便利なサブスクリプションサービスを紹介するシリーズ、第2弾はこの季節にぴったりのサブスクを取り上げます。秋といえば、読書、スポーツ、芸術、文化の秋……。暮らしの中で触れる機会を増やしたいけれど何かと忙しい毎日、手軽で便利なサブスクを利用して楽しむことができればうれしいですよね。あなたもサブスクサービスで秋を満喫してみませんか?
ライター: 殿木真美子
CONTENTS
01| サブスクとは?
サブスクリプション(subscription)の略で、定額料金を支払うことで一定の期間利用できるサービスの形です。近年、動画や音楽の配信サービスの普及をきっかけに、馴染み深いものになりました。例えば絵画や本のサブスクサービスは、サービスにより内容は異なりますが、定額料金で毎月絵画・本が届くものなどがあります。
02| 【絵画】アートのサブスクリプション「Casie(かしえ)」
月に一度絵画が届く「Casie(かしえ)」
秋といえば「芸術の秋」。しかし、アート作品を飾りたいと思っても敷居が高そう、とためらってしまうという人も多いのではないでしょうか。「値段が高いのでは?」、「どこで購入すればいいかわからない……」など色々な理由がありますが、それが全部解消できるサービスがあったら便利ですよね。
「Casie(かしえ)」は、そんな人たちにおくるアートのサブスクサービスです。月2,200円からという利用料金で、気軽にアート作品をレンタルでき、自由に作品を交換することもできます。また、気に入った作品は購入することも可能です。
「現在会員数は3,000人を突破しており、幅広い年代の方からご利用いただいています。ご家族で絵を楽しまれているという方も多く、飾る場所は一番がリビング、次いでダイニング、玄関、寝室などのようです」とCasieのオギさんは言います。
利用した人からは「高額なものをいきなり購入するのはなかなか勇気がいるので、サブスクで一度家に飾ってみて、しっくりくれば購入する、という流れが理想」、「気軽にチャレンジできるから、普段なら絶対に選ばないようなものや、思い切って派手なものを選ぶこともできる」などの声が上がっているそうです。
◆Casie(かしえ)
月額2,200円からで、誰でも気軽に絵画を自宅に飾ることができるアートのサブスクリプションサービス。現在活動中の約1,200名の画家、13,000点の絵画から好みの作品を選べ、季節や気分の変化に合わせて最短1ヶ月で自由に作品を交換することができる。
月額料金:ライトプラン(2号)2,200円、レギュラープラン(8号)3,300円、プレミアムプラン(12号)5,830円
※作品交換時に交換手数料が別途必要。
03| 【イベント】文化イベントがもっと身近に「Sonoligo」
名古屋市内にある横山美術館のさまざま企画展にSonoligoで入場することができる。明治・大正時代に制作された輸出陶磁器を里帰り品を中心に展示している。
イベントのサブスク、という新しいサービスもあります。「Sonoligo」は、音楽やスポーツ、アートのリアルイベントはもちろん、オンラインイベントや動画コンテンツを月額料金で楽しみ放題のサブスクサービスです。例えばリアルイベントならJリーグやBリーグなどのスポーツ、博物館や美術館、コンサート、映画、文楽や寄席などの伝統芸能といった幅広いイベントが目白押し。Zoomで参加するオンラインイベントや動画コンテンツは、音楽やオリジナル講座など、知的好奇心をくすぐるラインナップです。
2021シーズンは、名古屋グランパスの全ホームゲームをSonoligoで観戦できた
月額2,980円で各種イベントに参加し放題なので、「ちょっと行ってみようか」くらいの感覚で参加できるのも魅力です。たまたま贔屓のスポーツチームがあるならその試合を見に行くだけで元が取れてしまううえに、その他のイベントにも触手を伸ばせますね。
Sonoligoスタッフの川村さんは、「Sonoligoには“同伴機能”といって、会員本人プラス最大2名まで追加料金なしで一緒に参加できるサービスがあります。正規購入だと座席ごとに料金が発生するイベントでは、誘い合って参加すればするほどお得。料金は月額固定なので、都度の支出を気にする必要もありません。『ちょっとハードルが高いかな?』と思われるような音楽・スポーツ・美術などのイベントも、お子さまを連れて行ってみたり、ご夫婦・ご友人とお出かけしてみたりと、日常を楽しむネタとしてぜひお役立ていただけたら嬉しいです」と教えてくれました。
◆Sonoligo
音楽・スポーツ・アートのリアルイベント、オンラインイベント、動画コンテンツなどを月額料金のみで楽しめるサービス。イベント行き放題のPremiumプランのほか、イベント回数月2回までのLiteプラン、無料で月1回まで楽しめるFreeプランもあり。11月1日から関西圏のサービス展開が本格開始。オーケストラや舞台などのイベントが多く利用できるようになってきており、さらに関東圏のイベントも増える予定。
月額料金:Premiumプラン2,980円、Liteプラン980円、Freeプラン無料
※1イベントあたり同伴者はPremiumプランは最大2名、Liteプランは最大1名まで可能。Freeプランは同伴機能なし。
04| 【本】毎月15冊が自宅に届く「タダ本(ただぼん)」
秋の夜長は読書三昧で過ごしたい
コロナ禍で家にいる時間が増えた人にとっては、「読書の秋」が一番しっくりくるかもしれません。本や雑誌などのサブスクでは、特に電子書籍の定額制サービスが充実しています。月額980円で200万冊以上が読み放題の「Kindle Unlimited」や、700誌以上の雑誌が月額418円で読み放題の「楽天マガジン」などが人気です。そのほか、動画サービスで知られる「U-NEXT」では月額2,189円で22万本の動画と140誌以上の雑誌が見放題、また毎月付与される1,200ポイントで最新のコミックなどを購入することもできます。
でも、やっぱり紙の本を手に取ってじっくりと読書を楽しみたい、という人はネットオフのサービス「タダ本」がおすすめです。タダ本は、年5,800円を払って会員になれば、ネットオフで販売している110円以下のコミックや書籍がひと月15冊まで無料になるサービスです。さらに会員にはお買い物クーポンがプレゼントされ、本の購入時に使うこともできます。ブックオフまで足を運んで本を探す手間が省けるうえに、月額にすると約483円で15冊の本が買えるのはお得ですね。
◆タダ本
ネットオフで販売している110円以下のコミック・書籍が1ヵ月15冊まで無料で買えるサービス。ネットオフに在庫がない商品を登録しておけば入荷した時にメールをもらうこともできる。
年会費:5,800円
※送料は別途。ネットオフの通常送料に準拠する。
05| まとめ
いかがでしたか。秋は過ごしやすいためか、何かとチャレンジしたくなる季節です。アート、イベント、読書と、便利なサブスクサービスを使えば、気軽に新しい趣味を見つけることができそうですね。
この記事を書いた人
殿木真美子 ライター