巾木(はばき)やドアのレール、パソコンのキーボード、ベッドの下。盲点になりがちな隙間は、放っておくと汚れやホコリが積もり積もってしまいます。面倒そうな掃除も、便利な掃除グッズを使えばあっという間にスッキリ! そんな掃除術を楽しんでいる4人のブロガーに、買ってよかった“推しグッズ”を教えてもらいました。さらに今回は、SNSで人気の定番グッズがどれくらい使いやすいのか、ライター自ら購入して徹底検証します。
ライター:鈴城久理子
CONTENTS
01| 気がつけば汚れている巾木は隙間ブラシにお任せ
halさんのケース
かゆいところに手が届くとはまさにこれ
以前から巾木の掃除方法に悩んでいたというhalさん。無印良品で見つけた“木製隙間ブラシ”にひとめぼれ。今までは掃除機や雑巾で汚れを落とすことを考えていましたが、このブラシを使うようになってからは納得のいく掃除ができるようになったそう。
ちょっとやっただけで、こんなにとれました
「木の持ち手部分を壁にあてないようにしてシューッと動かすと、ホコリがごっそり。毛の硬さもちょうどよくて、これくらいのが欲しかったんです!」
見逃しがちなレールの溝もササ―ッと
さらに「ドアのレールの溝もサーッと動かすだけでスッキリ。そして190円という安さ! 希望の掃除グッズが、結果的にこんな安価で入手できるなんて!」と大満足! 巾木掃除の悩みがすっかり解消されて、定期的に巾木掃除をする習慣ができました。
※halさんのブログ『へーベルハウスで狭小3階建てを建てた』の記事はこちら!
https://ameblo.jp/harusan06/entry-12736301906.html
02| デスクまわりはジェルクリーナーでホコリ知らず
おくまさんのケース
なんだか懐かしい感触……
職場のキーボードの汚れ落とし用として、ご主人が購入したダイソーの“ジェルクリーナー”。ついでにおくまさんの分も購入してくれたのだとか。子どもの頃に遊んだスライムのような形状で、細かい隙間に入り込んで掃除ができるという画期的な商品です。
遊んでいるとしか思えない見た目
「指でムニムニと押さえながらパソコンのキーボード上を転がしてみると、思いのほかきれいになっていてびっくり。ジェルクリーナーを転がしたところは、何やらピカピカに!」
リモコンがスライムに取り込まれていくかのようでちょっと面白い
次はリモコンに挑戦。「ちょくちょく拭き掃除をしていたものの、やはりホコリが溜まっていました。ジェルクリーナーをのせてペリッとはがしたら、ホコリが取れてめちゃくちゃきれいに! 勝手に凸凹にはまってくれるので掃除の時間がとても短い。粘着があれば何度でも使えてスライムのような感覚も楽しいんです」と、隙間掃除にハマったおくまさんでした。
※おくまさんのブログ『私の小さい暮らし』の記事はこちら!
https://www.okumalife.com/archives/40771421.html
03| ベッド下の数センチの隙間には柄つきモップが効く
yuccowさんのケース
難問すぎるこの隙間……
掃除が大の苦手というyuccowさんがずっと気になっていた、ベッド下の掃除。引っ越してから1年目は、家を大掃除する前に少しずつきれいにしておこうと決めていたものの、床との間がわずか1~2cmくらいしかない隙間をどうやってきれいにするか悩んでいたといいます。
ユーモアあふれるネーミング“スキマキーレー”に期待しかない
そんな悩みをスッキリと解決してくれたのは、アズマの“スキマキーレー”。「絶対ここをきれいにする! と固く決心してグッズを調べたところ、ありました~!世の中には便利なグッズがあるんですね!」。しなやかな柄つきモップにフワフワのシートをセットすれば準備完了!
わずかな隙間にもスイスイ入っていって気持ちがいい!
わずか1cmの隙間にもしっかり入り込んで大感激。「ゆっくり引き抜いてみると、出てきたのは1年分のホコリでした。こんなふうにひと足先にベッド下をきれいにすることで大掃除がグッとラクになり、安心して年末を迎えられるようになりました!」
※yuccowさんのブログ『Enjoido北海道!』の記事はこちら
https://yuccow.hatenablog.com/entry/2020/11/30/180251
04| トイレの換気扇の汚れをごっそり落とす隙間スティック
shokentaiさんのケース
つい放置した結果、シロッコファンにホコリがびっしり
shokentaiさんも大掃除がラクになるよう、日頃から少しずつ掃除をするのがルール。ところが、トイレの換気扇の掃除にてこずったとか。いつも薄いフィルターを貼り付けていたところ、気づけばホコリがびっしり。そもそも換気口の開け方もしらなかったそうで、何とか開けてみるとシロッコファンのまわりにもホコリが……。
まずは掃除機でホコリを吸い取ってドライシートでホコリを拭き、そして登場したのが、ダイソーの“隙間スティック”。
「これでファンの間についた汚れを少しずつかき出します。隙間にすっぽり入ってしっかりかき出してくれるんです。終わったらドライシートで拭いて、洗ったカバーとフィルターをセット。これで、ひと足先に今年の換気扇掃除が完了しました!」
※shokentaiさんのブログ『Mom and the BOYS!!』の記事はこちら!
https://ameblo.jp/shokentai/entry-12713863841.html
05| あの人気の神商品「隙間掃除シリーズ」を徹底検証!
左から、ブラシ、ポイントブラシ、スポンジ、ヘラ。長さは18㎝、1本80~90円という価格設定も魅力
ブロガーさんたちの記事を取材してみて、みなさんの推しグッズの威力に改めて納得。そこで、私も定番グッズとして人気が高い、無印良品の“隙間掃除シリーズ”を実際に購入して検証してみました!
隙間にブラシがフィット。歯磨きをするようにゴシゴシ
まずは洗面所のシャワーヘッドの隙間掃除。普段は歯ブラシで掃除をしていて、それなりにきれいにしていたつもりが、ブラシでこすってみると黒い汚れがごっそり!
普段の掃除では行き届かない部分がみるみるきれいに
次はオーブン。調理後に掃除したつもりが、コゲや油汚れがあちこちに残っていました。ヘラで受け皿や焼き網のコゲ落とし、内部の溝は重曹水をしみ込ませたスポンジで拭き掃除。これでコゲや油汚れもスッキリ!
見逃しがちなちょっとした隙間にも
2本のブラシは本棚の隙間に溜まったホコリ取りに大活躍! 特にフラップ扉の溝部分は掃除しにくかったのですが、先が丸くなったポイントブラシがぴったりフィット。また仕切り板の隙間はブラシでこするだけ。
数回ブラシを動かしただけで、こんなにホコリをキャッチ!
便利すぎていろんなところで試したくなります
2本のブラシはこんなものにも使えました。ブラシはコーヒーメーカーのグラインダーについたカス取りに、ポイントブラシは水筒の飲み口の汚れ落としに。
さまざまな場所で検証した結果、SNSで話題になるだけの神商品ということが実証。衛生面を考えると、掃除する場所ごとに揃えておくのがおすすめ。プチプラでコスパもいいので、ぜひ試してみてください。
06| まとめ
いかがでしたか? 年末の大掃除はもちろん、普段の作業にも生かせる、かゆいところに手が届くものばかり。推しグッズを駆使することで、今まで放置していた隙間の汚れもきれいにすることができます。この機会にぜひ無理のない範囲で“隙間掃除デー”を決めて、見て見ぬふりしていた隙間の汚れにさよならしましょう!
この記事を書いた人
鈴城久理子 ライター
雑貨紹介や料理、インテリアなど暮らし系の記事を中心に執筆することが多いライター。ただいまメダ活実践中。