Q1 暮らしにDIYを取り入れるよさとは?
A
インテリアの好みは人それぞれ。既に完成している住宅の中から、理想の住まいを(しかも予算内で)見つけるのは難しいものです。最近は100円ショップやホームセンター、ネット通販で、誰でも安価で便利な材料を入手できるようになりました。大がかりに思える壁・床のリノベも、はがせる壁紙や置くだけのフロアマットなどを使えば、原状回復も模様替えも簡単。既製品にはないサイズも自在につくれます。はじめはハードルが高くても、慣れれば「この隙間に棚が欲しい」「この部分だけ色を変えたい」など、クリエイティブな欲求が次々と湧き、我が家への愛着が増していくのが、DIYの魅力です。
Q2 マンションでDIYをする際、注意することは?
A
マンションは構造上、各住戸がつながっているため、居室で電動ドライバーやのこぎり、ハンマーなどを使うと、騒音や振動が上下左右に伝わり、近隣に迷惑がかかります。また、油性ペンキには独特のシンナー臭があり、頭痛や吐き気といった体調不良の原因にも。家庭によって生活時間帯は異なるため、「この時間なら大丈夫」というものもありません。騒音が気になる工程はホームセンターの工作室で済ませたり、長時間音の出る作業をする際は窓を閉めて近隣に一言声を掛ける、といった気遣いが必要になるでしょう。もしペンキを使うなら、匂いの少ない水性のものがおすすめです。
Q3 初心者がマンションでできるおすすめDIYはある?
A
DIYの第一歩としておすすめなのは、マスキングテープを使ったインテリアや内装のリメイクです。マスキングテープの長所は、なんといっても、貼り直しができること。間違えたり飽きたりしてもはがしてしまえば元通りになるので、賃貸でも新築でも気軽に使えます。木目やコンクリート、レンガなどさまざまなデザインから選べるほか、最近は15㎝、30㎝といった幅広サイズの商品も出ているので、家具家電はもちろん、キッチンキャビネット、壁などの大きな面までイメージチェンジが可能。壁は全体ではなく、ストライプ状や下半分だけ貼ってみるのも素敵です。
Q4 素人がやってはいけないDIYとは?
A
壁紙のズレやペンキの色ムラといった程度のミスは、手づくりならではの「味」で済ませられるもの。上級者になると、なんでも自分でつくれるような気持ちになってくる人も多いようですが、失敗が絶対に許されない分野があります。それが、電気、ガス、水回りといったインフラ周り。コンセントやガス管、排水管などに関係する部分の改修は、個人では責任がとれない大事故につながる恐れがあるため、必ず専門業者に依頼をしましょう。
これまで花を買っていなかった人も、気軽に“花のある暮らし”を楽しめる、花の定期便サービスをはじめました。3月はピンポンマム、4月はサクラと、春の訪れを感じさせるお花をご用意する予定です。
かわいらしい印象のピンポンマムはキク科のお花で、ピンポン玉が名前の由来ともいわれています。キク科のお花は長持ちするので、プレゼントにもおすすめですよ!
LIFULL FLOWER
須貝文音
Ayane Sukai
1989年生まれ。実家は花の生産農家を営む。2017年1月より花の定期便サービス「LIFULL FLOWER(ライフルフラワー)」の責任者に。好きな花は、カラー。
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