マドリーム“自分らしさ”をデザインする暮らしスタイルマガジン

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持っててよかったわたしの愛用品

PROFILE

松山美紗さん
多肉植物専門ストア「solsol」主宰

サボテンや多肉植物を専門に扱う「solsol」 代表。郊外に温室を持ち、栽培から販売まで行う。“タニクとにっこり”をモットーに、多肉植物の育て方や楽しみ方を伝え、その魅力を表現している。インテリアとして存在感を放ち、熱心なファンが多い。

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鉢植えの台として窓際で使用しているスツールは、イギリスのアンティークのもの。木肌の調子が私の好きなタイプで、デザインに惹かれて購入しました。当初はキッチンカウンターで使おうと思っていたのですが、いまは多肉植物のスタイリングに一役買っています。というのも、多肉植物の鉢植えは観葉植物よりも小さくて高さのないものが多く、フローリングの床に直接置いてしまうとあまり見映えがしないもの。せっかく飾っても目線に止まらず目立たなくなりがちです。そこで、こうしたハイスツールと組み合わせるのがおすすめなんです。手軽なのに存在感が出て、絵になるインテリアプランツに早変わりします。自分の目線に植物が入ると、部屋全体の雰囲気もグッと見違えますしね。シンプルな鉢植えであっても、スツールのデザインが加わることで自分好みのテイストに変えることもできると思うので、ぜひ試してみてください。

持っててよかったわたしの愛用品

PROFILE

菊池裕子さん
アトリエ「マルメ」主宰・フラワーデザイナー

フラワーブーケの制作、販売を手掛ける「マルメ」を主宰。日々の暮らしに寄り添うものから、特別な日を彩るようなものまで、シーンに合わせた提案が得意。ロゴのツバメには、花を通じて幸せの輪が広がるようにと願いが込められている。

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お気に入りのグリーンのスタイリングは「アテネの朝」が主役。この作品は、“フィンランドデザインの良心”とも称される名プロダクトデザイナー、カイ・フランクの代表作です。通常サイズのものは、いつかほしいと言っていた主人への誕生日プレゼントとして購入したもの。一緒に飾っているミニサイズは、昨年、神奈川県立近代美術館で開催されていたカイ・フランク展で購入しました。自宅にあるほかの北欧デザインの家具や雑貨とも、うまく調和してくれます。スタイリングのポイントは、枝ぶりが気に入っているガジュマルの鉢植えに、自作のドライフラワーと、このアテネの朝を一緒に吊り下げて飾っているところ。アテネの朝は、無色透明のガラス素材なので、窓辺に飾るだけで光に透けてとってもキレイ。そこにニュアンスのあるグリーンや色の入ったドライフラワーを合わせると、お互いを引き立て合ってより印象的なインテリアになるんですよ。私が主宰している「マルメ」という店名は、南スウェーデンの都市の名前から取りました。彼の地に代表されるような、北欧デザインの温かさ、居心地のよさは私にとってとても魅力的で憧れでもあるんです。

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

Point1
毎日の通勤・通学の負担を考え、職場や学校までの所要時間、乗り換え回数、混雑具合も確認して街を選びましょう。さらに複数路線が乗り入れる街やバスが整備されている街なら、どこにでもアクセスしやすくて便利です。

Point2
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの買い物できる施設の充実は、住み心地のよさにもつながります。生活必需品すべてを揃えられる街なら、買い物のためにわざわざ遠出する必要もありません。

Point3
外せないポイントで、特に女性は重視したいところ。不動産会社の情報だけでなく、なるべく現地を訪れて、夜の道の明るさや人通りの有無などを自分の目で確認しましょう。各県の警察のホームページでは犯罪発生状況を確認できます。

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

ひとり暮らしにおすすめの街 東京編

世界の名作住宅

PROFILE

中山繁信 Shigenobu Nakayama
建築家。1942年栃木県生まれ。法政大学工学部建築学科卒。法政大学大学院建設工学科修士課程修了。宮脇檀建築研究室、工学院大学建築学科伊藤ていじ研究室助手を経て中山繁信設計室(現T.E.S.S.計画研究所)開設。2000年~2010年工学院大学建築学科教授。工学院大学建築学科非常勤講師、法政大学建築学科非常勤講師。主な著書に「図解 世界の名作住宅」(2018年、エクスナレッジ)、「窓がわかる本」(2016年、学芸出版社)など。

森と芝生に溶け込むガラスの家、「グラスハウス」は温室のような住宅です。プリツカー賞の初代受賞者、フィリップ・ジョンソンがセカンドハウスとして建てました。1949年完成当時、雑誌Lifeに掲載されたグラスハウスに対し、多くの人が「丸見えで暮らすの?」と思ったようです。しかし、広大な芝生があり、石垣もあるため、いつも見られることはありません。見られたくないトイレやシャワーブースはレンガ造りの円筒状のコアに収納されています。また、グラスハウスの少し離れには閉鎖的なレンガの家があり、グラスハウスはサロンのように使っていました。
  庭園のデザインは、ジョンソンの生涯のパートナーでキュレーターのデビッド・ホイットニーと共に手掛けました。「キャンベルのスープ缶」で有名なアンディ・ウォーホルと3人は友人で、ウォーホルは何度もグラスハウスを訪れ、ジョンソンの肖像画も描いています。
 MOMAのキュレーターでもあったジョンソンは、「私はとても高価な壁紙を貼っている」と言ったそうです。森と芝生の壁紙(ガラス)に絵画を飾っていました。
 自然と一体化した住宅、という考え方は、板ガラスと鋼材という工業製品によって実現可能になりました。グラスハウスの鉄骨はビルにも使うI字型鋼材です。壁面4面をガラスにしたことで、透明性と反射性を持たせています。自然を感じられるよう、屋内に仕切り壁はなく、ワンルームです。
  なお、ガラスと鉄の住宅というアイデアは、ジョンソンが敬愛する近代建築の三大巨匠、ミース・ファン・デル・ローエのものです。ミースは、グラスハウスが竣工した2年後に、恋人のために全面ガラス張りの住宅を完成させています。
 ガラスという工業製品が実現した自然との一体感。もしも窓越しに空が見られるとしたら、それは現代の住宅が実現した自然な暮らしなのかもしれません。

1分動画でわかる!暮らしのHowTo

LIFULL HOME’S DIY Magとは?

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「LIFULL HOME’S DIY Mag」は、不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’Sがお届けする暮らしの編集力を高めるWEBマガジンです。DIYやセルフリノベ、収納や休日の楽しみ方まで、暮らしを楽しくする情報を写真や動画とともにお届けしています。

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知っておきたい!気になる住まいのトレンド事情

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記事監修/LIFULL HOME'S編集部
不動産賃貸や売買の流れから、ライフスタイルのことまで「住まいの様々なお役立ち情報」を配信しています!

http://www.homes.co.jp/cont/

 賃貸物件の初期費用、地域によってルールが異なることをご存知でしょうか。東日本では主に「敷金(しききん)・礼金」が用いられ、関西や九州などの西日本では主に「保証金・敷引き(しきびき)・償却金」が用いられています。それぞれどんな意味やルールを持つのか、確認してみましょう。
 まず「敷金」とは、退去時の部屋の修繕費用や万一の家賃滞納に備え、大家さんに預けておくお金のこと。そのため、使われなかった場合は退去時に返還されます。逆に、修繕費などが敷金以上にかかった場合は、超えた分を追加で支払います。
 続いて「礼金」は、部屋を貸してくれたお礼として大家さんに支払うお金。敷金のように返還されることはなく、あくまで“お礼”であるため法的な根拠もありません。
 ここからは西日本の習慣です。「保証金」は、退去時の修繕費用や家賃滞納に備えて大家さんに預けておく「敷金」と同じ目的のお金です。呼び方の違いですが、以下で説明する「敷引き」がある場合は返還のルールが異なります。
 「敷引き」とは、退去時の修繕費用や未払いの家賃に補てんされるものですが、利用のあるなしに関わらず返還されることのないお金です。役割としては「敷金」に近いものの、戻ってこないという意味では「礼金」のような存在ともいえます。
 最後に「償却金」は、「敷引き」と同じ意味で、呼び方の違いです。
 馴染みのある言葉でも、改めて意味を知ると、今後の引っ越しに役立てられそうですね。LIFULL HOME'Sのレポートでは、さらに注意点や各費用の相場についても掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

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