公開日: 2023.03.15 最終更新日: 2023.10.26

賑やかさと静けさのバランスが抜群! 人気の吉祥寺を擁する武蔵野市の住みやすさ&治安

賑やかさと静けさのバランスが抜群! 人気の吉祥寺を擁する武蔵野市の住みやすさ&治安

都立井の頭恩賜公園

東京23区のすぐ西側、東京都のほぼ中央に位置する東京都武蔵野市。新宿へ20分以内と都心への通勤・通学の便がよい立地です。JR中央線沿いを代表する繁華街として不動の人気を誇る吉祥寺が市の顔といえますが、三鷹駅北側の中央エリア、武蔵境駅周辺もまたひと味違う魅力を持ちます。市内の大部分は閑静な住宅街が広がり、緑多い公園も各所に。吉祥寺に足を運べば大型商業施設もあるので、たいていの買い物がまかなえます。バランスのよい生活を手に入れることができる、武蔵野市の住みやすさと治安をご紹介します。

編集:アントレース

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01| 概要:人気の商業エリアと閑静な住宅街が共存

吉祥寺駅北口 吉祥寺駅北口

東京都武蔵野市は、東京都のほぼ中央に位置する市。東側が杉並区、南側が三鷹市、西側が小金井市、北側が練馬区・西東京市に接しており、23区と多摩地区を結ぶ「コア」となっている街です。市域は東西6.4km、南北3.1kmで、東西に長い形をしています。武蔵野台地にあり、市内はおおむね平坦な地形です。

市内には、市域南部のエリアを走るJR中央線の吉祥寺、三鷹、武蔵境の3駅、さらに吉祥寺駅には京王井の頭線、武蔵境駅には西武多摩川線がそれぞれ接続。新宿から約12km、電車で20分以内と至近で、非常に交通の利便性が高い街です。

人口は、近年14万5,000人前後で推移しています。1965(昭和40)年に約13万人となってから微増を続けてきた結果で、今後も穏やかな人口増加が予想されています。また、人口密度が高いのも大きな特徴で、東京都の市では第1位となっています。市域の8割以上を住宅地が占めており、その大部分に低層の住宅地が広がります。文字通りの「住宅都市」といえるでしょう。

住宅地にうるおいを与える緑豊かな公園も市内各地に点在。都立武蔵野中央公園や都立井の頭恩賜公園、都立小金井公園などの大規模公園のほか、玉川上水や千川上水沿いの水辺の空間、さらに成蹊大学などのキャンパスも。また、ところどころに残る農地が、昔ながらの武蔵野を感じさせてくれます。

市内は、東西に貫通するJR中央線の3駅を中心とした3つのエリアに大きく分かれます。


<吉祥寺エリア>

サンロード商店街 サンロード商店街

吉祥寺駅は市の玄関口であり、都内有数の商業集積地、武蔵野市の文化の中心地です。大型店舗と商店街が一体となり繁華街を形成しています。また、劇場や公会堂、大学などの文教施設も点在し、古くからの社寺や建築物、さらに都内有数の憩いの場である井の頭恩賜公園も。都内屈指の人気エリアの地位を長年保っています。


<中央エリア>

三鷹駅北口 三鷹駅北口

三鷹駅北口を玄関とし、北へと広がるエリアです。市役所をはじめ、警察署や消防署などの行政施設、図書館や総合体育館、市民文化会館などの文化・スポーツ施設が集まる、文化・行政ゾーンとなっています。また、周辺には企業のオフィスや研究所なども多くあります。武蔵野中央公園、関前公園をはじめとした公園や緑地、桜並木など緑豊かなスポットも数多くあります。


<武蔵境エリア>

武蔵境駅入口 武蔵境駅入口

古くからの学生の街として知られ、現在も亜細亜大学をはじめとした文教施設が点在。一方で農地や緑地も多く、武蔵野の原風景ともいえる景観に出会えるほか、神社仏閣もあります。また、駅の南北に広がる住宅地には、仙川や玉川上水をはじめとした水辺の空間や雑木林などがあり、潤いのある街を形成しています。

以上のように、都内でも屈指の人気繁華街があり、市域の多くを占める閑静な住宅街には緑多い公園も点在。さらに古くからの神社仏閣が武蔵野の面影を感じさせる、多面的な魅力を持つ武蔵野市。こうした特徴から、さまざまな文学作品やアニメ、アートの舞台になっており、小説家や漫画家をはじめとしたアーティスト、さらに学者など文化人も多数居住しています。

02| アクセスと主要駅:新宿まで15分、渋谷まで16分

京王井の頭線 京王井の頭線

武蔵野市のアクセスの中心となるのはJR中央線快速・総武線各駅停車、京王井の頭線が乗り入れる吉祥寺駅です。なお、総武線各駅停車は、中野駅から東京メトロ東西線へ直通運転をする電車も走っています。

都内主要駅へのアクセス時間は、中央線の利用で新宿駅までは約15分、東京駅までは約28分、池袋駅へは新宿駅乗り換えで約25分となっています。また、中央線沿線で発展著しい立川駅へは約20分、高尾山へのアクセスに便利な高尾駅へは、三鷹で特別快速に乗り換えれば約35分です。中央線快速は土日・祝日に西荻窪、阿佐ケ谷、高円寺の各駅が通過となるため、新宿駅へは約12分となります。

東京メトロ東西線 東京メトロ東西線

中野駅から東西線を利用すれば、都心へのアクセスも便利。総武線各駅停車からの直通電車で、大手町へは約34分、日本橋駅へは約35分となっています。

一方、吉祥寺、下北沢、渋谷と東京でも人気の高い街を結んでいるのが、京王井の頭線です。急行を利用すれば、下北沢駅までは約11分、渋谷駅までは約16分と非常にアクセス便利です。

なお、隣の三鷹駅は、中央線特別快速の停車駅となっているので、特別快速の利用で新宿駅までは約14分、東京駅へは約28分となっています。また、総武線各駅停車は始発駅となっているので、朝のラッシュ時も数本待てば座ることもできます。

市内各所へのアクセスでは、関東、小田急、京王、西武各社の路線バスが運行しているほか、武蔵野市が運営するコミュニティバス「ムーバス」が、吉祥寺、三鷹、武蔵境の3駅から発着して広範囲をきめ細かくカバー。乗車料金は大人・子どもとも一律100円とシンプルな料金体系となっています。ちなみムーバスは全国で初のコミュニティバスで、全国への普及のきっかけになったこと有名です。

03| メイン駅周辺の様子:大型商業施設から個人商店までぎっしり

吉祥寺駅前 吉祥寺駅前

吉祥寺駅の周辺は、立川、町田、八王子と並ぶ多摩エリア有数の商業地域。駅を中心にして半径約300m以内のエリアに、大型商業施設をはじめ、カフェや多彩な飲食店、ブランドショップや古着屋、雑貨店などがぎっしりと集まっています。表通りはもちろん、そこかしこの路地にもユニークなショップがたたずんでいるので、街歩きの楽しいエリアです。

東西に走る中央線によって、街は大きく南北に分かれます。ただ、南北の回遊をはかる通路などが整備されているので街全体に一体感があり、非常にコンパクトにまとまっています。中央線の駅・線路下にあたるスペースにはアトレ吉祥寺があり、2階から地下1階まで飲食店、ファッションや雑貨のショップ、書店をはじめバラエティに富んだ店舗が揃います。

「ゾウのはな子」像 「ゾウのはな子」像

メインの出口となっているのは中央口・北口。駅前に広いロータリーがあり、周辺各駅への路線バスが発着。また、「ゾウのはな子」像があるロータリーの中央スペースは、例年ゴールデンウィークに開催される吉祥寺音楽祭などのステージ・客席にもなります。

メインストリートになっているのは、サンロードとダイヤ街の2つのアーケード商店街。また、戦後の面影を残す商店街として親しまれているハーモニカ横丁もこちら側です。大型商業施設施設も多く、吉祥寺パルコ、コピス吉祥寺、ヨドバシ吉祥寺、ユニクロ吉祥寺店、東急百貨店吉祥寺店があります。さらに、こうした大型商業施設の周辺には、個人商店を含めた店舗も多く、いつ出かけても新しいお店に出会えます。

公園口 公園口

一方、井の頭恩賜公園へのアクセスに便利なのが公園口(南口)です。JR吉祥寺と通路でつながる京王井の頭線のホームは、駅ビルのキラリナ吉祥寺店と一体になっています。キラリナには、ユザワヤ吉祥寺店や書店をはじめファッション・雑貨のショップ、飲食店などが揃います。公園口側は、徒歩約5分の距離にある井の頭恩賜公園までの間に飲食店、古着店などが軒を連ねます。また、丸井吉祥寺店、ヤマダデンキLABI吉祥寺、ドン・キホーテなどの大型商業施設も。

以上のように、駅を中心に数多くの店舗が集まり、長年続く老舗から開業したての新店までバラエティに富む吉祥寺。日常の買い物から休日のウィンドウショッピングまで楽しめます。

04| 治安:武蔵野市独自のパトロールで犯罪を抑止

武蔵野市の刑法犯総件数を見ると

2017年 1,690件
2018年 1,620件
2019年 1,566件
2020年 1,192件
2021年 1,012件


となっており、着実に犯罪件数は減少しています。

都内でも有数の繁華街・吉祥寺を抱え、夜間人口より昼間人口がかなり多いという街の特性上、どうしても犯罪率は高めになっているようですが、住宅街は安心して住めるレベルです。

また、青色回転灯を装備したパトロール車両3台を用いて、武蔵野市が独自で行っているパトロール隊「ホワイトイーグル」、つきまとい勧誘行為及び客引き行為等の防止や、路上宣伝行為等の適正化のために吉祥寺駅周辺で指導にあたる「ブルーキャップ」、地域を熟知した市民によって結成された「武蔵野市市民安全パトロール隊」、深夜の見回りを担当する「吉祥寺ミッドナイトパトロール」といった組織によって、繁華街・住宅街ともに治安向上に努めているのも大きな特徴です。

05| マドリーム厳選、休日に出かけたいスポット

吉祥寺、中央、武蔵境の大きく3つのエリアからなる武蔵野市。各エリアの特徴を物語るような休日に出かけてみたいスポットをご紹介します。

①井の頭公園の一角にある、1942年に開園した「井の頭自然文化園」

・吉祥寺エリア

足元を放し飼いのリスが横切っていくリスの小径 足元を放し飼いのリスが横切っていくリスの小径

井の頭公園内にある約3万5,000坪の広大な敷地の動物園。1942(昭和17)年に開園し、武蔵野市御殿山にある動物園と、三鷹市井の頭にある水生物園に分かれています。約650平方メートルもある広いケージにニホンリスが放し飼いにされた「リスの小径」が特に人気で、ケージ内を通り抜けながらリスたちのさまざまなしぐさを間近に観察できます。

ウシの仲間であるニホンカモシカ ウシの仲間であるニホンカモシカ

園内には、ニホンカモシカやツシマヤマネコ、フクロウなどの日本にすむ動物や鳥たち、カピバラやフェネックなど小さな子でもわかりやすい特徴をもった外国の動物たちが飼育されています。そのほか、植物園や彫刻館、資料館が併設され、自然と文化が調和した施設になっています。

②広々原っぱで思い切り凧あげができる「都立武蔵野中央公園」

・中央エリア

広大な原っぱ広場
写真提供:(公財)東京都公園協会 広大な原っぱ広場
写真提供:(公財)東京都公園協会

三鷹駅または吉祥寺駅からバスで約10分。武蔵野市北部に広がる大型公園です。戦前は中島飛行機武蔵製作所という一大軍需工場があり、戦後に米軍の住宅用地として使用され、市民の要望もあり1989(平成元)年に都立公園として開園しました。

公園のあちこちに咲く花を眺めるのも楽しい
写真提供:(公財)東京都公園協会 公園のあちこちに咲く花を眺めるのも楽しい
写真提供:(公財)東京都公園協会

約11万2,440平方メートルの広大な敷地にあった原っぱを活かし、公園として造園。広々とした原っぱ広場が広がります。晴れた日には、凧あげや紙ひこうき飛ばしに夢中な人たちを数多く見かけます。また、周囲はサクラやコブシ、ハナミズキなど数多くの樹木が茂っており、四季折々の風景も楽しめます。さらに、公園の一角には遊具広場も。未就学児を中心にいろんな遊具で元気いっぱい運動することもできます。また、予約制のバーベキュー広場もあります。

③生涯学習施設「武蔵野市立 ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス(武蔵境)」

・武蔵境エリア

設計はkwhgアーキテクツ。特徴的な外観は、いまでは街のシンボルとなっている 設計はkwhgアーキテクツ。特徴的な外観は、いまでは街のシンボルとなっている

武蔵境駅南口からすぐ、アールを施した窓がちょっとレトロフューチャーな佇まいの建築物。図書館をはじめ、生涯学習支援・市民活動支援・青少年活動支援の4つの機能が入った複合機能施設です。図書館機能をベースにしながら、ミーティングやワークショップ、レクチャーなどに利用できるスペースを多数揃えます。館内の各室は体を包み込むような空間が連結される構成で、ついつい長い時間滞在したくなる居心地のよさ。

1階のカフェ 1階のカフェ

エントランスを入ると開放的な吹き抜けがあり、そこにはカフェとマガジンラウンジが。ラウンジにある雑誌、新聞はカフェでお茶を飲みながら閲覧することもできます。地下2階には19歳以下なら予約なしで利用できるラウンジも。バンド練習ができるサウンドスタジオ、ダンス・演劇の練習ができるパフォーマンススタジオ、調理や工芸などができるクラフトスタジオまでそろいます。

06| 子育て支援制度:全国の自治体に先駆け、多彩な支援を展開

元祖コミュニティバスの「ムーバス」、地域の人が補助を得てデイサービスやショートステイなどを展開するテンミリオンハウスをはじめ、全国の自治体に先駆けて様々な施策を展開してきた武蔵野市。子育て支援でも、多彩なサポートを展開しています。その中の代表的なものを紹介します。


武蔵野市立0123施設
0歳から3歳までの乳幼児とその親を対象にした子育て支援施設。親子でいつでも自由に来館でき、楽しく遊び、子育てについて学び合うことができます。子育ての専門のスタッフが、子どもたちの遊びや利用者同士の交流の手伝いをしてくれます。ひろば事業、つどい事業、相談事業、情報提供事業、地域連携事業の5つが柱。現在、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」の2つの施設があります。

親子ひろば事業
親子が気軽に立ち寄って、遊んだり、友達とおしゃべりができたりする場所と機会を提供。「公園親子ひろば」「コミセン親子ひろば」「ホール親子ひろ」など様々な交流の場を設けています。

おもちゃのぐるりん
0歳~未就学児とその保護者が利用できるおもちゃに特徴を持たせた自由来所型の施設。友だちと一緒に使えるたくさんの積木や木製レール、音や感触、色や形、動きの楽しいものなど、赤ちゃんから大人まで一緒に楽しめるおもちゃが用意されています。

ふたご・みつごのつどい
ふたごやみつごの子どもを育てる親には、当事者たちにしかわからない悩みや苦労がつきもの。このつどいでは、広い会場で親子一緒に遊ぶ中で、親同士がおしゃべりをして交流や情報交換ができます。また、すでに子育てを終えた先輩ママからアドバイスを聞いたりすることも。

セカンドスクリーン
市立小学校5年生と市立中学校1年生を対象として実施。自然豊かな農山漁村に長期宿泊をし、普段の学校生活(ファーストスクール)では体験できないような学習活動を授業の一部として行うものです。

07| 知っておきたい家賃相場と新築物件の価格帯

東京都武蔵野市の家賃や新築物件の相場は次の通りです。

賃貸マンション・アパートの目安は下記。

2DK:150,000円
3DK:170,000円
1LDK:170,000円
2LDK:190,000円


新築・分譲一戸建ては

7,000万円台後半

から多くの物件が販売されています。

中古マンションは

築5年~15年以内:8,000万円台後半
それ以上の築年数:7,000万円台後半


となります。

08| 武蔵野市のことならおまかせ! おすすめの不動産会社

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