
浅間山近郊の風景
東京から新幹線で約1時間、移住先として人気の軽井沢。夏の快適さに惹かれる一方、「実際の住みやすさは?」「冬の寒さや費用は?」と気になる方も多いのでは?本記事では、軽井沢移住のリアルな住みやすさを徹底解説!失敗しないためのメリット・デメリットから、住宅・仕事事情、先輩移住者の生の声まで網羅しました。二拠点生活や完全移住を検討している方はぜひ参考にしてください。
CONTENTS
01| 軽井沢はどんな街? 基本情報と住みやすさ・人口推移
長野県の東端、群馬県との県境に位置する軽井沢町。浅間山の南東斜面に広がる標高900〜1,000mの高原地帯です。江戸時代には宿場町として栄え、明治時代以降は宣教師アレクサンダー・クロフト・ショー氏によって「避暑地」として見出されました。現在では別荘地や観光地としてだけでなく、東京へのアクセスのよさから「移住先」としても不動の人気を誇っています。
夏の軽井沢の別荘地
位置・気候:夏の避暑地としての魅力と冬の寒さの現実
軽井沢の最大の魅力は、なんといっても夏の冷涼な気候です。
●夏の気候:7〜9月の平均気温は20度台前半。日中でも木陰に入れば涼しく、熱帯夜とは無縁の非常に高い住みやすさを誇ります。
●冬の気候:冬の寒さは厳しく、12〜2月の平均気温はマイナス1度前後、最低気温がマイナス15度前後まで下がる日もあります。11月下旬から3月末頃までは積雪も見られます。
●霧と湿度:年間100日以上も霧が発生するため、年平均湿度が約80%と高いのも特徴です。気温が低いためジメジメ感はありませんが、快適に暮らすためには家屋の除湿・結露対策が欠かせません。
旧軽井沢の森林の風景
人口・産業:移住者が増え続ける理由と現地の仕事事情
旧軽井沢銀座通り
軽井沢町は、全国の町村の中でも数少ない「転入超過(移住者が増え続けている街)」です。2022年時点の人口は19,684人で、特に新型コロナ禍以降、移住者の増加が目立っています。
●人口増加の理由:東京まで新幹線で約1時間という圧倒的なアクセスのよさ。リモートワーク中心のビジネスパーソンや、東京との「2拠点生活(デュアルライフ)」を送る人が急増しています。
●街の産業の特徴:リゾート地であるため、就業者の大半が宿泊業・飲食サービス業、卸売・小売業などの「第三次産業」に従事しています。景観を守るため大規模な工場建設が規制されており、製造業の求人は少なめです。
02| 軽井沢の「住みやすさ」は? メリット4選
移住地・二拠点生活の場として選ばれ続ける軽井沢。実際に暮らすことで得られる、住みやすさのメリットを4つに厳選してご紹介します。
夏を涼しく快適に過ごせる気候
軽井沢の夏の平均気温(7〜8月)は20度台前半。これは東京の夏の平均気温に比べて約7度も低い数値です。最高気温が30度を超える猛暑日は年間で10日ほどしかなく、夜から明け方にかけては20度を下回るため、エアコンなしで寝られる日が大半です。「夏の酷暑から逃れ、快適に暮らしたい」という方にとって、これ以上ない住みやすさを実感できます。
軽井沢駅南口
日常の中に溶け込む豊かな自然と温泉
浅間山や雲場池、千ヶ滝などの名勝が身近にあるだけでなく、厳しい建築・開発規制によって街全体に美しい緑が守られています。さらに、町内には「星野温泉 トンボの湯」や「軽井沢千ヶ滝温泉」といった気軽に立ち寄れる名湯・天然温泉が豊富。仕事終わりや休日に、大自然の中で日々リフレッシュできる贅沢な環境が整っています。
旧軽井沢の雲場池
東京まで新幹線で約1時間というアクセスのよさ
軽井沢駅から東京駅までは、北陸新幹線でわずか1時間10分前後。このアクセスのよさから、都内への通勤者も数多くいます。普段はリモートワークで、週に数回、あるいは月数回の出社や対面ミーティングがあるビジネスパーソンにとって、「トータルでの住みやすさ・働きやすさ」は抜群です。
東京‐軽井沢を結ぶ北陸新幹線
移住者が多く、オープンで風通しのよい人間関係
歴史ある別荘地であり、近年も移住者が増え続けている軽井沢には、いわゆる「排他的な村社会」のような雰囲気がありません。新しく入ってきた人を自然に受け入れる土壌があり、地域のコワーキングスペースやサークルなどを通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々と心地よい距離感で繋がれるのも大きな魅力です。
03| 知っておくべき軽井沢移住のデメリット・注意点
憧れのライフスタイルの裏側にある現実を知ることも、移住で失敗しないための大切なステップです。事前に押さえておきたい4つの注意点を開設します。
冬の厳しい寒さと暖房・水道の凍結対策コスト
標高1,000mの高原地帯であるため、冬(1〜2月)の最低気温はマイナス6〜8度、時にはマイナス15度前後まで下がります。
冬の三笠通り
- 暖房コストの負担:ほぼ半年間は暖房が必要なため、冬場の光熱費(灯油・電気・ガス代)は東京時代の2倍〜3倍(月3万〜5万円以上)に跳ね上がることも珍しくありません。
寒さ対策にはストーブも必要になる
- 寒冷地仕様の設備:水道の凍結を防ぐ「凍結防止ヒーター」が必須であり、その電気代もかかります。
車が必須の生活環境とシーズン中の渋滞
一部の商業地を除き、日々の買い物や移動には車が1人1台レベルで必須です。冬場はスタッドレスタイヤへの交換など維持費もかかります。
- 生活を支えるスーパー:車が必須な一方で、中軽井沢にある超大型ご当地スーパー「ツルヤ(TSURUYA)軽井沢店」の利便性は抜群です。高品質な食材やプライベートブランドが豊富で、日用品はここでほぼ完結します。
- 観光シーズンの大渋滞:夏休みやGWは主要道路が大渋滞します。生活の足を止められないよう、地元民向けの「裏道ルート」を覚える必要があります。
湿気や霧への対策(結露やカビ対策)
年間100日以上も霧が発生する軽井沢は、年間を通じて非常に湿度が高い街です。洗濯物の外干しは乾きにくいため、浴室乾燥機や除湿機のフル活用が前提となります。特にクローゼットや窓周辺の結露・カビ対策を怠ると、建物自体にダメージを与えてしまうため、定期的な換気や除湿対策が不可欠です。
※西側の追分エリアなど、場所によって比較的湿気が少ない地域もあります
お店の閉店時間が早い(23時閉店のルール)
軽井沢町では、保養地としての静謐な環境を守るための条例により、午後11時から午前6時までの店舗営業が原則禁止されています。これはコンビニも例外ではなく、夜23時には閉店します。飲食店もラストオーダーが早いため、都心の「24時間いつでも買い物ができる便利さ」に慣れている方は、ライフスタイルを朝型に変えるなどの工夫が必要です。
04| 先輩移住者の声:ファミリーで感じた軽井沢の住みやすさとリアルな魅力
2024(令和6)年1月に軽井沢町へ移住した後藤麻人さんにお話をうかがいました。
都内で「Webサイト制作」「コンテンツ制作」をメインとした会社を経営する後藤さんは、千葉県生まれで、15歳以降は東京暮らし。35歳にして初めて東京近郊を離れて地方暮らしを始めました。移住のきっかけをこう語ります。
「会社の新規事業がきっかけでした。群馬県の草津温泉で新たに立ち上がった事業の運営メンバーとなり、東京と草津温泉の2カ所を拠点に仕事をすることになったのです。そこで、どちらへもアクセスのよい場所を探していたところ、軽井沢が候補にあがりました。Webディレクターという仕事柄、パソコン1台あればどこでもできる仕事ですし、社員も私もリモートワークがメインのワークスタイルで普段の業務に支障がないことも、移住を決断した一因です」
奥さんと1歳になる娘さんの3人家族である後藤さん。娘さんの存在も移住をあと押ししました。
「娘が小学校に入学する時期になれば、生活の拠点をどこに置くのか熟考する必要があります。しかし、それまでの数年間は比較的融通のきく時期ですし、地方での生活を体験するなら今しかないだろうという気持ちもありました」
夏の軽井沢、別荘エリア
2023(令和5)年の9月から物件探しを始めた後藤さん。内覧のため4カ月で5回ほど軽井沢に出向き、現在の住まいへと落ち着きました。移住から約半年、住んでみて実感した軽井沢のよさをこう語ります。
「自然が身近というか、自然の中で生活している実感があります。家の前には木々が茂り、見上げれば空は広くて、空気も新鮮。そんなことがとても贅沢に感じます。娘を連れて公園に出かければ、まわりは雄大な自然。そのなかで思い切り遊ぶことができます。つい最近も花見に近隣の桜のスポットを巡ったのですが、東京のような人混みもなく、のんびりと桜の美しさを楽しむことができました」
また、この半年間で、早くも多くの地元の知り合いができたといいます。
「移住してから、いくつかの地域のコミュニティに参加しています。そのひとつがランニングサークルです。毎週土曜の活動に参加して、地域の方といっしょに汗を流しています。また、隣町の御代田にあるコワーキングスペースの会員になったのですが、こちらは地域の方々と交流のはかれるイベントなどが盛りだくさんです。私も朝のコーヒー会に参加して、地元の焙煎所が手掛けたコーヒーを楽しんだりしながら、地域の方と知り合うことができました。東京のコワーキングスペースは、自分の仕事をするための文字通りのワーキングスペースですが、地方の同様のスペースはコミュニティスペースとしても機能しているんです。そこに通うことで、様々なバックグラウンドを持つ人との交流が生まれ、自分の知らない世界を教えてもらえる楽しさを感じています」
地方移住というと、地域での人付き合いに不安を持つ人も多いかと思いますが、軽井沢ではそんな心配もないと後藤さん。
「最初は、ごく狭い地域ですし、プライバシーも筒抜けなのか、この土地ならではの価値観になじめるのかといった不安がありました。しかし、軽井沢は移住者が多いこともあり、いわゆる村社会的なコミュニティがなく、開放的で過ごしやすいです。東京にいると地元を意識することが少ないですし、人とのかかわりが煩わしく感じることもありました。でも今は、新たな人との出会いであったり、コミュニティに属する感覚であったりと、学生時代以来、久しくやっていなかったことがとても新鮮に思えます」
三笠通りのカラマツ並木
軽井沢での生活に車は必須ですが、初めて車を所有することになり、東京とは違った生活スタイルを楽しめるようにもなったそうです。
「免許は持っていましたが、東京では車が必要な機会が少なかったんです。休日にたまにレンタカーを借りて観光地へ出かけるくらいで、車の利用は年に数回でした。こちらは車がないと生活できないので、初めて車を購入し、毎日運転する生活がスタートしました。今では運転にも慣れ、休日になると家族一緒にいろんなところに出かけるなど、休日の過ごし方が大きく変わりました」
旧軽井沢銀座のメインストリート
こうして、軽井沢の生活に新鮮さを覚えつつ、徐々に馴染んできた後藤さん。今後、この地でやってみたことを最後に伺いました。
「もっともっと地域のコミュニティに自分から飛び込んでいって、知り合いを増やしたいです。子育てにおいても、娘の顔と名前を知っていて、成長を見守ってくれるような人が住む地域に多くいると安心です。そんなつながりを得たいと思っています。軽井沢は住民参加のスポーツイベントやお祭りが四季折々にあります。いろんな催しに積極的に参加していこうと思っています」
後藤さんのxはこちら
https://twitter.com/goto_kusatsu
(取材・執筆:アントレース)
05| 軽井沢移住で失敗・後悔しないためのお金と仕事の現実
「せっかく軽井沢に移住したのに、生活費が足りない」「理想の仕事が見つからない」といった失敗を防ぐために、事前に知っておくべき住宅相場、仕事事情、アクセス環境の現実を解説します。
軽井沢の住宅・物件相場(賃貸・一戸建て・中古マンション)
リゾート地であり人気の移住先でもある軽井沢は、長野県内でも物件相場が非常に高いエリアです。以下の金額を参考に、計画を進めてみてください。
●【賃貸】マンション・アパートの家賃目安
| 間取り | 家賃目安 |
|---|---|
| 1LDK | 約80,000円〜130,000円 |
| 2LDK | 約150,000円〜250,000円 |
| 3LDK〜 戸建て | 約200,000円〜350,000円以上 |
【家賃を抑えたい場合の裏ワザ】
軽井沢ブランドにこだわらず家賃を5万〜8万円台に抑えたい場合は、隣町の「御代田町(みよたまち)」や「佐久市」で物件を探すのが移住者の定番ルートです。軽井沢へも車で15〜20分ほどでアクセスできるため、生活利便性とコストパフォーマンスを両立できます。
●【購入】一戸建て・中古マンションの価格目安
新築・分譲一戸建て:1億円(10,000万円)台前半からが主流。ブランドエリアや広大な敷地になると数億円規模の物件も多く存在します。
中古マンション(築5〜15年以内):4,000万円台後半
中古マンション(築15年以上):3,000万円台後半
現地の仕事事情:求人は観光・サービス業が中心
軽井沢町内の産業は、宿泊業・飲食サービス業、卸売・小売業が圧倒的多数を占めています。そのため、現地の求人はホテル、リゾート施設、観光スポット、飲食店などのスタッフがほとんどです。
【仕事探しのワンポイントアドバイス】
完全リモートワークではない状態で移住し、現地で一般事務や異業種の仕事を探す場合は、軽井沢町内だけでなく、隣接する「佐久市」なども視野に入れて仕事を探すのが、失敗しないための重要なポイントです(佐久市は長野県内で4番目の人口を擁し、多種多様な企業が集まっています)。
通勤圏内となる隣町のリアルな暮らし心地や環境については、長野県佐久市の住みやすさや治安を徹底解説した記事が参考になります。
長野県内主要都市へのアクセス・所要時間
軽井沢から県内の主要エリアへの移動時間は以下の通りです。仕事や週末のお出かけの際の移動の利便性の参考にしてください。
| 区間(軽井沢駅から) | 所要時間(主な利用路線) |
|---|---|
| 軽井沢駅 ⇔ 長野駅 | 約30分(北陸新幹線) |
| 軽井沢駅 ⇔ 松本駅 | 約2時間30分(しなの鉄道・JR篠ノ井線) |
| 軽井沢駅 ⇔ 上田駅 | 約50分(しなの鉄道) |
| 軽井沢駅 ⇔ 佐久平駅 | 約50分(しなの鉄道、JR小海線) |
軽井沢駅北口
06| 軽井沢町の移住支援制度と子育て環境(住みやすさのサポート)
移住先選びでは、自治体からのサポートや子育て環境といった「ソフト面での住みやすさ」も重要な指標です。軽井沢町が用意している独自の住宅補助金や、充実した子育て支援施設について解説します
住宅関連の補助金制度(地球温暖化対策・太陽光発電など)
軽井沢町には、いわゆる「移住者向けの現金一括支給(移住支援金)」の制度はありません。しかし、環境に配慮した家づくりを目指す方に向けた補助金制度が用意されています。
- 地球温暖化対策住宅促進補助金:長野県が交付する「信州健康ゼロエネ住宅助成金」の交付を受けていることを条件に、県の助成額の2分の1(最大40万円)を町から上乗せして補助する制度です。新築だけでなく省エネ改修リフォームも対象となります。
- 国の「住宅省エネ2026キャンペーン」:町独自の「太陽光発電システム等への補助金」は令和6年度で終了してしまいましたが、現在は国が主導する大型補助金が利用可能です。新築住宅(最大125万円)や窓の断熱リフォーム(最大100万円)、高効率給湯器の設置などに対して手厚い補助が出ます。
厳しい寒さを乗り切るための「高断熱な家づくり」にはコストがかかりますが、これらの制度を賢く利用することで初期費用を抑えることが可能です。
子育て環境の拠点:子育て支援センター「るるぱる」
ファミリー移住や、移住後の出産を考えている方にとって心強い味方となるのが、町内に住所がある未就学児童とその保護者が利用できる子育て支援センター「るるぱる」です。
保育士・保健師・助産師といった専門スタッフが常駐しており、親子同士の交流はもちろん、子育てに関する相談や情報交換が気軽にできる場所として高い評価を得ています。
- 「るるぱる」の充実した施設内容
・ゆうぎ室:床暖房完備で、厳しい寒さの冬でも子供たちが暖かく快適に過ごせます。
・おままごとルーム・ベビールーム:豊富なおもちゃに加え、授乳やおむつ替えのスペースも完備。
・園庭(屋外):幼児用の遊具が設置されており、のびのびと体を動かせます。
定期的に「子育て・ベビー相談」や「子育て講演会」などの行事も開催されているため、知り合いのいない状態から移住してきた方でも、自然と地域に馴染めるコミュニティの場となっています。
子育て世代に人気のライフスタイル
軽井沢を含め、のびのびとした環境での子育てに関心がある方は、この記事もあわせてご覧ください。
07| 軽井沢移住におすすめの地域・エリアガイド
軽井沢町はエリアによって、賑やかな商業地、静寂な別荘地、生活利便性の高い居住区など、まったく異なる表情を持っています。あなたの理想のライフスタイルに合わせた5つの主要エリアをご紹介します。
旧軽井沢エリア:歴史ある憧れの別荘地で暮らす
旧軽井沢銀座の商店街
特徴:軽井沢の歴史の中心地であり、古きよき高級別荘地の面影を色濃く残すブランドエリアです。
住みやすさのポイント:有名な「旧軽井沢銀座通り」や伝統あるホテル、洗練された飲食店が集まります。観光シーズンの賑やかさを一歩離れれば、深い緑の木立と教会が点在する、まさに憧れの軽井沢ライフを体現できる環境です。ただし、冬場の寒さや湿気対策は念入りに行う必要があります。
中軽井沢エリア:公共施設やスーパーが集まる生活の中心地
中軽井沢駅
特徴:軽井沢駅からしなの鉄道で約4分。古くから地元住民の居住エリアとして発展してきた、軽井沢の「真ん中」に位置する地域です。
住みやすさのポイント:駅周辺には町役場、総合病院、小中学校、図書館などの公共施設がコンパクトに集積しています。さらに、移住者の生活を支える大型スーパーやドラッグストアも揃っており、町内で最も生活利便性が高い、暮らしやすいエリアです。東京・大阪方面への高速バスも発着しています。
南ヶ丘・南原エリア:利便性とステータスを両立した人気区
軽井沢の並木道
特徴:軽井沢駅と中軽井沢駅の間に広がる平坦なエリアで、旧軽井沢に次ぐ高いブランド力を持つ別荘地です。
住みやすさのポイント:2つの主要駅から近い好立地のため、豊かな自然に囲まれながらも日々の買い物やアクセスに困りません。平坦な道が多いため、自転車での移動もしやすく、リゾート感と暮らしやすさのバランスが非常に優れています。
南軽井沢エリア:明るく開放的なスポーツ&レジャーの街
軽井沢レイクガーデン
特徴:深い緑に覆われたエリアが多い軽井沢の中で、南側に向かって比較的ひらけた明るい雰囲気が特徴の地域です。
住みやすさのポイント:広大なゴルフ場や各種スポーツ施設、「軽井沢レイクガーデン」などの植物園があり、浅間山を望む素晴らしい景観が広がっています。アクティブに休日を楽しみたいファミリー層や、開放的な景色の中で暮らしたい方にぴったりです。
追分・御代田エリア:湿気が少なくコストを抑えられる穴場
信濃追分宿
特徴:軽井沢の西端に位置する追分(おいわけ)と、それに隣接する御代田町(みよたまち)エリアです。かつての宿場町の風情が今も残ります。
住みやすさのポイント:追分は軽井沢町中心部と比べて比較的湿気が少ないとされる土地柄で、結露やカビに悩まされにくいのが大きなメリットです。隣接する御代田町は、生活必需施設がコンパクトに集まる人気の移住エリア。物件相場も軽井沢よりぐっと抑えられるため、予算を賢く抑えつつ、小諸市や佐久市へもスムーズにアクセスしたい移住実務派に選ばれています。
08| 四季折々の魅力を体感! 軽井沢の一年間を彩る行事・イベント
軽井沢では、豊かな自然の移り変わりとともに、春夏秋冬を通じて住民が楽しめる多様なイベントが開催されています。移住後の日々の暮らし(住みやすさ)をより豊かにしてくれる、代表的な行事をご紹介します。
- 【春】新緑を楽しむ「若葉まつり」(4月末〜6月初旬)
新緑の美しい季節に行われるロングランイベントです。「軽井沢大賀ホール」での春の音楽祭をはじめ、テニス大会、ハーフマラソン、マルシェ、自然観察会など、町内各所でアクティビティや催しが盛りだくさんに開催されます。 - 【夏】歴史と伝統を紡ぐ2大夏祭り(7月・8月)
・しなの追分馬子唄道中(7月第4日曜日):
西部の追分地区で開催される、かつての宿場町の風情を残すお祭り。江戸時代の装束を身にまとった人々が、追分馬子唄を唄いながら街道を練り歩きます。様々な屋台やイベントで賑わいます。
・ショー祭(8月1日):
軽井沢を避暑地として見出した宣教師ショー氏を称える町民祭です。「軽井沢ショー記念礼拝堂」での記念式典や胸像への献花、式典後のアフタヌーンコンサートなどが行われます。 - 【秋】収穫の恵みに感謝する「紅葉まつり」と「十日夜」
・紅葉まつり(9月下旬〜11月初旬):
大賀ホールでのコンサート、テニス大会、ホリデーウォーク、マラソン、味覚市などが町内各所で行われ、美しい紅葉とともに秋の味覚やスポーツを楽しめます。
・十日夜(とおかんや / 旧暦10月10日):
稲刈り後に田の神に感謝をする伝統的な秋の収穫祭です。長野県の佐久地域の一部に残る貴重な行事で、軽井沢では塩沢地区で行われます。ワラでつくった「わらでっぽう」で地面を叩き、農作物を荒らすモグラやネズミを追い払います。 - 【冬】幻想的な光に包まれる「軽井沢ウインターフェスティバル」(11月末〜2月末)
冬季を通じて街全体が美しく盛り上がるイベントです。町内各所がイルミネーションで彩られるほか、訪問するとプチクリスマスプレゼントがもらえる「ぐるっとマルシェ」、各種ウィンタースポーツ大会(アイスホッケー、スケート、カーリング)、名所「白糸の滝」のライトアップなどが長期間にわたって開催されます。
09| 地元民にも愛される! 軽井沢移住後に絶対食べたい絶品パン屋2選
ここからは、軽井沢での暮らしをさらにハッピーにしてくれる、地元で圧倒的な人気を誇るおすすめのベーカリーをご紹介します。
haluta bageri(ハルタベーガリ)
北欧家具の輸入などで日本とデンマークを行き来する機会の多かったオーナーが、同地の食文化に魅了され開業した、サワードウブレッドや、北欧のライ麦パン「ルブロ」をはじめ、オーガニックの素材を多く取り入れたベーカリー。中軽井沢の人気店として知られてきましたが、2023(令和5)年7月に同じ企業が運営する追分地区にある複合施設「still」内に移転しました。
自家製粉、石臼挽きの長野県産小麦や、北海道産小麦、軽井沢の水を使い、食べてもらいたいシーンに合わせて、製法や発酵を変えた、様々なパンが並ぶ。ホテルも運営しており、ベーカリー内のロビーでは、スモーブローなどの朝食も楽しめる。
sioru bakery(シオルベーカリー)
東京と京都で約10年研鑽に励んだオーナーが地元である軽井沢に2021(令和3)年にオープン。瞬く間に人気となり、閉店前に多くのパンが売り切れてしまう予約必須のお店です。ハイクラスの小麦や国産バターなど素材を厳選し、念入りに発酵と熟成を重ねる独自の製法を用いたパンの数々は素材本来の旨味が生きた贅沢な味わい。
中でも人気は3日間かけて作る食パン。きめ細やかで滑らかな食感はsioru bakeryならでは。そのほかにも、熟成発酵させるメロンパン、手づくりのフィリングが絶品のカレーパンやクリームパンなど、人気の定番商品が揃います。
(取材・執筆:アントレース)
長野県全体への移住も検討している方へ
軽井沢エリア以外の選択肢も含めて広く検討したい方は、この記事もチェック
