キッチンは毎日使う場所だからこそ、使い勝手よく、シンプルに。
これ本当に使いやすい? ほかで代用できない?本当に気に入っている? 常に自問自答しながら、自分にとって“使いやすい最高のキッチン”を保てるよう心がけています。
“使いやすい最高のキッチン”を手に入れるためにはいくつかのコツがあります。
収納グッズ選びもそのひとつ。今回は、私自身も愛用しているおすすめの商品とその使い方を紹介します。
キッチンがすっきり整うと、不思議と気持ちも暮らしもシャキッとしますよ。
CONTENTS
01| おすすめ収納グッズ1
無印良品「ポリプロピレンラップケース」
半透明のケースなので、外から中身が確認できるのも便利
キッチンに出しっぱなしになりがちなラップやアルミホイル。使う時にすぐ出せる場所に置いておきたいですが、カラフルなパッケージは散らかって見える原因になります。
そんな問題を解決してくれるのが、無印良品の「ポリプロピレンラップケース」。ラップは引き出しの中にしまうより、出しっぱなしにしておきたい派の方にはとくにおすすめです。「わざわざケースに入れ替えるのが面倒……」と思っている方は、その先入観を思い切って取っ払ってみてください。使用してみたら、キッチンのすっきり感と使い勝手のよさにきっと満足できると思います。
我が家では、別売りの「ポリプロピレンラップケース用マグネット」を使い、ラップ、アルミホイル、クッキングペーパーの3種類を冷蔵庫横に貼り付けています。置きっぱなしにするより、さらにすっきりしますよ。
02| おすすめ収納グッズ2
山崎実業 towerシリーズ「ブレッドケース」
使い勝手がいいだけじゃなく、シンプルなデザインもツボなブレッドケース
この山崎実業から出ているtowerシリーズの「ブレッドケース」は、キッチンのカウンターや食器棚の上についつい置いてしまいます。パンやシリアル、バナナ、はちみつ、コーヒー、サプリなどの生活感あふれるものたちを、一気にまとめて収納してくれる優れたアイテムです。
容量も大きく、ケースの上にケトルやオーブントースターなどの家電を置くことも可能。形状も、横置きと縦置きタイプ両方が発売されているので、キッチンのスペースに合わせて選べるのもポイントです。
お値段は少し張りますが、私はキッチンに一時置きしてしまっているあれこれが、すっきり片づくよいお買い物だと思っています。
私は、このケースには稼働率の高いものだけを入れると決めています。毎日食べるものや飲むものを入れておけば、使いやすさをさらに実感できると思います。
03| おすすめ収納グッズ3
イケア「オストビット プレートホルダー」
天然素材なので空間に優しくなじみます
お皿は立てて収納すると、収納の基本である「取り出しやすく戻しやすい」が叶い、驚くほど楽になります。
イケアのプレートホルダーは、かさばる平皿を立てて収納することが可能です。お皿は重ねることで収納力は上がる場合もありますが、下になったお皿が取り出しにくく、戻しにくいといったストレスがあります。下のほうになってしまったお皿は出すのが面倒になり、出番がまったくなくなってしまう……なんてことも。
引き出しの中でも使用。重ねないのでワンアクションで取り出せます
お皿が取り出しやすくなると、毎回の食事で今日は何を使おうかな~といった選ぶ楽しみが増えます。お皿選びが楽しくなると食事の充実感がアップし、暮らしの満足度が高くなる。そんなプラスの連鎖が生まれます。些細なことがきっかけで、やる気スイッチが入り、おうち全体を片づけたくなるのも実は“お片づけあるある”なのです。
04| おすすめ収納グッズ4
無印良品「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド・1/2」
取り出しやすく、かつ一目でどこに何があるかわかるようにするのが整理整頓のコツ
食品のストックなどは、みなさんどのように収納されていますか? 私の経験上、食品は大きなボックスにまとめて収納していらっしゃる方が多いように感じます。
実は、食品は比較的小さめのボックスに立てて収納するのがおすすめです。立てて収納することで、何をどのくらいストックしているのかを管理しやすくなります。何があるか一目で把握できるので、重複買いを防ぐことができ、賞味期限切れもすぐに確認できます。
収納グッズの大定番である無印良品のファイルボックスは本当に優秀
私は、キッチンの引き出しの中に無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド・1/2」を入れ、種類別に分けて立てて並べています。私にとって買い置きのインスタント食品は、忙しい日々の心に余裕をくれる大切な存在。ストックしてあるだけで、これさえあればなんとかなる! と思わせてくれるのです。ストックがきれいに整理されていることで、なんとなく外食してしまったり、お惣菜を買ってしまったりするのを減らすことができ、経済的にも嬉しい効果があります。また、レトルト食品のストックは、防災用の保存食にもなるので在庫切れにならないよう、食べたら補充しています。
05| 番外編 つっぱり棒
キッチンによっては、そもそも収納する場所も置き場所もないという場合もあるかと思います。
いまは限られたスペースを有効活用できる便利なグッズがたくさんありますが、狭いスペースでの収納や、隙間収納の基本といえばつっぱり棒。吊るしたり引っかけたりするのはもちろん、数本組み合わせたり棚タイプを使うことで、収納の幅が広がります。長さもさまざまあり、100円ショップなどでも気軽に購入できるので、いろいろ試してもいいと思います。
私が注目しているのが、ニトリの「伸縮つっぱりキッチンパネル」。伸縮式のスチールパネルはマグネットがくっつく仕様になっており、別売りのマグネット付きフックやラップケースなどと組み合わせれば、収納量が格段にアップします。高さも横幅も、場所に合わせて変えられるので、壁に穴をあけたりできない賃貸物件や、小さなキッチンにはとくにおすすめです。調味料や調理器具、キッチンペーパー、ラップなど、本当によく使うもののみをここに集結しておけば、すぐに手に取れますし、調理の時短にもつながり最高に使いやすい収納をつくることができると思います。
06| 目指すは、自分にとって快適な環境づくり
片づけは、まずは自分にとっての使いやすさを模索していくことが大切です。それを繰り返すことで、自然ときれいをキープできるようになります。
我が家のように何もものが出ていないキッチンをSNSなどでも見ることがあると思いますが、それがあなたにとって“使いやすい最高のキッチン”とは限りません。自分はどんなキッチンが好きか、この収納は自分に向いているかを考えながらお片づけしてみてくださいね。