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やすりをかけて無骨な感じを出した木のカウンターとテーブル。白、ベージュ、グレーなど薄い色の室内を、黒い窓枠やイームズチェアがキリリと引き締めています。
「家を購入した3年前はカフェスタイルが好きで、キッチンの開口部にアクリル板を使って内窓を付けたり、夫に頼んでカウンターをつくってもらったり。当時、カウンターやイケアで購入したテーブルは濃い茶色でしたが、外国雑誌の影響を受けて薄い色にしたくなり、自分でやすりをかけました」と語るseimiさんは、木の床や薄茶色の柄が入っている壁紙も、もっと白っぽくしたいと計画中です。「寝室も同じ壁紙でしたが、夫とふたりで白く塗りました。彼は『インテリアは興味がないから好きにして』と言いつつ、力仕事をよく手伝ってくれます」
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中古マンションを購入してリノベーション業者に依頼、家族4人で引っ越してきたさやかさんのリビングは、むき出しのコンクリート壁にヴィンテージ調の家具が置かれ、ニューヨークのアーティストが古い倉庫をアトリエにしたような雰囲気です。「壁紙は業者さんに取り去ってもらい、夫や息子と一緒に、残ったパテ跡をはがしました。テレビの脇の棚は白かったものを自分で塗装しました」。カフェめぐりが好きなさやかさん、カフェでいつもインテリアのヒントを探しているそう。インスタグラムでの交流も大切で、壁の個性的なドライフラワーはインスタ仲間の作品です。
「男前なインテリアに魅かれるのは、大工だった祖父の影響かもしれません。粋に帽子を被り、晩年もフットワークよくアメリカ旅行を楽しんだりする、ダンディなおじいちゃんが大好きでした」
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「私は独身時代から服や持ち物を増やしたくないタイプでした。結婚後は転勤族なのでいっそう意識して、いらないモノは捨てるようにしています」と言うeriさんの、昨年5月に大阪から引っ越してきた賃貸マンションは、2歳のお子さんがいるとは思えないほどスッキリ。最近話題の「塩系」といわれる雰囲気を醸しています。
「子どもができて変化したのは、北欧テイストを取り入れたこと。前からモノトーンが好きでしたが、今はそこに木の色を合わせています」。たとえばロウヤのソファには木の飾り棚が付いていること、窓際のチェアもグレーと木の色のツートンカラーなことが購入の決め手になったそうです。ネットで購入した木の飾り棚には、白いボックスを組み合わせました。「白っぽい木目のフロアタイルも一人で敷き詰め、部屋の雰囲気をがらりと変えて、仕事から帰宅した夫を驚かせたことがあります」と男前なエピソードも披露してくれました。
ホワイト、ブラック、グレーを基調とし、生活感を抑えたさっぱりとした雰囲気をもつ塩系インテリア。無骨で飾らないアイテムを取り入れ、観葉植物をプラスすることで、より立体感のある空間が完成します。1つのテイストにとらわれない、良い部分を少しずつ集めたミックススタイルともいえる塩系インテリア。基本を押さえながら、ぜひ自分の感覚でお部屋をつくり上げてみてくださいね。
Profile
LIFULL インテリア
日髙 里奈
Hidaka Rina
休日は国内旅行を楽しんでいます。旅先のホテルや旅館で家具を隅々まで見てしまうのが癖。皆様の家具・インテリア選びが楽しくなるよう魅力的な商品を紹介していきます。
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