埼玉県の南端に位置し、東京都と接する和光市。都心部から20km圏内にあり、東武東上線および東京メトロ有楽町線、副都心線で、池袋駅や新宿駅、渋谷駅などにアクセスできる便利な場所にあります。それでいて、和光樹林公園に代表される緑豊かな公園や荒川の河川敷など自然も豊か。こうしたロケーションのよさから子育て世代に人気が高く、現在も人口増加が続き、高齢化率も低い若さに満ちた街です。平日は始発駅でもある和光市駅から座って通勤し、休日は地元の身近な自然に癒やされる。そんなバランスのとれた生活が、都心にごく近いエリアで送ることができます。
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01| 和光市の概要:東京都に隣接しアクセス抜群、しかも豊かな自然が残る
東武東上線 和光市駅 南口ロータリー
埼玉県の南端に位置する和光市。南側は東京都の練馬区と板橋区に接し、東側は荒川を挟んで戸田市、西側は朝霞市と接しています。東京都心部から20kmほどの近距離にあり、東武東上線および東京メトロ有楽町線、副都心線が利用できます。交通アクセスがよいことから、住宅地として非常に人気の高いエリアです。
人口は1989(平成元)年が約55,000人で、以降は増加の一途をたどり、2023(令和5)年は約84,000人に。内訳を見ると、年少人口(0~14歳)が13.7%と高く、高齢者人口は17.8%と全国平均よりも10%以上低くなっています。こうしたことから若い世代の人口が多く、婚姻率は県内でも常にランキング上位です。
南北に長い市域は、中央部のやや南側を東武東上線が東西に走っており、線路より南側は大規模開発が以前より進んでいます。マンションが立ち並ぶほか国や民間の研究機関・本社も数多くあり、駅周辺は商業施設の充実度でも知られます。一方、北側は閑静な住宅地と近郊農業を営む畑などが混在するのどかな雰囲気となっています。
若い世代を受け入れるための住宅地やマンションの開発が進んではいますが、まだまだ昔ながらの武蔵野の面影を残した豊かな自然も多く、大切に守られています。一面に樹木、芝生が広がる広大な和光樹林公園に代表される公園の数々、荒川の流れと岸辺の自然、そして湧き水スポットも市内各所に点在。
都心へのアクセス至便で買い物にも便利、豊かな自然が生活に彩りを与えてくれる和光市。「アクセス最高 ちょうどいいまち ちょっといいまち和光」のキャッチフレーズどおり、充実した生活が送れそうです。
02| アクセス:池袋まで最短13分、渋谷へも27分でアクセス可能
和光市駅 南口前
和光市のアクセスの中心となるのは和光市駅です。東武東上線と東京メトロ有楽町線、副都心線が乗り入れています。なお、有楽町線と副都心線は、和光市駅と小竹向原駅の間は線路を共有しているので、両線の電車が行き来します。ちなみに、和光市駅は東京の地下鉄ながら埼玉県に所在する唯一の駅となっています。こうしたことから、有楽町線・副都心線は和光市駅が始発駅で、通勤時間帯でも並べば確実に座れるのも大きな利点です。なお、副都心線は東急東横線と相互乗り入れをしているので、横浜方面へもアクセス可能です。
東武東上線
池袋駅(急行利用)約13分
東京メトロ有楽町線(いれずも最短)
飯田橋駅約27分、有楽町駅約37分、銀座一丁目駅約39分、豊洲駅約45分
東京メトロ副都心線(いずれも最短)
新宿三丁目駅約21分、渋谷駅約27分、横浜駅(東急東横線経由)約53分、元町・中華街駅約65分
03| 和光市駅周辺の様子:大型スーパーがいくつもあり、日常の買い物は万全
EQUiA PREMIE(エキアプレミエ)和光
和光市駅は北口と南口がありますが、中心となるのは南口側です。駅直結の商業施設として2020年にオープンしたのが「EQUiA PREMIE(エキアプレミエ)和光」。地下1階から地上3階まで、スーパーの成城石井、ユニクロをはじめ、レストラン・カフェ、ファッション・雑貨のショップが集まります。
南口周辺には「イトーヨーカドー和光店」「西友和光市駅前店」「サミットシーアイハイツ和光店」「いなげや和光新倉店」など、大型スーパーも数多くあります。また、農園が多く、直売所も市内各地に点在する和光市。南口の駅前広場ステージでは、毎月第2・第4水曜に市内の農家が旬の野菜を販売する「軽トラ市」も開催されています。
日常の買い物は駅周辺で十分に間に合い、ファッションアイテムなどはアクセス便利な池袋や新宿、渋谷方面へ。そんなメリハリをつけたショッピングが手軽にできそうです。
04| 治安:犯罪率は県内で50位とかなり低く、相対的に安心して住めるエリア
和光市の2022(令和4)年の犯罪認知件数は392件となっています。内訳では自転車盗が最も多くなっており、凶悪な犯罪は発生していないようです。
犯罪率(人口1,000人あたりの犯罪件数)は、4.7件となっており、県内72市区町村のなかで50位とかなり下位に位置しています。和光市駅南口以外に繁華街はなく、多くのエリアが閑静な住宅になっていることもあり、安心して暮らすことができるでしょう。
05| マドリームが選ぶ、ファミリーで穏やかな休日を過ごせるスポット
市内各所に緑豊かな公園が点在し、畑をはじめかつての武蔵野の面影も各所に感じられる和光市。そんな和光市ならではの、休日におすすめのスポットをご紹介します。
①スポーツやレクリエーションに絶好の「和光樹林公園」
和光樹林公園
和光市駅から徒歩20分ほどの場所にある、面積20.2haの広大な県営公園。1945(昭和20)年に米軍に接収された「キャンプ朝霞基地」の跡地の一部を整備し、1989(平成元年)年に開園しました。園内は主に芝生の広場と樹林からなります。春にはソメイヨシノやオオシマザクラが楽しめます。秋の黄葉はモミジだけでなく、コキアやツツジの紅葉、カツラの黄葉も楽しめます。
子ども向けの複合遊具などもある
エントランスを抜けると樹木のない広大な芝生広場が広がり、その一角には幼児向けの「三世代遊具広場」や小学生向けの複合遊具も。その先には小高い丘で、ところどころに樹木のある疎林広場や季節ごとの花々を楽しめる三角花壇が。樹木に囲まれたBBQ広場もあり、食材や機材の貸し出しもあるため、手ぶらでも楽しめます。さらに園内を縫うように延びるジョギング・ウォーキングコースが2コース整備されています。
園内にはアリーナやトレーニング室も
園内には観客席を備えたアリーナやトレーニング室、弓道場、柔道場、剣道場を完備した和光市総合体育館も。また、練馬区の都立大泉中央公園が隣接。休日に思い切り体を動かすには最高のロケーションです。
②古きよき日本の農村暮らしを体感できる「新倉ふるさと民家園」
新倉ふるさと民家園
堂々たる茅葺屋根の和光市指定文化財「旧富岡家住宅」を中心に、潜り門、管理棟、井戸などの建造物と、前庭・畑・池などで江戸期からの農村地域の様子を再現しています。旧富岡家住宅は、江戸後期、300年ほど前に創建されたとされる建物で、現存する埼玉県内でも最古の部類に入る貴重な建造物です。元は、現在地から少し離れた場所にあったのですが、東京外かく環状道路の建設で移動を余儀なくされることに。いったん解体され部材が保管されていましたが、現在の場所で復元されることになり、2006(平成18)年に完成し、民家園としてオープンしました。
囲炉裏のある主屋
囲炉裏のある主屋に一歩足を踏み入れば、のどかな田舎の暮らしにタイムスリップしたかのよう。古きよき日本の素朴な生活を垣間見られます。また、1月の鏡開きや5月の端午の節句など、四季折々の行事も行われ、そば打ちやたくあん漬けなどの教室が開催されます。
③農業を通じて市民が気軽に交流できる憩いの場「アグリパーク農業体験センター」
アグリパーク農業体験センター
農業者の休憩施設でありながら、市民が農業を通じて交流できる場として1998(平成10)年にオープンしました。市内にある優良な農地を守り農業従事者の減少を食い止めるため、新倉8丁目周辺をアグリパークとして「食育・農」をコンセプトに収穫体験や農業講座、農まつりといったイベントを実施し、農業への理解を深める取り組みを行っています。
ジャガイモ収穫体験
農作物を育てる楽しみを知ってもらえる取り組みとして、市民農園を開放。初めての農作業でも農業体験センターのスタッフがアドバイスし、野菜作りを体験できます。市内在住・在勤の人であれば年に1回の利用申込に応募が可能です(空きがある場合は随時募集)。
06| 独自の支援制度:和光市と埼玉県、それぞれの支援を効果的に活用
アクセスのよさや整った住宅街、豊かな自然などファミリー世代にとって絶好の環境が整った和光市。子育て支援を充実させ、ファミリー世代の期待に応えています。
和光市子育てガイドブック
毎年、印刷物で発行し、ホームページでも閲覧できる子育てガイド。子どもの発達時期ごとの育児情報や子育て支援制度、遊び場、関係施設連絡先などを掲載。
和光市ホームスタート事業
妊娠期から6歳未満の子どもがいる家庭が対象で、ホームビジターと呼ばれる子育て経験のあるボランティアが家庭訪問をして、一緒に育児や家事をしてくれたり、子育ての相談にのってくれたりします。
子育て世代包括支援センター
母子健康手帳の交付を行うとともに、妊娠中の人や子どものいる人が、その時々の子育ての相談や、これからどのような出産や子育てをしていくか、専門のスタッフと話し合うことのできるスペースです。助産師や看護師などの資格をもった「母子保健ケアマネージャー」と社会福祉士や保育士などの資格をもった「子育て支援ケアマネージャー」を中心に、資格と経験のあるスタッフが常駐し、気軽に相談にのってもらえます。
埼玉県 パパ・ママ応援ショップ
県内在住、在園または在学で、18歳に達して次の3月31日を迎えるまでの子どもがいる家庭が対象です。埼玉県が展開する支援制度で、協賛店で提示すると割引などの優待が受けられます。和光市の市内だけでも100以上の協賛店などがあります。紙版以外に、スマホにアプリをダウンロードして使うスマホ版も用意されています。
赤ちゃんの駅
誰でも自由におむつ替え等ができるスペース。埼玉県の子育て支援の一つで、和光市内にも50か所以上あります。
わこうっこくらぶ
放課後等の児童の安全な居場所として、小学校の余裕教室等で児童が教育活動サポーターの見守りのもと、宿題・自主学習・室内遊び・外遊び等をして過ごすことができます。地域の方々の参画による、工作教室・理科実験教室・英語教室・スポーツ教室(ドッジボール・バレーボール・バスケットボール・ゴムボール野球・テニピン・サッカー)・ミニコンサートなどを開催する「子ども教室」のプログラムも実施します。
07| 知っておきたい家賃相場と新築・中古物件の価格帯
和光市の家賃や新築物件の相場は次の通りです。
賃貸マンション・アパートの目安は下記。
2DK:90,000円
3DK:110,000円
1LDK:120,000円
2LDK:170,000円
新築・分譲一戸建ては
5,000万円台前半
から多くの物件が販売されています。
中古マンションは
築5年~15年以内:3,000万円台後半
それ以上の築年数:3,000万円台前半
となります。