公開日: 2022.01.10 最終更新日: 2023.11.22

自然が豊かで都心へも出やすい、優雅にのんびり暮らせる街 東京・狛江の住みやすさや治安をご紹介!

自然が豊かで都心へも出やすい、優雅にのんびり暮らせる街 東京・狛江の住みやすさや治安をご紹介!

提供:狛江市

東京の多摩地域東部に位置し、世田谷区と隣接する狛江市は、都心への通勤に便利な環境と豊かな自然をあわせ持ち、利便性とのんびりできる暮らしの両方を求める人に適した街。新宿駅まで約20分でアクセスでき、駅周辺はショッピングにも便利ですが、少し郊外に足をのばせば、多摩川や野川緑地公園など自然と触れ合えるスポットがあります。狛江市の概要や主要駅から都心へのアクセス、治安状況、おすすめのスポットなど、住みやすさについての情報をご紹介します。

ライター:立花裕子(MAP&NEWS.net)

ライター:立花裕子(MAP&NEWS.net)

01| 狛江の概要:利便性の高さと豊かな自然の両方が揃う街

武蔵野台地の南に位置する狛江市は、古くから豊かな水と緑に恵まれて、人々が暮らしてきたところです。市内には昔の人々が暮らした痕跡である遺跡が68か所あり、縄文時代の住居跡も多く発見されています。

現在の狛江市は、多摩川河岸や武蔵野の自然と交通の便利さの両方で知られる街です。移住者によって人口は一貫して増加傾向にあり、2030年頃にピークを迎えるといわれています。市内には、アーチが美しい多摩水道橋、映画のロケ地としても知られる五本松、市民に親しまれている散歩道・野川緑地公園など、四季の移ろいや風景を楽しめる場所が点在。多くの市民の癒しスポットとなっています。

02| アクセスと主要駅:新宿まで約20分でアクセスが可能

狛江駅前の様子
提供:狛江市 狛江駅前の様子
提供:狛江市

狛江市の中心駅である小田急線狛江駅からは、新宿まで乗換え1回約20分でアクセスが可能。渋谷へも乗換え1回約25分でアクセスできるので、都心への通勤・通学は非常に便利です。

和泉多摩川駅前の様子
提供:狛江市 和泉多摩川駅前の様子
提供:狛江市

狛江市内を通っている鉄道は小田急小田原線のみ、駅は狛江市駅と和泉多摩川駅のみですが、ほぼ不便さは感じません。下り電車に乗れば、箱根湯本や片瀬江ノ島にも簡単にアクセスできるので、週末のお出かけも簡単です。

狛江駅 えきまえ広場
提供:狛江市 狛江駅 えきまえ広場
提供:狛江市

狛江駅前は、食品から雑貨・生活用品まで揃うスーパーマーケット「Odakyu OX狛江店」や100円ショップやドラッグストアが揃った「小田急マルシェ狛江」などの店舗が集まる地域。夏のフェスティバルや冬の多摩川流域物産展などの会場になる「えきまえ広場」、コンサートや演劇が上演される「エコルマホール」などもあり、普段の買い物にも、休日のお出かけにも便利な場所になっています。

南隣の和泉多摩川駅周りも、スーパーマーケットやファッションセンターがあり、商店街には飲食店も点在。普段の買い物には不自由なく過ごせます。

03| 治安:東京都全体平均に比べて治安はよい方

警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、2020年の都内全域での認知件数は68,491件。そのうち狛江市は256件でした。狛江市の人口は2021年1月1日時点で約83,000人。同時点での東京都全体の人口は推計で約1,405万4,000人なので、狛江市の人口一人あたりの犯罪率は、東京都全体の人口一人あたりの犯罪率より低くなっています。

内訳をみると、非侵入窃盗や自転車泥棒の比率が高いのは東京都全体と同じですが、侵入窃盗は0件、強盗などの凶悪犯は2件しか発生しておらず、治安はいい方だといえそうです。

04| 優雅にのんびりできる休日のお出かけスポット4選

南に流れる多摩川をはじめ、豊かな自然に恵まれた狛江市は、のんびりと優雅な時間を過ごせるおすすめスポットがいっぱいです。休日にふらっと訪れたくなる場所をご紹介します。

①ゆったりとした時間が流れる「むいから民家園(狛江市立古民家園)」

提供:狛江市 提供:狛江市

小田急線狛江駅から徒歩10分ほどの所に位置する、江戸時代の古民家を移築・復元した施設。「むいから」とはこの地域の方言で、古民家の屋根に使われている麦わらのことです。園内には「旧荒井家住宅主屋」と「旧髙木家長屋門」の2棟が復元されており、どちらも自由に見学が可能。江戸時代の生活に思いを馳せたあとは、日当たりのいい縁側で、庭を見ながら一休みしていくのがおすすめです。毎年夏休みには、子どもたちを対象に伝統芸能や伝統文化の体験教室も開催されています。入園料が無料なのも嬉しく、遊びに来やすい施設です。

②四季折々の風景を楽しめる2.2kmの散歩道「野川緑地公園」

提供:狛江市 提供:狛江市

野川緑地公園は、野川の小金橋のたもとから狛江市役所近くの小田急線の線路まで、旧野川の川筋に沿って約2.2kmに渡って整備された緑地公園です。約4,500本の樹木や草花が植えられており、サクラやツツジ、キンモクセイなど、四季折々の花々が目を楽しませてくれます。自然豊かな散歩道として人気があり、あちこちにベンチなども設けられていることから、憩いの場や子どもの遊び場としても広く市民に親しまれています。

③市民の憩いの場「多摩川」と映画のロケ地として有名な「五本松」

提供:狛江市 提供:狛江市

狛江市と川崎市の間を流れる多摩川は、市民にとって自然と触れ合う場であり憩いの場。野草や野鳥も数多く生息しており、自然観察や写真撮影をするにもぴったりです。サイクリングロードやサッカー場、スポーツ広場も整備され、「狛江古代カップ多摩川いかだレース」、「狛江・多摩川花火大会」などのイベントも行われています。

多摩水道橋から左岸堤防を多摩川沿いに約800m上ったところにある「五本松」は、「多摩川50景」や「新東京百景」にも選ばれた場所。多摩川を背景に聳え立つ5本の黒松の美しさは、多摩川を代表する景観のひとつとして親しまれ、よく時代劇や映画のロケ地になっています。

④1200年以上の歴史を持ち、江戸名所図会でも紹介された古刹「泉龍寺」

提供:泉龍寺 提供:泉龍寺

狛江駅北口から弁天池通りを2分ほど歩いたところにある曹洞宗の寺院。奈良・東大寺の初代別当として知られる良弁僧正が、765年にこの地で雨乞いをし、法相宗・華厳宗兼帯の寺を創建したのがはじめとされています。

境内東南にある弁才天池は、良弁僧正が雨乞いを行った際に湧き出た霊泉といわれており、江戸時代の地誌『江戸名所図会』にもその伝説が記されています。境内にはほかにも、1706年に再建され狛江市内最古の建物である本堂をはじめ、幕末期に再建された山門、珍しい二層式鐘楼などが立ち並び、静かで透き通った空気が流れています。

05| 狛江市の行政サービス:市を挙げて生物の多様性保護に取り組む

多摩川や野川緑地公園など自然と触れ合える環境に恵まれ、市内で918種もの生きものの生息が確認されている狛江市は、生物多様性の保護に力を入れている街。2020年には、2029年までの方針をまとめた「狛江市生物多様性地域戦略」を策定。身近な自然と暮らしが寄り添う環境を子どもたちに受け継いでいくことを目標に、8つの施策と15の取り組みを進めています。

教育面で特長的な制度としては、中学3年生を対象とした「狛江市奨学生」制度があり、経済的理由により高等学校への進学や高等専門学校での修学に困っている生徒で条件を満たす場合に、学資金の一部を支給しています。

06| 狛江に住みたいと思ったら、知っておきたい家賃相場と物件価格

不動産情報サイト「ライフルホームズ」によると、狛江市の賃貸物件の家賃相場は次の通りです。

1DK:78,100円
1LDK:104,100円
2DK:89,800円
2LDK:117,600円
3LDK:174,900円


新築・分譲一戸建ての価格相場は、

4,000万円台~6,000万円台

となっています。

また、狛江市内の中古マンションの価格相場は、次のようになっています。

20年以上:3,000万円台

賃貸物件の家賃相場は、東隣の世田谷区に比べて3~4万円ほど下がります。新築に関しても、5,000万円台~1億9,000万円台の世田谷区より断然安いので、この方面に住みたい人にはおすすめです。

立花裕子(MAP&NEWS.net)

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立花裕子(MAP&NEWS.net) ライター

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