大阪市の南部に位置し、大阪湾に面した高石市。大阪府下で2番目に小さいコンパクトな街です。市内を南海本線とJR阪和線が通っており、いずれも大阪市中心部までは電車で20分台とアクセスがよく、ファミリー世代を中心に人気の高いベッドタウンです。市でも子育て世代の支援に力を入れており、さまざまな施策を実施。また、気候温暖で緑豊かな公園も豊富なので子育て環境も良好です。
CONTENTS
01| 高石市の概要:大阪中心部にアクセス良好で、住環境も充実
高石市 工場風景
大阪市の南部に位置する高石市。北と東は堺市、南は和泉市と泉大津市に隣接し、西は大阪湾に面しています。全体的に平坦な地形で、東西6.1km、南北4.1kmで、市域は11.30平方km。大阪府下では、藤井寺市に次ぐコンパクトな街です。その昔は、風光明媚な農山漁村でしたが、大阪市に近い住宅地として注目されてからは人口が増え、大阪湾沿いの臨海工業用地が造成されるなどして発展しました。こうした歴史から、臨海部は堺泉北臨海工業地帯の一部となっており、内陸部が住宅地となっています。
市内を南海本線とJR阪和線の鉄道路線が南北に走り、府道堺阪南線、国道26号、府道和泉泉南線、大阪湾岸線などの主要道路市内を通ります。電車を利用すれば大阪市内中心部までは約25分、堺市内までは約10分でアクセスできる通勤・通学に便利な土地とあってベッドタウンとして人気です。
こうした街の特性から、ファミリー世帯に人気が高まっており、市でも「子育てするなら高石市」をキャッチフレーズに独自性の高い施策を展開。玩具メーカー・ボーネルンドとコラボした親子のための施設「HUGOOD TAKAISHI(ハグッドたかいし)」をその象徴として、各年代に対する施策を打ち出しています。
また、気候温暖で緑豊かな公園が点在するほか、毎年10月の「高石だんじり祭り」の賑わい、市内各所に残るレトロな街並みなど、住みやすく独自の文化・風俗も感じられる土地柄。アクセスのよさ、子育て支援の充実とあいまって、暮らしやすさに満ちた街といえるでしょう。
02| アクセス:大阪中心部へ20分前後でアクセスできる
南海高石駅
高石市の中心となる駅は、南海本線の高石駅。南海本線は大阪市中央区・浪速区のなんば駅と和歌山市の和歌山市駅を結び、乗換なしで大阪の中央部へアクセスできるため非常に便利です。また、関西国際空港へのアクセスも手軽です。主な駅までの所要時間は以下のようになります。
南海高石駅
堺駅約12分、住吉大社駅約25分、天下茶屋駅約20分、なんば駅約25分
関西空港駅(泉大津駅で関西空港行きに乗り換え)約35分
市内には、このほかに南海本線の急行停車駅でなんば駅まで最短15分の羽衣駅、JR阪和線で天王寺駅まで最短17分の富木駅もあり、市内の電車アクセスは非常に良好です。
03| 高石駅周辺の様子:公共施設と店舗が一体になった複合施設が駅前に
駅前には複合施設も
南海本線が南北に走るため、高石駅の周辺は大きく東西に分かれます。賑わいの中心となっているのは駅東側にある「アプラたかいし」。たかいし市民会館として大・小の市民文化ホール、生涯学習センター、図書館、消費生活センターを備えるほか、3階には高石市とボーネルンドが協働で作った親子施設「HUGOOD TAKAISHI(ハグッドたかいし)」が。そして、1、2階にはスーパーや生鮮食品やテイクアウトショップ、カフェ・居酒屋、雑貨ショップ、書店などが入っています。
そのほか、駅の北西と南西にはそれぞれ商店街があり、スーパーマーケットも「ライフ高石店」「関西スーパー高石駅前店」「サンディ高石駅前」が揃っており、日常の買い物に困ることはありません。
04| 治安:繁華街がないこともあり治安は良好
高石市の2022(令和4)年の犯罪認知件数は358件となっています。凶悪犯・粗暴犯は少なく、その中で大きな割合を占めるのは窃盗犯です。近隣の堺市は5,194件、泉大津市が578件、和泉市が1,065件となっており、かなり少なくなっています。これは、市内に繁華街がないことが大きな要因で、住宅街では安心して住むことができるでしょう。
05| マドリームが選ぶ、子どもがのびのび育つスポット
子育て環境の充実を目標に、さまざまな施策を行っている高石市。子育て世代が住みやすい街づくり、親子に優しい行政サービスの充実を図る高石市ならではのスポットをご紹介。
①高石市の子育て支援の象徴「HUGOOD TAKAISHI(ハグッドたかいし)」
HUGOOD TAKAISHI(ハグッドたかいし)
南海本線高石駅前の市民文化会館・アプラたかいしの3階にある子育て支援施設。遊具や玩具の専門企業ボーネルンドがプロデュースを手掛け、高石市と協働で開発した子育て支援施設で、親子の関係を遊びや学びを通して育む三つのゾーンで構成されています。
「ハグッドスクエア」は地域の子育て情報や絵本が充実している子育て支援ルーム。「ハグッドテラス」は親子でゆっくりとくつろげる憩いの広場。「ハグッドプレイラボ」は五感を刺激する、新しいあそびが生まれる研究所をイメージして作られた有料の室内あそび場です。
居心地のよい空間で親子の関係を心地よく育みます
施設全体に自然のモチーフを最大限に取り入れ、室内でありながら、風の揺らぎや木の葉のざわめく音が聞こえてくるかのような自然のリズムが感じられる空間デザインになっています。
②ユニークな遊具で思い切り遊べる「鴨公園」
鴨公園
高石市のほぼ中央、市役所に隣接する運動公園です。園内には高石市立総合体育館があるほか、野球やサッカーのグラウンドも完備。また、思い切り走り回れる広大な広場も。
子どもたちに人気の鴨広場
園内の鴨広場は、子どもたちに人気のエリア。目玉は、ほかの公園ではちょっとお目にかかれないユニークな3つの大型複合遊具。「ブロックス」は、クライミングウォールのように登ったり下りたりできる遊具。「コンビネーション遊具」は、滑り台とアスレチックが組み合わさった遊具でいろいろな遊びが楽しめます。そして「バードネスト・スイング」は、鳥の巣をイメージしたという大型ブランコで、2、3人同時に乗って楽しむこともできます。そのほか、レトロなデザインの恐竜滑り台なども。また、夏には水遊びが楽しめる人工水路も整備されています。
③地球環境とエネルギーについて学べる「大阪ガス ガス科学館」
大阪ガス ガス科学館
大阪ガス泉北製造所第二工場内にある大阪ガスの体験型見学施設で、2022(令和4)年12月にリニューアルオープンしました。地球環境、そしてガスを中心としたエネルギーの“いま”と“みらい”について、子どもから大人まで幅広い世代が楽しく学べます。
フルアテンドで天然ガスや地球環境について学べる
見学はフルアテンド・完全予約制。タブレットを用いてクイズを解きながら、館内を見学します。また、天然ガスや再生可能エネルギーの実験に参加したり、広大な都市ガス製造所内をバスで工場見学するなど、さまざまな体験をとおして、環境とエネルギーについて考えることができます。
06| 独自の支援制度:子育て支援の充実を標榜し、幅広い支援を展開
「子育てするなら高石市」のキャッチフレーズのもと、様々な施策を高石市では展開しています。保育所・認定こども園が10カ所もあり、市域内がコンパクトなこともあって、自宅から近いところに子どもを預けられる条件が整っています。そのほかにも、切れ目なく様々なサポートを用意しています。
地域子育て支援センター
他の親子と交流しながら楽しく遊べるだけでなく、子育てコンシェルジュサービスや育児講座などで子育てをバックアップしてくれます。現在、市内に4カ所あり、それぞれ多彩なメニューを用意しています。
「産後ケア」「パパ・ママ学級」
育児の不安や身体の疲労を軽減し、楽しく育児ができるようにケアをしてくれます。個別プランに沿ったケアなので安心して子育てに向き合えます。また、初めての妊娠の不安や子育ての疑問を持つ出産・育児を控えたパパ・ママが知りたいことが楽しく学べる場を設けています。
病児保育サービス
幼少期の子どもが体調を崩したとき、自宅に訪問してくれる訪問型と市立診療センター内の病児保育室で預かってもらえる施設型を用意。都合に合わせて選ぶことができます。
07| 知っておきたい家賃相場と新築・中古物件の価格帯
高石市の家賃や新築物件の相場は次の通りです。
賃貸マンション・アパートの目安は下記。
2DK:60,000円
3DK:70,000円
1LDK:70,000円
2LDK:850,000円
新築・分譲一戸建ては
2,500万円台後半
から多くの物件が販売されています。
中古マンションは
築5年~15年以内:2,000万円台前半
それ以上の築年数:1,500万円台後半
となります。
高石市一円で土地・分譲地開発、建築・設計、売買・賃貸といった幅広い不動産事業を展開。営業から設計、施工、アフターサービスまですべて自社社員が担当。