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2022.05.18

お洒落だけど下町の空気感もちらほら。多くの人を包み込む街・渋谷区の住みやすさ&治安を解説

昼夜を問わず多くの人が集まる巨大ターミナル渋谷駅周辺、日本を代表するファッションタウンである原宿・表参道・代官山・恵比寿、都内屈指の高級住宅街の数々、下町情緒を漂わす居心地のよい街々、そして緑あふれる代々木公園と明治神宮…。“若者の街”の代名詞でありながら、実は様々な顔・魅力を持つ渋谷。そんな渋谷の街の概要や、主要駅のアクセス、治安や支援制度をご紹介します。

Text:アントレース

Text:アントレース

<目次>
1、渋谷区の概要:都心5区のひとつながら、閑静な住宅街や緑あふれる広大な公園も
2、アクセスと主要駅:山手線内はほぼ30分以内にアクセス可能。横浜など郊外アクセスも便利
3、メイン駅周辺の様子:新しい施設が次々と開業し、変貌を止めない巨大ターミナル
4、治安:繁華街を除けば、警察パトロールも多く安心して住める
5、マドリームが選ぶ、気軽に訪れたいアートスポット
6、独自の支援制度:妊娠・出産から就学までを切れ目なく支援する制度を構築。
7、渋谷区に住みたいと思ったら、知っておきたい家賃相場と新築物件の価格帯
8、渋谷区のことならおまかせ! おすすめの不動産会社
9、渋谷区はもちろん、城南エリアが得意!おすすめ工務店

1、渋谷区の概要:都心5区のひとつながら、閑静な住宅街や緑あふれる広大な公園も

渋谷区は東京都23区の西南部に位置し、西から時計回りに世田谷区、杉並区、中野区、新宿、港区、品川区、目黒区の7区と隣接しています。武蔵野台地の東部にあたり、北を神田川に、南を目黒川にはさまれた台地が主な区域です。また、区内中央は渋谷川によってできたいくつかの谷筋になる低地もあります。区名の渋谷はもとより、千駄ヶ谷、幡ヶ谷など谷のつく地名があるのはこうした地形によるもののようです。

渋谷区というと最初に思い浮かぶのが渋谷駅周辺の喧騒で、東京でも指折りの繁華街のイメージですが、今に続く渋谷駅周辺の開発が進んだのは他のターミナル駅に比べると案外遅く、1950年代後半のこと、前回のオリンピック東京大会が行われた1964年を契機に現在の街並みの原型ができあがりました。

渋谷区は千代田区、港区、中央区、新宿区とともに、いわれる“都心5区”のひとつに数えられ、商業エリアやビジネス街の集積した区のイメージがありますが、区の中心部に明治神宮と代々木公園という広大な緑地があり、新宿御苑の一部も含めると、区全体の10分の1を緑地が占めているのも大きな特徴です。

区内は、利用駅や街の性格から大きく5つのエリアに分かれます。

<渋谷駅周辺>

代々木公園の南側の一帯。渋谷駅前のスクランブル交差点に象徴され、“若者の街・渋谷”のイメージを象徴するエリア。渋谷109や渋谷パルコはじめ数々のファッションビルが多くの若者を惹きつけてきましたが、近年は渋谷ヒカリエのような大人も満足できる商業施設も増えています。また、IT系を中心に新興企業が続々と集結し、一大ビジネス街の顔を持ちつつあります。現在も駅周辺は再開発が進行中で、桜丘町周辺をはじめ街の様相が大きく変わりつつあるエリアも点在。これからも目の離せないエリアです。

<恵比寿・代官山・広尾エリア>

区内の最も南側。JR・東京メトロ日比谷線の恵比寿駅が最寄り駅。恵比寿は目黒区にまたがる恵比寿ガーデンプレイスをコアに発展しました。ハイセンスなショップが多いなか、スーパーマーケットなどの生活を支える店舗も多く下町的な雰囲気も一部に。近年はオフィスビルも増えています。代官山は原宿エリアと並ぶファッショナブルな街ですが、原宿に比べ大人っぽいムード。旧山手通り沿いなどは飲食店も豊富で、また高級住宅街でもあります。広尾は東京の高級住宅街の代名詞的な存在。また各国大使館も多く、インターナショナルな雰囲気も特徴のひとつ。こうした街の性格を映すように多彩なカフェやレストランも点在します。

<原宿・表参道・千駄ヶ谷・代々木エリア>

代々木公園の東側は、JR原宿駅と東京メトロ表参道駅、JR千駄ケ谷駅、JR代々木駅が最寄り駅。原宿駅周辺は若い女性をターゲットしたショップが多いエリア。一方、表参道周辺は、表参道ヒルズに象徴されるように海外ブランドを含め最先端ファッションの集うエリアです。また、一歩路地を入ると、アパレルショップやヘアサロンと一般住宅が混在する独自の景観が広がります。

千駄ケ谷駅周辺は国立競技場をはじめとした東京オリンピックの記憶も新しいスポーツ施設の多いエリア。また、低層のマンションや戸建住宅なども多く、住宅街も広がります。代々木周辺は近年、南新宿と総称され、発展が続きます。

<初台・幡ヶ谷・笹塚エリア>

区内の北部の新宿区、中野区、杉並区と隣り合うエリア。最寄り駅は京王線の各駅となります。したがって、最寄りのターミナル駅は新宿駅。新宿まで電車ですぐのエリアながら、いずれの駅前も商店街が発達しており、気軽な飲食店も多く、暮らしやすい街として人気。渋谷区内の庶民派タウンといえるでしょう。

<代々木上原エリア>

代々木公園の西側のエリア。小田急線と東京メトロ千代田線が乗り入れる代々木上原駅が最寄り。著名人の住まいも多い高級住宅街の大山町をはじめ、基本的に住宅地ですが、駅を中心におしゃれなカフェやレストラン、センス抜群のライフスタイルショップなどが点在し、お店を訪ねながらの散策も楽しめます。

以上のように、エリアによって様々な顔を見せる渋谷。いずれのエリアも交通アクセスは抜群で、どこへ出かけるのにも便利。自分の理想とする都心暮らしにフィットする街が見つかったなら、住まい探しにチャレンジしてみる価値大です。

2、アクセスと主要駅:山手線内はほぼ30分以内にアクセス可能。横浜など郊外アクセスも便利

渋谷区のアクセスの中心は、やはり渋谷駅。東京南西部を代表するターミナル駅です。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線と、合計9路線が乗り入れる巨大ターミナルとなっています。乗り入れ路線のうち、東横線と副都心線、田園都市線と半蔵門線はそれぞれ相互直通運転を行っており、4つの路線で同じ駅を使用しています。

主要駅へのアクセスは、山手線利用で、新宿まで約7分、池袋まで約13分、東京まで約25分。銀座線利用で、銀座までは約15分。山手線内のエリアでしたら、ほぼ30分圏内といえます。さらに、井の頭線(急行)を利用すれば、下北沢まで約4分、吉祥寺までは16分です。また、東横線と田園都市線で神奈川県方面へのアクセスもよく、東横線の特急を利用すれば横浜までは30分弱となっています。

区内を走るバスは、駅の東側から山手線内各エリアへ都営バスが運行。駅西側からは杉並区、世田谷区方面を中心に東急、小田急、京王、京急などが運行しています。また、羽田、成田両空港へのリムジンバスも運行中。区内については、コミュニティバスの愛称・ハチ公バスが4ルートで、きめ細かくカバーしています。

3、メイン駅周辺の様子:新しい施設が次々と開業し、変貌を止めない巨大ターミナル

メイン駅である渋谷駅は、地形の影響もあり多くの駅とは異なった構造が目を引きます。それは山手線に沿った南北の細い谷の底にあるためです。象徴的なのが東京メトロ銀座線。地下鉄なのにトンネルを抜けてきた電車は地上3階のホームへと到着します。また、渋谷駅を発車した京王井の頭線がいったんトンネルに入るのもこのため。そんなことから、渋谷駅周辺は電車が立体交差のようになっているのです。以前は地上にホームがあった東急東横線も同じ状況でしたが、現在は地下が発着駅となっています。

渋谷駅周辺は、ここ10年以上再開発が続いており、次々と新しいビルが完成しています。大げさでなく半年もすると街の様子がガラッと変わってしまうのが、今の渋谷駅周辺なのです。いずれの高層ビルも上部がオフィスやホテル、住居になっており、下層部分に商業施設が入っており、新しいショップが次々とオープンしています。

その先駆けとなったのが2012年にオープンした「渋谷ヒカリエ」。東急渋谷駅の上層にあたり、商業施設や飲食店のほか東急シアターオーブなどの文化施設も。2018年に開業した「渋谷ストリーム」は、かつての東横線ホームと線路跡にあり、飲食店やホテルのほか遊歩道も整備されています。また、2019年には、渋谷駅の駅上に第1期となる渋谷一の高さを誇る東棟が開業した「渋谷スクランブルスクエア」。最新ショップや飲食店が集結する大型商業施設のほか、屋上には日本最大級の展望空間がオープンし大きな話題に。さらに同年には渋谷駅西口の目玉となる「渋谷フクラス」もオープン。商業施設のほか空港リムジンバスが乗り入れるバスターミナルなどもあります。そして、2020年には山手線沿いに渋谷区立公園と商業施設、ホテルなどが一体となった「ミヤシタパーク」も開業しました。

さらに、2023年には駅南西部の「渋谷駅桜丘地区再開発」も竣工予定。歩行者用のデッキなども整備され、渋谷各所へのアクセスも向上します。そのほか、「渋谷ヒカリエ」や青山通りに隣接するエリアでも「渋谷二丁目17地区再開発」が進行中です。

一方、従来からの“若者街・渋谷”を象徴するスポットである、渋谷109や渋谷パルコ、渋谷マルイ改め渋谷モディ、渋谷ロフトなども健在。お店の入れ替えなどで新陳代謝を繰り返しながら魅力を放ちます。また、公園通り、キャットストリート、ファイヤー通りなど、街歩きが楽しい通りの数々も、次々と新しいショップなどがオープンし、来るたびに新鮮な驚きがあるでしょう。

なお、多くの人が待ち合わせをする東口、西口の両駅前広場では整備が進行中。あわせて、歩行者用のデッキなども設置されます。従来、待ち合わせや目的の場所へ向かう際に、少々不便を強いられた渋谷駅ですが、そんな弱点も解消に向けて動いています。ますます、渋谷から目が離せません。

4、治安:繁華街を除けば、警察パトロールも多く安心して住める

渋谷区の犯罪件数は、東京23区でも常に上位にランクされ、これだけを見ると危険なエリアのように思われます。しかし、これは街の成り立ちなどが関係しており、実情は大きく異なります。

第一に、渋谷は仕事や学校、ショッピングなどで多くの人が首都圏各地から集まります。そのため、昼間人口は夜間人口の倍にもなります。しかも、ここにカウントされるのは在勤・在学者だけで買い物客は入っていないため、実際はさらに多くの人が渋谷を訪れていることになります。そして、渋谷駅、原宿駅をはじめ都内でも人気のスポットが目白押し。こうしたことから、人口に比べてどうしても犯罪件数が多くなってしまうのです。

一方、繁華街を除くと、閑静な住宅街が広がる渋谷区。著名人等の住まいも多いことから、警察のパトロールも行き届いています。安心して暮らすことができるでしょう。

5、マドリームが選ぶ、気軽に訪れたいアートスポット

ファッションタウンとして知られる渋谷ですが、様々なジャンルのアートスポットも充実しています。休日、気軽にふらりと訪れたい、おしゃれタウンのアートスポットを4つ紹介します。

スポット①:原宿で出合う日本独自の美・浮世絵「太田記念美術館」

日本独自の美術表現として広く大衆に親しまれてきた浮世絵。江戸末期以降は欧米でも大変な人気となり、多くの画家に影響を与えたことでも知られます。一時期は優品の数々が欧米へと渡ってしまいましたが、この状況を憂えて、昭和の初めより半世紀以上浮世絵の収集に努めたのが、実業家で元東邦生命保険会長の五代太田清藏氏です。

太田記念美術館は彼が収集した作品を中心に約15,000点を収蔵する、国内有数の浮世絵専門の美術館です。葛飾北斎や歌川広重、歌川国芳など人気絵師の代表作を網羅しており、月替りのテーマに沿った企画展を開催。訪れるたびに、浮世絵の多様な表現・題材や江戸独自の美意識に触れられます。

スポット②:現代アートの最前線に親しむワタリウム美術館のショップ「オン・サンデーズ」

おしゃれなショップが軒を連ねるキラー通り(外苑西通り)沿いで、通りの象徴となっている特徴的な美術館。スイスの著名建築家、マリオ・ポッタ設計の建物で、長年、国内外の芸術、建築を中心に紹介しています。

同館のミュージアムショップとして運営されている「オン・サンデーズ」には美術館の展示に連動し、最先端の現代アートを紹介する書籍やオリジナルのアーティスト・グッズが揃っています。またここでしか手に入らないポストカードやTシャツ、バッグなどのユニークな雑貨もそろいます。併設されたカフェでは、鑑賞後の余韻に浸ることもできます。

スポット③:閑静な住宅街の一角にある「渋谷区立松濤美術館」

撮影:上野則宏 撮影:上野則宏

東急本店通りの奥にあたる高級住宅街・松濤に佇む、区立の美術館。設計は昭和初期から活躍し、哲学的ともいわれる建築で知られる白井晟一氏。

撮影:上野則宏 撮影:上野則宏

外壁に花崗岩を用いた石造りの印象的な外観の建物。館内には噴水のある吹き抜けや回廊があり、落ち着いた雰囲気です。

絵画、彫刻、工芸など幅広い分野の特別展示を年に4回程度開催し、会期中は講演会をはじめ多彩な関連イベントも行われます。そのほか、渋谷区にゆかりのある作家やコレクターによるサロン展や公募展なども随時開催。区内在住・在勤者対象の実技指導の美術教室などもあります。

スポット④:ミイラや木棺など貴重な美術品が揃う「古代エジプト美術館」

©2018八雲いつか ©2018八雲いつか

2009年にオープンした日本で唯一の古代エジプト専門の私設美術館。歴史的にも、美術品としても価値の高い古代エジプト遺物を2,000点以上所蔵し、常時約100点以上を展示しています。

©2018八雲いつか ©2018八雲いつか

単なる見学・観賞ではなく学芸員がガイドをしてくれ、展示品それぞれの説明をしてくれるのが大きな特徴。館内のパトロン、発掘小屋、神殿、玄室(墓)をテーマにしたギャラリーを巡る形で、それぞれの雰囲気や体験をしながら、古代エジプトへと思いを馳せることができます。最後には暗闇を懐中電灯片手に巡り探検気分が味わえるスポットも。体験型の楽しい美術館です。
※なお、現在コロナウイルス感染対策のため、ガイドは休止中。状況が改善し次第、再開予定です。

6、独自の支援制度:妊娠・出産から就学までを切れ目なく支援する制度を構築。

渋谷区では、子育てをする家庭が不安なく喜びの多い子育てができるよう、保健師を中心に渋谷区がサポートを行う仕組み「渋谷区子育てネウボラ」を2019年度からプレスタートさせ、2021年8月には拠点となる施設を宇田川町にオープンしました。1~8Fプラス屋上庭園で構成され、家族で過ごせる「子育て支援フロア」、健診・保健相談を行う「健診・保健のフロア」、専門職による子育ての相談や発達の相談、教育の相談を行う「専門相談フロア」を一体化した、開放的で親しみのある地域に開かれた場となっています。

また、妊娠・出産期、産後、育児、就学と4つのステージを切れ目なく区が支援。

妊娠・出産期は、保健師による相談をはじめ、妊婦健康診断、パパ・ママ入門学級、妊婦面接、出産後必要な育児用品の育児パッケージ贈呈、体調がすぐれない時や家事・育児が困難なときの育児支援ヘルパー派遣などを実施。産後は、保健師や助産師による新生児訪問、宿泊型産後ケア、一時的にこどもを預かるショートステイ、生後5か月未満の赤ちゃんとママの集まりなどを実施します。

その後の育児支援としては、パパ・ママ一緒に学べる育児学級、ショートステイ、こどもと離れて仲間と過ごせる陽だまりの会、子どもと一緒に遊び、交流のできる子育てひろばなどが設けられています。そして、就学時になれば、就学先をいっしょになって考える就学相談や教育相談を実施しています。

7、渋谷区に住みたいと思ったら、知っておきたい家賃相場と新築物件の価格帯

渋谷区の家賃や新築物件の相場は次の通りです。

賃貸マンション・アパートの目安は下記。

2DK:180,000円
3DK:230,000円
1LDK:200,000円
2LDK:250,000円


新築・分譲一戸建ては

1億5,000万円台後半

から多くの物件が販売されています。

中古マンションは

築5年~15年以内:9,000万円台後半
それ以上の築年数:8,000万円台前半


となります。

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