だれもが健康に暮らせる「健康都市」。農水産物に恵まれた大府市の住みやすさ＆治安

大府市は、愛知県の西部、先端に中部国際空港がある知多半島の東側の付け根に位置します。北部は名古屋市と隣接し、東側は豊明市と刈谷市、南側を東浦町、西側を東海市と接する内陸の市です。北は名古屋の大都市圏、南は農業や漁業の盛んな知多半島、東はものづくり産業の発達した西三河地域と、それぞれ特色のあるエリアと接しており、古くから愛知県西部の交通の要衝でした。現在も市内には名古屋高速道路や伊勢湾岸自動車道、知多半島道路などが乗り入れ、国道幹線やJR東海道本線も走ります。

大府市はブドウの栽培が盛ん

こうしたアクセスのよさの恩恵を受け、自動車産業を中心としたものづくりが盛んな地であり、県内でも有数の工業都市の顔を持ちます。また、なだらかな丘陵地が広がり、愛知用水を利用した農業も盛ん。県内一の生産量を誇るブドウやトマト・イチゴなどの果樹園・温室栽培、キャベツやタマネギといった露地栽培などが行われています。

市内にはJR東海道本線の大府駅と共和駅という2つの駅があり、名古屋市までは15分ほど。隣接する日本有数の自動車産業が盛んな刈谷市までは5分ほどです。このため、隣の工業都市通勤者のベッドタウンとしても人気で、市内各所に住宅地が広がります。一方で、市域を流れる川沿いや緑豊かな公園など、穏やかな自然も豊富に残り、休日の癒やしスポットにも事欠きません。

ウェルネスバレーの施設「あいち健康プラザ」

住環境や自然環境に恵まれた大府市ですが、この好環境を活用した事業として行われているのが「ウェルネスバレー」構想。市内南部から隣接する東浦町にかけては、健康・医療・介護・福祉関連の機関や施設が集積しています。健康・長寿、認知症、健康長寿関係のロボット、生活習慣病予防などに関する一大研究拠点となっているのです。

また、大府市としてもWHOが提唱する「健康都市」に賛同。緑道整備やウォーキング環境の整備、市民主体の生涯スポーツの推進、ライフステージ別の健康課題を意識したプロジェクトの展開などを行っており、市民の健康維持・推進に非常に力を入れています。

緑豊かな自然、恵まれた住環境とアクセスのよさ、豊富な農産物や水産物が手近な立地、そして官民あげての健康推進。公私共にバランスのとれた生活が実現することでしょう。

JR東海道本線

愛知県大府市のアクセスの中心となるのはJR大府駅で、東海道本線が乗り入れているほか、ここが起点となる武豊線も乗り入れています。名古屋駅へは東海道本線下りの新快速を利用すれば約15分、東三河の中核都市である豊橋までは約37分となっています。

名古屋駅まで出れば、東京・横浜方面、新大阪・京都方面へは東海道新幹線でアクセスが可能。また、空の玄関口である中部国際空港までは、JRと名鉄特急の利用で約50分。日本の主要地域はもとより、世界各地へのアクセスも便利です。さらに、武豊線を利用すれば、江戸時代から栄え、知多半島の中心都市である半田市へも直通電車で25分ほどです。

また、知多半島道路の大府東海ICや伊勢湾岸自動車道の大府ICが市内にあり、高速道路のアクセスも便利。名古屋中心部へは約25分、中部国際空港へも約25分です。市内を国道が南北に走っているので、近隣市町村への移動も苦になりません。

市内主要地域を結ぶ路線バスも大府駅から発着。知多バスと市内循環バスのふれあいバスが主要施設を結びます。

JR東海道本線大府駅東口

大府駅の出口は東・西の2か所で、いずれも広々としたロータリーが確保されています。市内を循環するふれあいバスやタクシーなどの交通機関が利用できるほか、住宅街から車で送り迎えをする人の乗り降りも便利です。

表玄関となる東口には若干の商店やホテルがあり、市役所、金融機関、ホテルなどが点在。至学館大学へのアクセスもこちら側です。一方、西口側は人間環境大学大府キャンパスや県立大府高校、豊田自動織機大府工場などへのアクセスに使われます。

駅前に目立った商業施設はなく、日常の買い物などは、車を利用して幹線道路沿いの大型商業施設で済ますライフスタイルが一般的です。

大府市の犯罪発生件数の推移を見ると

2016年：695件
2017年：659件
2018年：568件
2019年：537件
2020年：360件

となっており、近年は着実に減少しています。犯罪の種別で発生状況を見ると、大半が自転車盗や車上ねらいなどの窃盗となっており、殺人、強盗などの凶悪犯はまれです。

大府市では「大府市犯罪のないまちづくり基本計画」を施行し、同条例に基づいた各種施策を実施。刑法犯認知件数の毎年の減少に取り組むなどしています。また、「大府市犯罪被害者等支援条例」を2022（令和4）年に制定。犯罪被害者等が犯罪などにより受けた被害による経済的負担の軽減を図る国・愛知県の給付制度に、上乗せする市支援金給付制度を創設しています。

1974（昭和49）年の時点で、将来の都市像に「健康都市」を掲げ、まちづくりに取り組んできた大府市。さまざまな施策で、市民の健康維持・増進をサポートするほか、健康づくりの拠点となる施設の誘致や健康スポットの設置も盛ん。そんなスポットのなかからマドリームが厳選した3つの施設をご紹介します。

さんさん広場

健康・運動・福祉・研究・生きがいがテーマの健康発信型公園。約50ヘクタールの広大な敷地に、家族で楽しめる無料施設やグループでスポーツを行える有料施設を備えます。

広々とした大芝生広場は思い切り走り回れるのはもちろん、小学生が対象のコンビネーション遊具や、幼児向けのすくすくランドなどの大型複合遊具もあります。さんさん広場はなだらかな丘陵になっており、広場内にアスレチックなども。そして、子どもたちに大人気なのが子どもの森。6～12歳を対象としたアスレチックや3本のロングスライダー、斜面遊具などで遊べます。

ジョギングコース

だれもがジョギングやウォーキングを楽しめる1周1,100mのコースも完備。そのほか、球技場、体育館、テニスコート、ベビーゴルフ場などの有料施設が利用でき、あらゆる健康サポートが受けられる「あいち健康プラザ」も敷地内にあります。

外観

イチゴパフェ

大府駅に隣接する、健康と観光をテーマにした施設。タニタカフェとコラボした「KUROTOおおぶ×TANITA CAFFE」では、健康に配慮した週替わりランチや季節のフルーツをふんだんに使用した人気のパフェを提供。また、大府の特産品を使ったお土産や市内で作られる工芸品などが揃うショップ、いつでも気軽に体組成計や血圧計で健康状態を調べられる健康コーナーを展開。また、観光案内をしてくれるボランティアガイドの申し込み受け付けもしています。

はなまる市外観

大府市の田園風景が一望できる丘陵地にある、「農と食、健康」をテーマにした複合交流施設。広大な敷地には、中心施設である農産物直売所のほか、レストランやパン・スイーツなどのショップ、さらに天然温泉までが揃う知多半島屈指の人気施設です。

はなまる市店内

東海地方最大級の規模の直売施設「はなまる市」は、知多半島の全域の農家が毎日採れたての野菜を出荷。四季折々の野菜、果物がどっさり。全品に生産者名が表示されている安心な食材ばかり。そのほか、豆腐や和菓子などの加工品、地元産の精肉、牛乳、地元酒蔵のお酒も。

そのほか、四季折々の切り花・鉢花、園芸用品が揃う「さんハウス四季」、パン工房・惣菜工房の「できたて館」、地元食材による和食が味わえるレストランの「だんらん亭」が敷地内にあります。

和風露天風呂

さらに、地下1,500mから湧出する温泉を大浴場や露天風呂などで楽しめる「めぐみの湯」、県下最大級の天然温泉による足湯「ちゃぷーん」、子供連れファミリーむけの遊び施設やカフェ、フードコートのある「すくすくヶ丘」など、1日たっぷり楽しめる施設です。

現在、「第2期大府市子ども・子育て支援事業計画（子・フレ！）」を柱に、様々なサポートを展開する大府市。以下のようなサポートを実施しています。

おおぶ家庭で子育て応援クーポン交付事業
家庭で子育てをしている保護者のリフレッシュ、育児疲れの解消等を図ることを目的に、公立保育園と一部の私立保育園の一時的保育を無料で利用できる「家庭で子育て応援クーポン」を発行しています。満1歳の誕生日から3歳到達後最初の3月31日までの子どもが対象です。

病児・病後児保育
急な病気で保育園などに預けることができない子どもを、仕事などで保育ができない保護者にかわって預かってくれます。自宅等にスタッフを派遣するタイプと医療機関併設の病児保育室で保育を行うタイプが用意されています。

大府市子どもステーション
子育て支援センター、ファミリー・サポート・センター、子どもたちに課外活動の場を提供する少年少女発明クラブの機能をそなえた施設。幼児と保護者が、親子で過ごすことができ、親子遊びや季節の行事、交流会なども実施。

おおぶファミリー・サポート
子育てのお手伝いをして欲しい人と子育ての手伝いをしたい人が会員となり、地域で子育てを助け合う会員組織。0歳から小学校6年生までの子どもを養育している人が依頼会員となれます。

愛知県大府市の家賃や新築物件の相場は次の通りです。

賃貸マンション・アパートの目安は下記。

2DK：55,000円
3DK：60,000円
1LDK：65,000円
2LDK：75,000円

新築・分譲一戸建ては

3,000万円台後半

から多くの物件が販売されています。

中古マンションは

築5年～15年以内：3,000万円台前半
それ以上の築年数：2,000万円台前半

となります。