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巻頭グラビア 常盤貴子

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PROFILE

衣装協力

常盤貴子 Minami Takahashi
1972年、神奈川県生まれ。ドラマ「悪魔のKISS 」(フジ系)で、女優として注目を集め、その後、「愛していると言ってくれ」(TBS系)、映画「アフタースクール」、「グッドワイフ」(TBS系)などで活躍するほか、ナレーション「鶴瓶の家族に乾杯」でナレーターを務めるなど、活躍の場を広げる。最新出演映画「こどもしょくどう」が公開中。

映画「こどもしょくどう」
https://kodomoshokudo.pal-ep.com/

シャツ56,000円、ベアドレス56,000円(共にキミノリ モリシタ/エム 03-3498-6633)、ネックレス、イヤリング(共にスタイリスト私物)
※表示価格はすべて、税抜表示となります。

巻頭グラビア 常盤貴子

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衣装協力

すべてスタイリスト私物

巻頭グラビア 常盤貴子

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衣装協力

トップス30,000円、パンツ35,000円(共にアイレネ/ルシェルブルー カスタマーサービス 03-3404-5370)
※表示価格はすべて、税抜表示となります。

巻頭グラビア 常盤貴子

「家が好きで、すぐ帰りたくなるんです」という常盤貴子さん。とくに好きなのはキッチンで、「ただ座っているだけで落ち着くし、おいしいものがある冷蔵庫にもすぐ手が届くし」と微笑む様子から、家事も自分のペースで楽しんでいることが伝わってきます。常盤さんにとって、暮らしの知恵とはどんなものなのでしょうか。

──暮らしのなかで大切にしていることはありますか?

モノはきちんと選ぶことでしょうか。簡単に捨てられないので。初めてのひとり暮らしのとき、実家にあったお茶碗や食器をもらって来たんです。それは「これ持ってっていいよ」って言われたものだったんですが、「これが欲しい」と選ぶべきだったと思いました。自分の好みとは違うし、けれどそういうものに限って割れない(笑)、激しく後悔しました。ものを簡単に捨てられないからこそ、いまはきちんと吟味して本当に好きなものを選ぼうと決めています。

──選ぶ基準はどういうものですか?

自分たちの感覚を大事にしていますね。それは、実家からのお茶碗にも通じるのですが、「これでいいや」とか「安いから」とかで選んでしまうと、そういう生活になっていってしまう気がして。なので、本当に欲しいものが手に入れられるときを、待ってでも気に入ったものを買うようにしています。すべてそうはいかないかもしれませんが、そういう意識を持っているだけで生活は変わると思うんです。

──モノを大切にする姿勢、素敵ですね。

私、“金継ぎ(きんつぎ:割れた茶碗を漆や金を使って修復する技法)”を習っているんです。本当に好きなものならば、そうやって器が欠けたことさえも、むしろラッキーと考えて金継ぎをして、そうやって生活を楽しめたらいいですね。

──ほかにも、生活を楽しむなにかをやっていますか?

夫と誕生日が近いのですが、お互いに毎年誕生日プレゼントを贈り合うものの、欲しいものってそんなにないんですよね。そこで、ある時、その分のお金を積み立てて、2人の好きな絵を1枚買おうと決めたんです。その時に気に入ったものに巡り合わなければ来年に持ち越し。2年も3年も持ち越されることもあるんだけど、その分、選択肢は広がるし、もっと好きなものを買えるじゃないですか。今年は何も買えなかったけど、それはそれでいいよねと話しています。誕生日とは違うタイミングで出会ったときも、「今年買ってないしね」と買うのもありっていう、ちょっとゆるいルールなんです。

──楽しそうですね! そうやって選んだものが集まる家は、常盤さんにとってどんな場所ですか?

大好きな場所。すぐ帰りたいし、猫もいるし。家だとやることが尽きないので、家だけでも時間が足りないです。でも時短グッズなどはあまり使わないかな。不器用に生きてますね(笑)。そんなに要領よくやれないですし、やらなきゃいけないことはもちろんあるんでしょうけど、私のキャパを超えることは、怠けていいと思ってるんです。逆算してそれまでにこれをする、とみんな目指しているものがあるんでしょうけど、そのハードルが低いのかもしれないですね。でも、家事をするのも、本を読むのも、私の時間。だから楽しい時間にしたいと思っています。

肩の力を抜いて、暮らしを楽しむ――。常盤さんのそんな姿勢こそが、暮らしを豊かにする知恵なんですね。

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