コノマチ語り―― 住んでみたい“あの街”の魅力

　東北地方の中核都市である仙台市は、東北の要として支店を置く企業が多く、転勤などでたくさんの人々が移り住んでくる街でもあります。他の地域を知っている人々の多くが「このままこの街に住み続けたい！」と口にする理由、それはまず「利便性」。市内の主要地域を東西南北に結ぶ市営地下鉄や、その周辺地域を網羅する公共バスが発達し、車を持っていなくとも不便を感じることはありません。次の理由として「豊かな自然」が挙げられますね。「杜の都」と言われるだけあって、「西公園」「勾当台公園」「錦町公園」「台原森林公園」など街の中に緑豊かな公園が点在しているし、それでいて郊外に出れば山や海の自然の恵みを味わうこともできます。最近では、あえてのんびりとした郊外の暮らしを選択する若い世代も増えていますよ。たとえば北部の富谷町は、大型の商業施設も増えて、郊外の良環境と暮らしやすさを両立できるエリアとしておすすめですね。
　その一方で、再開発による区画整理が進んでいる仙台では、都心に近い新しい街が続々発展中です。代表的なのは地下鉄東西線沿線の荒井地区、あすと長町地区、富沢地区。病院や商業施設、教育施設も整っていて、どの世代からも高い人気を誇っています。そんなふうに自分たちのライフスタイルに合わせて街選びができるのが、仙台の最大の魅力だと思います。