駅を中心としたコンパクトなエリアに、アンティークショップや雑貨店が軒を連ね、お店を巡りながらの散歩が楽しい西荻窪。昭和を感じさせる喫茶店や居酒屋など、チェーン店とは一味違う飲食店が多いのもここならでは。そんな街で見つけたパフェの数々。どれもこれもお店の個性が味や形に表れた逸品たちを味わってみませんか。
CONTENTS
01| 「西荻 3時」の季節替わりのパフェ
長崎県の希少な日本茶とともに
レトロな外観。散歩中に見つけたら思わず入ってみたくなる
店名のとおり、“3時のおやつ”にぴったりの和スイーツと日本茶がいただける和カフェです。お茶は長崎出身のオーナーが推す「そのぎ茶」を提供。長崎県東彼杵町で生産されるお茶で、煎茶のような細長くまっすぐした形状でなく、勾玉のように丸まった玉緑茶という種類です。渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴とのこと。脇道を入ったところにあるお店は、古民家を改造したレトロな雰囲気。1階は茶葉や茶器のショップとカウンター席、2階が広々としたカフェスペースとなっていて、のんびりくつろげます。
和紅茶と3種類のぶどうやチーズ、ロゼのジュレを合わせた「そのぎ和紅茶とぶどうのパフェ」
※季節限定
華やかなパフェは、「そのぎ玉緑茶」「そのぎ和紅茶」などバラエティー豊かに揃うそのぎ茶のドリンクとセットで提供。旬の素材を使ったおしゃれなパフェは月替わりになっていて、訪れるたびに新鮮な味わいに出会えます。またパフェに使うグラノーラやラスクなどの素材は、「近所で一緒に頑張るパートナーですから、お互い助け合いたい」という気持ちで、西荻窪周辺のお店のものを取り入れているそう。人と人のつながりを感じさせてくれる、そんな空間です。
店内の様子
エルダーフラワーとそのぎ和紅茶のモクテル(写真左)、無花果とカシスのハロウィンパフェ(写真右)
西荻 3時
所在地:東京都杉並区西荻北3-13-16
電話:03-6454-7816
営業時間:平日12:30~18:00、土・日・祝日12:30~18:30
定休日:月曜・隔週火
Instaglam:https://www.instagram.com/nishiogi_sanji/
02| 「パティスリーロータス」のチョコレートパフェ
シェフの技に魅了されるカウンターデザート
シックな空間でデザートを味わえる
1階では持ち帰りのケーキや焼き菓子を販売、2階はパフェやアシェットデセールなどをお客様の目の前でつくり上げるカウンターデザートを楽しめるカフェとなっている『パティスリーロータス』。オーナーシェフの原島さんは、カウンターデザートの先駆者でもある神楽坂の『アトリエコータ』で修業ののち独立。段取りよく、手早く、しかも優雅にデザートをつくり上げていく様子に魅了されます。また、冷たい食材と温かい食材を組み合わせたデザートなど、テイクアウトでは味わえないメニューが楽しめるのもここならでは。
濃厚なチョコレートとベリーの爽やかな味合いが好相性の「チョコレートパフェ」
定番のパフェのほか、季節限定で「シャインマスカットパフェ」「和栗パフェ」なども登場します。そのほかにも、「クレープシュゼット」「かぼちゃのパンケーキ」「フォンダンショコラ」など温・冷の楽しめるメニューなど、常時10種ほどのカウンターデザートを取り揃えています。また、1階で販売している種類豊富な焼き菓子はお土産にぜひ!
お店は西荻窪駅南口から徒歩約3分の場所
パティスリーロータス
住所:東京都杉並区松庵3-37-23 シマビル1F
電話:03-5336-3207
営業時間:
【販売】10月末まで:平日10:00~18:00、土・日・祝日10:00~19:00、11月から:平日11:00~18:00、土・日・祝日11:00~19:00
【カフェ】平日12:00~16:00、土・日・祝日12:00~17:00(各LO)
定休日:火
03| 「コーヒーハウス それいゆ」のチョコレィトバナナパフェ
半世紀以上にわたり地元で愛されてきた純喫茶
花びらの形の照明と大きな丸テーブルがレトロな空間を彩る
創業は1965年。半世紀以上にわたって、西荻の地元民に愛されてきた純喫茶「それいゆ」。買い物帰りやウォーキングの途中など、老若男女を問わずいろんな人々が気軽に訪れる喫茶店です。店内は柔らかな照明に木のテーブルなどが配置された落ち着きのある空間。人それぞれ思い思いの時間が過ごせます。看板メニューは大きなガラス器具でいれる水出しコーヒーですが、それ以外にも幅広いメニューを揃えます。モーニングには厚焼きトーストやベーコンエッグトースト、ランチにはナポリタンにカレーライス、ピラフなどの定番メニューがずらり。さらに、ガラスケーキに並ぶケーキやコーヒーゼリーがお目当ての人も多いのだとか。
パフェに必須の食材がしっかり入った「チョコレィトバナナパフェ」
「チョコレィトバナナパフェ」は、上部に濃厚な生クリームとバナナ、アーモンドが散らされ、食器の中にはコーンフレークもぎっしり。ちょっとレトロで、どこかホッと安心できる味わいを楽しめます。スイーツは季節によって焼きリンゴなども用意されています。
西荻窪駅南口からすぐの場所
コーヒーハウス それいゆ
住所:東京都杉並区西荻南3-15-7
電話:03-3332-3035
営業時間:モーニング/10:00~11:30、ランチ11:30~20:00(LO19:30)
定休日:無休
04| 「La Petite Surprise」の季節替わりのパフェ
住宅街で週2回のみ営業する隠れ家カフェ
上質で穏やかな空気が漂う
西荻窪駅から東京女子大学方面へ10分ほどの住宅街に佇むパティスリー&カフェ。しかもオープンは金曜と土曜の週2日のみという隠れ家的なお店です。店主の塩見さんのご自宅の1階を利用しているお店は、2人掛けのテーブル席が3つと焼き菓子が並ぶカウンター、生菓子の入るガラスケースのみ。奥が厨房となっています。会社員時代はスイーツの食べ歩きが趣味で、その後学校に通い、フランス留学も。さらに、webライターとして多くのパティスリーを取材するうちに、自分でもお店を開業しようと決意し、パティスリーやカフェで修業を積んだそう。そんなバックグラウンドをお持ちの塩見さんだけに、素材の吟味はもちろん、素材の調合に工夫を凝らしているので、独特の食感や舌触りが味わえると評判です。
10月に登場する「パンプキンキャラメルパフェ」
季節の素材をテーマにしたパフェの登場は不定期の登場で数量も限定。インスタグラムに随時お知らせがアップされます。そのほかに、スペシャリテの「ショートケーキ」は、季節により素材などが若干変更されますが、基本的に通年で提供されます。また、プリンも人気の高い一品で、定番の「有精卵のカスタードプリン」はじめ季節の素材をアレンジしたものも随時登場します。
スペシャリテの苺のショートケーキ
La Petite Surprise(ラ・プティット・シュルプリーズ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町4-10-11
電話:0422-90-9802
営業時間:金・土12:00~18:00
定休日:月・火・水・木・日
05| 「cafe&dinner BUNNY BEACH」の週替りパフェ
看板犬のプードルが出迎えてくれる
天井が高く開放的な空間
住宅街の奥まった路地にあるカフェ&ダイナーで、店頭では看板犬のプードル「gooちゃん」がお出迎えしてくれます。ボリューム満点のハンバーガーや自家製のフォカッチャ、日替わりの定食など充実のフードメニューで知られますが、並んで人気なのがデザートの「BUNNY BEACHパフェ」。旬の素材を使ったパフェは、今日はどんなパフェがいただけるか、出かけるたびに期待感が高まるはずです。
丸ごとメロンパフェ(写真左)、クリスマス苺パフェ(写真右)
そのほかにも、デザートメニューは「オリジナルフレンチトースト」「アフォガード」がラインナップ。なお、夜のメニューにはイタリアワインと生ハム、アヒージョなどが登場します。おいしく食べて飲んだあとの締めパフェもよさそうです。
西荻窪駅から徒歩約5分の場所にある隠れ家的カフェ&ダイナー
cafe & dinner BUNNY BEACH(カフェ&ダイナー バニー ビーチ)
住所:東京都杉並区西荻北2-9-9
電話:電話なし(予約はSNSから)
営業時間:12:00~22:00(LO21:00)
定休日:月・火