都会の便利さと下町のあたたかさが共存する街　東京・大井町の住みやすさを解説！

大井町駅前の様子

大井町エリアは、「大井町」駅周りの一帯を指し、品川区のちょうど真ん中辺りに位置する街です。2021年1月1日時点の品川区の人口は約46万6,400人で、大井町エリアにはその約4分の1にあたる約10万4,800人が暮らしています。

大井町の魅力は、通勤・通学にも買い物にも非常に便利でありながら、隣の品川駅周辺と比べれば格段に家賃相場が低いことです。駅の周辺は大型商業施設が集まるショッピングスポットで、品川区立総合区民会館「きゅりあん」や品川区役所、大井中央公園など、公共施設もすべて駅近。また、下町の温かさを感じさせる9つの商店街もあり、便利さと暮らしの豊かさの両方を求めたい人に最適のエリアとなっています。

大井町駅は、JR京浜東北線と東急大井町線、りんかい線の3路線が乗り入れるターミナル駅。京浜東北線に乗れば、東京駅まで約16分、品川駅ならたったの3分ほどで移動が可能。りんかい線を使えば、渋谷駅へも乗り換えなしで約12分で行くことができ、新宿や池袋にもダイレクトアクセスできます。駅前のバスロータリーからは、大崎や目黒、中目黒経由で渋谷へ向かうバスやお台場方面へ行くバスも出ており、およそ都内のどの方面へ向かうのにも便利です。

大井町と京浜東北線

毎日多くの人が利用する大井町駅の周りは、普段遣いにも休日の買い物にも使えるショッピングスポットがいっぱい。大型店舗では、駅直結の「アトレ大井町」、駅前ロータリー横の大型スーパー「イトーヨーカドー大井町店」、ペデストリアンデッキで直結の大型家電量販店「LABI品川大井町｣などは広々しているので、休日に家族で訪れるのにもぴったりです。西口広場阪急大井町ガーデン前と東口ペデストリアンデッキでは、週末になると「大井町産直マルシェ」も開催されています。

一方、駅前には3つの商店街があり、各国料理店やラーメンなどの個人経営の飲食店も充実。下町グルメが楽しめます。

警視庁が発表している「市区町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、2020年の東京23区内での犯罪認知件数は合計61,998件。そのうち品川区は2,049件で、23区の中では7番目に少なくなっています。また大井町駅周辺エリアを管轄する大井警察署が発表している、5年間の刑法犯の総数は以下の通りです。

2016年：675件（うち、粗暴犯58件）
2017年：737件（うち、粗暴犯69件）
2018年：736件（うち、粗暴犯62件）
2019年：621件（うち、粗暴犯48件）
2020年：496件（うち、粗暴犯36件）

2020年の減少は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大による外出自粛の影響があるとしても、刑法犯全体・粗暴犯の件数は共に減少傾向にあり、治安は年々よくなっていることが読み取れます。

便利な大型商業施設と、昭和の面影を留め下町の雰囲気を感じさせる商店街、両方があるのが大井町エリアの魅力。休日の買い物や散策におすすめの、4つのスポットを紹介します。

JR大井町駅直結の大型商業施設。中央改札口のすぐ前に「アトレ大井町」、東口を出たところに「アトレ大井町2」があります。

6階建ての「アトレ大井町」は、「成城石井」や「無印良品」、「ユニクロ」、「ロフト」、「有隣堂」など、普段遣いにも休日の買い物にも便利な店舗が勢揃い。カフェやレストランも充実しています。

3階建ての「アトレ大井町2」は2階と3階が店舗スペースで、三井住友銀行大井町支店 荏原支店と、自家製ブレンドコーヒーと世界中からの輸入食品が集まる「カルディコーヒーファーム」、本格ナポリピッツァとイタリアンが楽しめる「サルヴァトーレ・クオモ＆バール」が入居。「小学館アカデミー アトレ大井町保育園」も入っています。

大井銀座商店街

大井町エリアには9つの商店街があり、それぞれ特長的な街並みを作っています。大井町駅から区役所通りに沿って東にのびるのは、105店舗が軒を連ねる「大井銀座商店街」。そこから一本入った「東小路飲食店街」は、小規模な老舗飲食店がたくさん集まる、昭和レトロな風情を味わえる飲食街として人気があり、エリア内外からやってくるファンが絶えません。

また、大井町駅から区役所通りに沿って西にのびるのは、チェーン店・個人店が入り混じり、居酒屋、各国料理のレストラン、ラーメンなどの飲食店から美容院、シューズショップまで、個性豊かな店が続く「大井サンピア商店街」。アーケード付きなので、雨の日も気にせず買い物を楽しめます。

JR大井町駅の西隣に位置し、グリーンカーテンをまとった外観が特長的な複合商業施設。「ホテルアワーズイン阪急」と「阪急百貨店大井食品館」、スーパー銭湯「おふろの王様」のほか、テニススクール、カフェ、レストラン、100円ショップ、ドラッグストアなど、ショッピングやリフレッシュに立ち寄りたい店舗が集まっています。

「阪急百貨店大井食品館」は、青果や鮮魚、精肉などの品揃えに加え、お惣菜や和菓子・洋菓子のラインナップも充実。クリスマスなどのイベントやちょっとしたパーティーに並べる料理やケーキなどの買い物にもぴったりです。

JR大井町駅東口からペデストリアンデッキで直結のヤマダデンキの大型店舗。家具やインテリア雑貨、おもちゃ、家電、照明、書籍、ゲームなどが揃う「住まいる家電館」と、スマートフォンやデジタルカメラ、テレビ、オーディオ、パソコン及び周辺機器が集まる「AV・デジタル館」の2棟があり、連絡通路で行き来が可能です。

店舗内は広く、家具・家電・インテリアのセッティング例もたくさん展示されているので、実際に使用した際の雰囲気を確かめながら選べるのが魅力。家電から家具まですべて揃うので、これから新生活を始める人にもおすすめです。「AV・デジタル館」の1階では、食料品や医薬品も販売されています。

品川区内には85か所（2021年3月25日時点）のサイクルポートが設置されており、どのポートでも自転車が借りられ、また返すことができます。料金は、1回会員なら30分165円から、月額会員なら月基本料金2,200円で、最初の30分は無料。

大井町駅前にも3か所ほどポートがあり、自宅の近所のポートから駅まで通勤に利用する、駅前で買い物をした荷物を運ぶ、少し足をのばして戸越銀座や中延商店街へ行ってみるなど、とても便利に使えます。港区や目黒区など、自転車シェアサイクル事業の広域連携区内であれば、区をまたいでの利用も可能です。

大井町駅周辺エリアの賃貸物件の家賃相場は次の通りです。

ワンルーム：84,100円
1DK：133,500円
1LDK：151,800円
2DK：135,300円
2LDK：226,300円

新築・分譲一戸建ての価格相場は、

7,000万円台～8,000万円台

となっています。

また、大井町駅周辺の中古マンションの価格相場は、専有面積70㎡・築年数の指定なしで6,000万円台となっています。

通勤も生活も非常に便利なエリアだけに安くはありませんが、JR京浜東北線の隣駅・品川と比べれば、賃貸物件の家賃相場は数万円低くなっています。

大井町で暮らすなら、その街をよく知る人に聞くのが一番。マドリームがおすすめする不動産会社をピックアップしています。