マドリーム“自分らしさ”をデザインする暮らしスタイルマガジン

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持っててよかったわたしの愛用品

PROFILE

宮崎優子さん
インテリアスタイリスト

ご主人の主宰するデザイン事務所「Tender」のマネージャー兼インテリアスタイリストとして活動中。インテリアデザイナーであるご主人が設計した3階建てのご自宅に、子どもと4人で暮らす。そんな自らの暮らしとリンクするように、家族が居心地よく暮らせるインテリアアイデアを日々探求中。

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胴板がテーブルトップの珍しいダイニングテーブルは、「ザ・コンランショップ」のオリジナル。その大きさと、白いYチェアとの組み合わせが気に入っていて、我が家のアイコンのようになっています。天板のサイズが2000×900mmあるので、最初は「大きすぎるかな?」と思っていましたが、毎日の食事から子どもの宿題、デスクワークをするときにも活躍し、頼りになる存在です。友人や知人を招いてホームパーティーをするときも大助かり!まずうれしいのが、大人7~8人は余裕で座につけるサイズ感。せっかくお招きした大切な人に窮屈な思いはしてもらいたくないし、居心地よく過ごしてほしい。そんな想いを叶えてくれるテーブルです。また、シーンや季節によってテーブルクロスを合わせたり、写真のような大きなグリーンを飾っても雰囲気よく映えるので、スタイリングを考える楽しさもあるんです。天板の銅板も経年変化でいい色になってきて、それもまた大きな愛着を感じる理由ですね。

持っててよかったわたしの愛用品

PROFILE

CHAMPIさん
インテリアスタイリスト

IKEA(イケア)をはじめ、手ごろな価格帯のインテリアブランドを使ったスタイリングが得意。サスティナブルを意識した、BOHOスタイルで人気を集めている。現在は2階建ての一軒家で、自分好みの部屋づくりを楽しみながら暮らす。

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自宅のインテリアとして頻繁に使う「イケア」は、お気に入りのブランドのひとつ。なかでもシンプルでモダンなアイテムを選ぶようにしているのですが、この魔法瓶はとくに気に入っている逸品です。ブラックのワントーンがスタイリッシュですし、なんといっても1999円というお求めやすい価格がポイント!保温が6時間と長めなので、一人暮らしの私にはとても便利です。暖かい飲み物がほしくなるこれからの季節はもちろん、保冷にも使えるのでオールシーズン活躍してくれます。もちろん、人を招いたときにも◎。容量が1.2Lなので大人数の来客時にも対応とはいきませんが……ちょうどよい容量で、持ち運びにも便利。持ち手付きだから、注ぐのもラクチンなんです。デザインもよく、私の好きなモダンなテーブルコーディネートのアクセントになってくれるし、そのまま置いてあるだけでも存在感があって、友人からも好評なんですよ!

人と人とのつながりをつくる部屋・家・空間のしつらえ

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世界の名作住宅

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PROFILE

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石井健 Takeshi Ishii
ブルースタジオ執行役員/クリエイティブディレクター
武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。これまでに600件以上の個人邸リノベーションを手掛ける。テーマ性のある部屋作りを得意とし、「物件から物語へ」をコンセプトにそこに住む人のライフスタイルまでをデザインする。著書に『LIFE in TOKYO』(著者:ブルースタジオ/監修:石井健)など。

ミース・ファン・デル・ローエ(1886年3月27日-1969年8月17日)は、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。近代建築の三大巨匠の一人。ミースの提唱した標語、「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)、「God is in the detail」(神は細部に宿る)などは、ミースを知らない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

1951年に完成したレイクショア・ドライブ・アパートメントは、今日の超高層タワーの原型。その構想は1921年にまで遡ります。当時、ミースがあるコンペで提案した「ガラスの摩天楼」案は鉄骨造という新しい構造原理とガラスによる光の反射という、新時代を表す空前の構想でしたがこの時は残念ながら未完に終わりました。

その後、ナチスによるバウハウスの閉鎖にともない、ミースはアメリカに亡命。ファンズワース邸などモダニズムの名作などを手掛けました。そして1951年、ついに鉄とガラスの摩天楼が実現したのです。当時のアメリカはテクノロジーによる工業化の時代。その社会背景がミースの構想を後押したのです。ミースの構想から100年が経った今日、世界中の都市に無数のスカイスクレイパーが建つようになりました。そして、レイクショア・ドライブ・アパートメントは人々が暮らす集合住宅として今も機能しています。

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LIFULL HOME’S DIY Magとは?

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「LIFULL HOME’S DIY Mag」は、不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’Sがお届けする暮らしの編集力を高めるWEBマガジンです。DIYやセルフリノベ、収納や休日の楽しみ方まで、暮らしを楽しくする情報を写真や動画とともにお届けしています。

https://diy.homes.jp/

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知っておきたい!気になる住まいのトレンド事情

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記事監修/LIFULL HOME'S編集部
不動産賃貸や売買の流れから、ライフスタイルのことまで
「住まいの様々なお役立ち情報」を配信しています!

http://www.homes.co.jp/cont/

 「コミュニティーハウス」とは、地域交流や地域活動の場として使われる施設を表す際に耳にすることが多い言葉です。ですが今回は、他人同士がともに住まう、いわゆるシェアハウスの拡大版のような新しい住まいのかたち「コミュニティーハウス」について、考えていきます。

 LIFULL HOME'S PRESSでは、今年9月に「ドイツのコミュニティーハウス事情。一軒家を構えて住む時代は終わり?」(著:田口理穂)を公開しました。れんが造りの古い建物を改修して、コミュニティーハウスとして生まれ変わった例がドイツ各地で見られていると、レポートで報告しています。

 遡ること1990年、東西ドイツの統一によって、東側に空き家が多数発生。ぼろぼろの建物を改修し、若者たちが勝手に占拠して住み始めたのが始まりとか。お金がない若者たちにとって、自分で修理をして安く住めるコミュニティーハウスは人気が高かったようです。

家の形式として、共同スペースがあるところもあれば、ないところも。その規模はさまざまですが、一つ共通しているのは、住人同士の結びつきが強いということ。居住計画を立てるところから一緒に関わっていくので、コミュニティーへの帰属意識も高いと考えられます。

 著者の田口さんが訪ねたコミュニティーハウスは、30人以上の人が住んでいたという比較的大きな規模の場所でした。平日は週替りで3人ずつ夕食の調理を担当し、食事はみんなで。大きな食卓を囲んで、和気あいあいとした雰囲気だったと報告されています。

 ドイツでは、高校を卒業したら親元を離れて自立するのが一般的で、知らない者同士がアパートをシェアして住むことも珍しくありません。コミュニティーハウスへの抵抗も少なく、暮らしの捉え方が日本とは少し違うような気もします。

 それもそのはず、日本ほど「マイホーム神話」はなく、賃貸で暮らす人も多いドイツ。日本と同じく少子高齢化が進むことから、老後に不安を覚え、他者と共同の住まいを選択する人も少なくないようです。

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