マドリーム“自分らしさ”をデザインする暮らしスタイルマガジン

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楽しく暖かく暮らす工夫

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 子どもの頃から小さなモノを作ったり集めたりするのが好きだった尾崎さん。10代の頃、ドールハウスのキットを買ったところ、「これ、自分でも作れるんじゃない?」と思ったことがきっかけでモノ作りの世界に。現在は手芸・洋裁・工作など何でもこなし、ドールハウスやドール服などを制作しています。
 そんな尾崎さんのご自宅には、ソファーやクッションのカバー、チェアのクッションなどのニット作品もたくさん! 夏はレース、冬は暖色の太めの毛糸で編んだもの、といったように季節ごとに掛け替えています。
 ソファーカバーは完成までに3ヶ月ほどかかることもありますが、「ちょこちょこと編んで、あともうちょっとで完成するから、もう少し編もうかな、と考えるのが楽しくて」と、飽きたり嫌になったりはしないそう。
「もっともっと、細かいモノを作りたい!」という気持ちが尾崎さんの創作のモチベーション。この冬は、「クッションカバーなどの冬っぽい小物を作ろうかな」と計画中です。

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 「もともと薪ストーブに憧れがあって」と言うYukariさん宅の冬の主役は、重厚な鋳物の薪ストーブ。「いろいろと大変そう……と夫は反対していましたが、実物を見たら共感してくれ、設置することになりました」
 薪ストーブは細かい温度設定はできず、真冬でも室温が30度ほどに上がるため、窓を開けて調整しなければなりません。煙突掃除、灰の処分、薪の調達やストック場所も必要で、とても手間がかかります。しかし、2階建住宅の暖房はこれ1つ。冬でも裸足・半袖で過ごせ、以前は冷え性だったYukariさんも全く冷えを感じなくなったそう。また、薪ストーブで煮込み料理、ハンバーグ、ピザ、焼き芋など、いろいろな料理も楽しめます。
薪は、ひと冬で「車1台が入る車庫一杯分ほど使う」とのこと。仕事先やご近所で廃材や剪定した枝をいただくなど、たくさんの人に助けていただいています。最後の灰は畑にまいて肥料に。
 「実際に使ってみると、一見不便そうに思っていたことも楽しめる生活になりました」とYukariさん。炎を見て心癒される毎日なのだそうです。

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 20年前に家を新築する際に、予算の都合で理想の住まいの実現を諦めたというmakoroさんご夫妻は。「自分たちで少しずつ手を加えて、仕上げていけばいいよね」と考え、「本当にシンプルな箱のような家」を建てました。
 制約があるなかでもmakoroさんがこだわったのは、「夏は畳の上でゴロゴロ、冬はこたつでゴロゴロ」すること。そこでリビングはこたつを置くことを前提に、最初から畳と障子のある和室にしました。
 「うちは主な暖房器具がこたつだけ。なので冬場は家族が自然にリビングに集まり、狭い空間に4人がひしめき合ってご飯を食べたりテレビを見たり。子どもが成長してからは特に話をするわけでもなく、それぞれ気ままにくつろいでいることも多いのですが、それでもこたつがあることで家族が一緒にいる時間が得られます」とのこと。ただし、「みんながぐうたらするので、散らかってしまうのが悩み」なのだそうです。
makoroさんご一家の温かな暮らしの真ん中に、こたつが存在しているのかもしれません。

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