前編に続き、後編ではほどよく古びた木製の家具や、淡い色で揃えた韓国風インテリアに似合う照明の楽しみ方を紹介します。空間づくりにこだわって選んだペンダントライトやハンガーライト、クリップライトなど、使い方やアイデアも満載です。
ライター:鈴城久理子
CONTENTS
01| セレクトのポイントは「空間に馴染むかどうか」izumiさんのケース
リビング&ダイニング
最新のペンダントランプは、ジャーナルスタンダードで購入したもの。茶トラのダイズも満足げ
ほどよく古びた茶色の家具が目を引くizumiさん宅。大切にしているモットーは「身近にあるもので暮らしを楽しむ」こと。インテリアショップだけでなく、リサイクルショップやホームセンターで購入するなど、照明の選び方にもそのモットーが活かされています。また、「しっくりこない、何か変えたい」と感じたらすぐバージョンアップさせるのもizumiさんのこだわり。特にダイニングテーブル上の照明が決まるまでには紆余曲折があったと言います。
「現在使用しているペンダントランプは、シェードの素材とコードの長さが気に入って購入しました。テーブルの上を照らせるようにコードが長めのものを選んだんです。ようやくお気に入りと出会えました!」。
以前使用していたペンダントランプ。コードが白く短かったので、実はしっくりとこなかったそう
以前使用していたのは、イケアの照明にオフハウスというリサイクルショップで購入した照明のシェードをかぶせたもの。「雰囲気を変えたくて購入したのですが、コードが短すぎたので家にあったイケアの照明にシェードを取り付けてひとまず使っていたんです。でもコードが白くてイメージが合わず、黒く塗ってしまおうかと考えていたところでした」。
シェードを取り付けずに使っていた頃。黒っぽいトラ猫のモカはこの空間が大好き
さらにその前は、約二十年前に購入したイケアの照明をそのまま使用していたそう。「模様替えをしてテーブルの位置を変えたため、ここにペンダントランプが必要になったんです。どうしようかと考えて、ほかの部屋で使っていた照明をここに取り付けたのですが、イメージが合わないなと、ずっと悩んでいました」。
窓際の壁にエンプロダクトの「ハンガーライト」を取り付けて、ほのかなあかりを満喫
模様替えをする前は、ソファとコーヒーテーブルを配置。ペンダントランプは取り付けず、間接照明を利用していました。窓際の壁に「ハンガーライト」を取り付け、優しいあかりを楽しんでいたそう。「この『北欧、暮らしの道具店』で購入したエンプロダクトの『ハンガーライト』は、好きなときに好きな場所で使えるもの、という理由で選びました。いろいろな場所に自由に取り付けられて照らす高さをコードで調節できるので、とても気に入っています」。
アンティーク風の収納棚兼パーテーションの小窓には、大好きな雑貨がずらり
リビング&ダイニングとキッチンを区切っているパーテーションのコーナーでも、「ハンガーライト」が大活躍。おしゃれにディスプレイされた雑貨を照らし出すのにぴったりのあかりです。
キッチン
料理が好きでキッチンに立つことが多いので、照明にも工夫をプラス
キッチンのメインの照明は、トレジャーファクトリーというリサイクルショップで購入したペンダントランプ。「琺瑯製の白いシェードがキッチンに似合いそうだな、と思って選びました。キッチンにはあまり光が入らないので、これを取り付けたら明るくなって作業がしやすくなりました」。
出窓に取り付けた収納棚にクリップライトを挟み、手元を明るく照らしている
キッチンは昼間でも暗いため、間接照明を利用して手元を明るく照らせるようにしています。「シンクに取り付けているクリップライトはホームセンターのカインズで購入しました。狭い場所にも取り付けられるので、とても便利なんですよ」。
階段
人感センサーのライトはホームセンターのカインズで購入したそう
「もとからあった階段の照明のスイッチが壊れてしまったので、人感センサーのライトを置いています。愛猫の茶トラのダイズと多分キジトラのモカが勢いよく上り下りするのですが、そのつどセンサーが反応して明るくなるのが微笑ましいんです」。
※izumiさんのインスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/2nyan_and_lifestyles/
02| 統一感のあるお部屋に照明でアクセント misaさんのケース
リビング&ダイニング
韓国風インテリアをイメージした優しい空間
淡い色で統一された一人暮らしのmisaさんの部屋。8.3帖の1Kの空間は「フェミニン&ナチュラル」がテーマです。部屋全体を明るめの木製家具と淡い色合いのものでコーディネートし、アクセントカラーとして黒を取り入れているのだそう。
「メインの照明はインターフォルムの『アストル シーリングライト』を使用しています。黒をアクセントにしているので、統一感を考えてボディは黒にしました。アームを回転させられるので、好きな場所を照らすことができるんです」。
キャビネットコーナー
間接照明として選んだのは、ディクラッセの「エトワール テーブルランプ フロスト」
「お部屋全体がナチュラルになりすぎないよう、キャビネットの上に置く照明は個性的なデザインのものをセレクトしました」。クリアガラスと真鍮の組み合わせで、点灯していないときも置いてあるだけでコーナーをおしゃれに見せてくれます。
ベッドコーナー
ナイトライトとして使用している「ブラケットライト」は楽天で購入
「枕元に照明が欲しかったので、画鋲で簡単に取り付けられるものを探して購入しました。賃貸なので、コンセントに挿すだけで点灯できるものが欲しかったんです。これは土台部分が明るい木製、シェードが白なので、インテリアにぴったりでした」。
※misaさんのインスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/mi_room120/
03| まとめ
家具やファブリックを選ぶように、照明もとことん納得するまで探す。こんなふうに照明も納得がいくものを選び出すことが、心地よい空間をつくる秘訣のようです。
この記事を書いた人
鈴城久理子 ライター
雑貨紹介や料理、インテリアなど暮らし系の記事を中心に執筆することが多いライター。ただいまメダ活実践中。