公開日: 2022.11.22 最終更新日: 2022.11.22

【ご当地お菓子】愛媛と猫への熱い想いとともに全国をめぐる愛媛・松山の「坂の上の猫プリン」

【ご当地お菓子】愛媛と猫への熱い想いとともに全国をめぐる愛媛・松山の「坂の上の猫プリン」

坂の上の猫プリン

── 地域のお菓子をひもとけば、その場所の素敵な側面が見えてくる。

お菓子をとおして街のなかにちょっとだけお邪魔する、「ご当地お菓子」連載。
第6回は、道後温泉で有名な愛媛県松山市の「坂の上の猫プリン」を紹介します。

ライター:吉田友希

ライター:吉田友希

01| ネーミングと黒猫が最高にかわいい

坂の上の猫プリン(プレーン3個・プレミアム3個) 坂の上の猫プリン(プレーン3個・プレミアム3個)

プリン専門店「坂の上の猫」。この耳に心地いい名前は、司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」から名づけられました

「坂の上の雲」には、明治維新を成功させて欧米諸国に追いつこうと近代化を進める日本が、日露戦争に勝利するまでが描かれています。その近代化の原動力となった明治人として登場するのが、秋山兄弟(好古・真之)と正岡子規。いずれも愛媛県松山市の出身です。

「坂の上の猫」のオーナー・源田さんは、2017年に松山市三番町でお店をオープンする際に(※現在は移転)、店名は愛媛を連想させるようなものにしたいと考えていました。当時のお店のすぐ近くに「坂の上の雲」に登場する秋山兄弟の生家があり、そこから着想を得て「坂の上の猫」という屋号が誕生したそう。

「坂の上の雲」とはあまり関係のない「猫」がどこからきたかというと、それは、源田さんが大の猫好きであることに関係しています。ご自身も5匹の猫と暮らす源田さんは、保護猫活動をされており、売り上げの一部を保護猫活動への支援にあてています。プリンを通して保護猫活動について知ってもらいたいという想いから、自店での販売以外にも、全国を忙しく飛び回りながら出張販売を行っているそうです。

黒猫のイラストがかわいい。シロップは魚の容器で別添えされている 黒猫のイラストがかわいい。シロップは魚の容器で別添えされている

お店のモチーフになっているかわいらしい黒猫は、看板猫のドリーちゃん。保護猫活動を通して出会ったご縁で、ドリーちゃんのイラストは愛媛県在住の絵本作家・秋田緑さんが手がけています。ドリーちゃんは人々を幸せにする魔法使い猫。かわいいです!

02| 創作料理店のデザートが人気を博し、プリン専門店に

同封されている紙ナフキンまでかわいい 同封されている紙ナフキンまでかわいい

もともと日本料理の職人として働いていた源田さんが2017年にオープンした「坂の上の猫」は、創作料理店でした。「プリン専門店 坂の上の猫」としてリニューアルし、現在の形態になったのは2020年のこと

「日本料理専門調理師がなぜプリン?」というところですが、創作料理店では日本料理のコースのデザートとしてプリンを提供していたのだそう。そのプリンの評判がとてもよかったため、商品化。その後、お店に来店した百貨店のバイヤーさんからの誘いがあって催事出展をはじめます。それが、プリン専門店としてスタートするきっかけでした。

03| 無添加で“にゃめらか”。何度でも食べたいプリン

坂の上の猫プリン(プレーン) 坂の上の猫プリン(プレーン)

坂の上の猫プリンは無添加です。プレーンの原材料は、「牛乳(愛媛県産)、卵、砂糖、生クリーム」の4つといたってシンプル。

そんななかで源田さんがこだわっているのはバランスです。絶妙な配合で甘さを抑え、カロリーは低め。「食べ終わったときに口のなかに甘さが残らないのが特徴です」と源田さん。坂の上の猫プリンは、日本料理専門調理師の繊細な技が光るプリンです。

画像提供:坂の上の猫 画像提供:坂の上の猫

一つひとつ丁寧に手づくり
画像提供:坂の上の猫 一つひとつ丁寧に手づくり
画像提供:坂の上の猫

画像提供:坂の上の猫 画像提供:坂の上の猫

プリンはつややかでとろとろ。看板猫のドリーちゃんもパッケージで“にゃめらか!”と太鼓判を押していますが、本当になめらかでやさしい味わいです。

最初のひとくちは、シロップをかけずにそのまま食べるのがおすすめ 最初のひとくちは、シロップをかけずにそのまま食べるのがおすすめ

そのままでもおいしいですが、付属のシロップをかけるとほんのりとした甘みが増してよりおいしいです。

ふたくちめ以降は、シロップを少しずつかけながらいただきます ふたくちめ以降は、シロップを少しずつかけながらいただきます

坂の上の猫プリンの特製シロップは、甘くてほろ苦い“いわゆるカラメル”とは違います。苦味がなく主張は少なめ。プリンそのものの素材の味を引き立ててくれます

04| アルバイト猫「ミクちゃん」が働いています

道後温泉の前でのぼりを持つミクちゃん
画像提供:坂の上の猫 道後温泉の前でのぼりを持つミクちゃん
画像提供:坂の上の猫

坂の上の猫プリンを紹介するうえで欠かせないのが、アルバイト猫のミクちゃんです。オーナーの源田さんと一緒に全国に出張し、プリンの販売や広報活動を行っています。器用にレジ打ちをしたりショーケースを磨いたりと奮闘する姿にはファンも多数。SNSでもたびたび話題になっています。

お金の扱いにも慣れているミクちゃん
画像提供:坂の上の猫 お金の扱いにも慣れているミクちゃん
画像提供:坂の上の猫

店番をするミクちゃん
画像提供:坂の上の猫 店番をするミクちゃん
画像提供:坂の上の猫

もふもふのリアルな着ぐるみは特注。冒頭でも紹介した「プリンを通して、猫の殺処分ゼロ、保護猫活動を少しでも拡げたい」という想いからミクちゃんは誕生しました。ミクちゃんががんばっている姿は「YouTube」からも見ることができます。

ときには街をお散歩することも。「愛媛県松山市の魅力は気候がいいところ。そして、海の幸がとにかくおいしいところ」と源田さん
画像提供:坂の上の猫 ときには街をお散歩することも。「愛媛県松山市の魅力は気候がいいところ。そして、海の幸がとにかくおいしいところ」と源田さん
画像提供:坂の上の猫

愛媛・松山の「坂の上の猫プリン」、ごちそうさまでした。

坂の上の猫
所在地:愛媛県松山市道後湯之町13-3
TEL:080-2986-7089(オーナーの源田さん直通)
営業:不定休
https://sakanouenoneko.com/shop/

Youtubeの「ミクちゃんねる」はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCiHe4ijJFigXcn0k6IY_zMg/featured

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吉田友希

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