味で考えさせられました。
映画に参加したことで、動物たちのためにできることなどは考えましたか?
愛護団体の方たちがネットで生配信しているのを見て、寄付をしたりはしました。この作品に携わったからこそ、動物たちのためにできることがあったらやりたいと思いましたし、行動できたこともありますね。
©2021 『犬部!』製作委員会
映画を見て同じように感じる方が多いと思います。この映画をどんな方に見てほしいですか?
若い方や動物を「かわいい」と思っているだけの方に、(映画に描かれているような)殺処分の問題などがあることを知ってほしいです。一人の行動が一匹の犬の“人生”を変えると思うので、たくさんの方に見ていただき、関心を持っていただきたいと思います。
©2021 『犬部!』製作委員会
犬部!2021年7月22日(木・祝)
全国ロート゛ショー
北里大学獣医学部に実在したサークル「犬部」を紹介したノンフィクションを原案に、動物たちの未来を守ろうとする人々を描いた感動作。獣医学部の大学生・花井颯太(林遣都)を中心に、動物保護活動を目的としたサークル「犬部」が設立。16年後、獣医師となった颯太が逮捕された報道を受けて、それぞれの想いで動物と向き合ってきたメンバーが再集結する。
監督:篠原哲雄
出演:林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大、田辺桃子、安藤玉恵、しゅはまはるみ、 坂東龍汰、田中麗奈、酒向芳、螢雪次朗、岩松了ほか
配給:KADOKAWA
©2021『犬部!』製作委員会