今年もやってきました、梅雨からはじまる、じめじめと蒸し暑~いこの季節。
私はこの時期になるとなかなかごはんを作る気力が起きません……。ですが、重い腰を上げてなんとか開いた冷蔵庫がきれいに整っていると、とたんに私のテンションは上がり、やる気スイッチが入ります! たったそれだけのこと? と思われるかもしれませんが、冷蔵庫が整っているだけでやる気が倍増し、メニューも格段に浮かびやすくなるんです。
今回は、必見の冷蔵庫の整理術&生ごみ対策をお届けいたします。食料品が傷みやすくなるこの時期こそ、冷蔵庫を見直してみてください。
CONTENTS
01| 冷蔵庫の整理術「グループ分けして収納する」
冷蔵庫の中は、ケースを使ってグループ分け
作り置きしたものを忘れて腐らせてしまったり、食材の賞味期限が大幅に切れてしまっていたり……。これは散らかっている冷蔵庫のあるあるです。
頻繁に見直さない場所だからこそ、ルールを決めて整理整頓しておくことが大切。
冷蔵庫のおすすめ整理術は3つあります。
1つ目は「グループ分けして収納する」こと
例えば、我が家で実践しているのはこちら。
- 朝ごはんセット(ジャム、バターなど)
- ごはんのお供セット(梅干し、鮭フレーク、昆布など)
- 粉ものセット(小麦粉、たこ焼き粉、パン粉など)
- おやつセット(ヨーグルト、プリンなど)
こんな感じで、よく使うものをグループごとにセットにして、まとめて収納しています。そうすることで、使うときに探す時間が短縮でき、「何がどのくらいあるのか、ないのか」の把握や管理が簡単になり、買いすぎや買い忘れの防止にもなります。
まとめるときにケースを使うことで、奥行きのある冷蔵庫でも、奥のものまで簡単に取り出しやすくなります。在庫の把握も一目瞭然なので、食品ロス対策にもなります。
ケースを使用するときの注意点は、中身が見えないものや高さが深いケースは、中身の存在を忘れてしまう可能性が高いので避けることをおすすめします。
02| 冷蔵庫の整理術「ゾーンを決める」
ゾーンを決める前に、最初に自分にとって使いやすい位置を見極める
冷蔵庫のおすすめ整理術の2つ目は「ゾーンを決める」こと。
どのゾーンに何を置くかを決めたら、使うたびに決めたゾーンに戻すことを徹底してみてください。冷蔵庫の中が把握しやすくなります。
例えば、
- 定番ゾーン
- 早く使いたいゾーン
- 今日使うゾーン
- 一時置きゾーン
といった感じに、出し入れしやすい場所には定番のもの、しょっちゅう取り出すわけではないけれど必要なものなど、使用頻度でゾーンを決めるのがわかりやすいと思います。また、ゾーンを決めるときは、自分にとってどこの段が使いやすいのかをはじめに考えてみましょう。私は、目線よりやや下の段が一番使いやすいので、そこを「今日中に食べるもの」や「早く使いたいもの」を置くゾーンにしています。
ゾーンをしっかり決めることで、使うときも、戻すときも、買い物から帰ってきたときも、迷わずに収納することができるのでストレスフリーに。また、どこに何があるかすぐにわかるので、家族の「〇〇どこにある~?」の質問からも解放されますよ!
03| 冷蔵庫の整理術「便利アイテムの活用」
3つ目は「便利アイテムの活用」です。
冷蔵庫の整理整頓には、便利な収納グッズが豊富にあるので、ぜひ活用してください。100円ショップなどで手軽に購入できるのも多く、取り入れやすいですが、目的を決めずに購入するのはNG。かえってごちゃつく原因にもなります。
私が導入しているものをいくつかご紹介します。
ドアポケットの仕切り
ドアポケットは仕切りがあると使い勝手がアップします
ドアポケットの飲み物や調味料をしまう際に、空いているところを探して無理やり押し込んだりしていませんか? 「さっきまでは全部入っていたのに、なぜか入らなくなった……」なんてことが日常茶飯事になっている人も多いのではないでしょうか。
ドアポケットに入れる飲み物や調味料は仕切りを活用して定位置を作ると、出し入れスムーズ。我が家では、出し入れが頻繁な牛乳や炭酸水、醤油、ポン酢などは、仕切りアイテムを使って定位置を決めているため、迷子になることは絶対にありません。
チューブ収納
こまごましたチューブタイプの調味料類は、ボックスを活用してさかさまに収納
最近はさまざまなチューブタイプの商品が発売されているので使っている人も多いのではないでしょうか。便利ですが、こまごましたチューブ類は冷蔵庫がごちゃつく原因のひとつです。チューブ収納に特化したグッズが多数販売されているので、導入してみることをおすすめします。我が家では、100円ショップの仕切りボックスを使って、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、からし、わさび、ニンニク、ショウガなど、チューブ類はここに集結させて、逆さまに収納しています。
04| 野菜室の収納のコツ
奥の方が少し取り出しづらい野菜室は、前後でゾーン分けがおすすめ
野菜室は深さや広さに対して入れるものが小さい場合も多く、上手に使わないと食材を腐らせてしまいます。下に下に潜り込んでしまい、無残な姿になった野菜を見つけたこと、誰にでもあるのではないでしょうか。野菜室も、冷蔵室同様に、野菜の種類別などに分けて、大体のゾーンを決めておくと便利です。
我が家では大きく2つのゾーンに分けています。
- 奥に根菜や日持ちのする野菜
- 手前にすぐに使い切りたい野菜
ゾーン決めは、使いやすくするだけじゃなく、何があるかすぐに把握できるのもポイントです。メニューも浮かびやすく、買い足さなければならないものも格段にわかりやすくなります。
野菜室でボックスや仕切りを活用する場合は、堅いプラスチックボックスよりも、紙袋ややわらかいかごのほうが、さまざまな形の野菜もフィットするのでおすすめです。我が家では水洗いできるバスケットを使っています。
05| 冷凍専用庫の導入でQOLが爆上がり
冷凍だけに特化した冷凍専用庫がおすすめ
最近は、冷凍食品ブームの影響や、外出制限があった時期などにストックすることも増えたため、冷凍ストッカーや小型冷凍庫など、冷凍専用庫の人気が上がっているそうです。
我が家も導入済みですが、冷凍専用庫にストックなどを常に入れておくことでごはんの心配が減り、気持ち的にとても楽になりました。冷凍うどんや、冷凍ご飯、忘れたころに突然やってくるふるさと納税の冷凍食品だって、安心して頼めます! また、コストコユーザーの我が家では大活躍で、導入して本当によかったと思っています。
疲れている日や忙しい日に、なんとなく外食したりテイクアウトしたりすることもありましたが、この冷凍専用庫があることで抑えられ、余計な出費も減りました。
06| 生ごみ専用ごみ箱のすすめ
悪目立ちしないシンプルなデザインを選ぶのも大事
この季節、キッチンで冷蔵庫の整理整頓とともに考えたいのが生ごみ問題。生ごみ対策は日頃からしっかり対策をして習慣にしておけば、真夏になっても快適です。
燃えるごみなどのごみ箱に一緒に生ごみを捨てている人は多いと思いますが、ごみ箱を開けるたびににおいが気になりますよね。私も長年の悩みのひとつでしたが、密閉できるごみ箱を、生ごみ専用のごみ箱として導入したことで変わりました。生ごみしか入れないので頻繁に開閉することはなく、またしっかり密閉されるタイプを選んだのでにおいもれもありません。
においだけじゃなく、カビ、ヌメリの発生源であるキッチンの定番である三角コーナーは、頻繁に洗ったり、お手入れしたりしないと清潔を保つのが困難です。便利な存在ではありますが、思い切って手放すのも良い方法だと思います。
07| まとめ
冷蔵庫を整理整頓してすっきりすれば、暮らしがさらに前向きになります。使いやすく工夫ことで、ごはん作りも楽しくなりますよ。おうち時間が長くなるこの時期にぜひ、冷蔵庫やキッチンのアップデートにトライしてみてください!