公開日: 2022.11.11 最終更新日: 2022.11.11

【プロが教えるインテリア】2023年はナチュラル、オーガニック、ボタニカルに注目

【プロが教えるインテリア】2023年はナチュラル、オーガニック、ボタニカルに注目

冬支度も始まってきた今日この頃。いつものお部屋も来年に向けてもっと素敵に整えて、気持ちよく過ごしていきたいですよね。そこで今回は、インテリアデザイナーの山下智恵子さんに、2023年のインテリアの傾向やお部屋づくりのコツを教えてもらいました。

ライター:makiko ogata

ライター:makiko ogata

01| 注目は心が落ち着くようなインテリアのスタイル

インテリアのプロではない私たちでも、お部屋を心地よく、なおかつ簡単にトレンドも取り入れられたら最高ですよね! まずは、2023年はどんなスタイルに注目していけばいいのかを教えてもらいました。

「今、インテリアは非常に細分化されています。なかでもここ数年の傾向としては、ナチュラル、オーガニック、ボタニカル、というスタイルが続いていて、来年も引き続き変わらないでしょう」と山下さん。「近年はコロナ禍もあって、人の心が少しカサカサするような状況が続きましたね。なので、おうちに安らぎを求めるかのように、落ち着いた色や触り心地のいいものなど、人の心を落ち着かせるようなものが、インテリアのトレンドの基幹にあるように感じます」

02| トレンドスタイルを取り入れるポイント

おすすめはリアルなグリーン

注目のスタイルはわかったものの、何から手をつけていいのかわからない……と、戸惑う心の声。山下さんによると、気軽に今っぽさも感じられるような落ち着いた部屋にするには「リアルなグリーンを取り入れていただきたいです」。ほかにも、自然の風景や動物をモチーフにした絵や写真もおすすめだそう。それなら、簡単にできそうですね!

大きな家具でトレンドを押さえるには?

一方で、大きな家具を買い替えるときや買い足すときにも、何かコツはあるのでしょうか。

「例えば、木のテーブルに見えても、実はプリント柄のものというのも非常に多くあるんですね。できれば、そういうものではなく、天然の木のものにするといいと思います。インテリアコーディネーターは『当たりが柔らかい』という言い方をするんですけど、天然のものは、触ると温かみがあって気持ちもいいですよ

ソファでも、天然の革ならメンテナンスをしながら経年劣化を一緒に楽しめるのが魅力。ナチュラル、オーガニック、ボタニカルのスタイルは、長く使い続けられる天然の素材を選んでいくということにもつながっているようです

03| 押さえておきたい色の使い方

トレンドは落ち着いたスモーキーな色味

来年に注目したい色についても聞いてみました。これまでも多く見られている、紫やペールトーンタイプのグリーン、北欧で取り入れられているようなスモーキーな色が、トレンドとして続いていくそうです。

トレンド以外の色を使いたい場合は?

それでも、もっと鮮やかな色や自分好みの色を取り入れたいという方もいるのではないでしょうか。例えば「バービーコア」。バービーの世界観を取り入れたインテリアのスタイルで、最近注目を集めています。ショッキングなピンク色が中心ですが、上手に取り入れる方法はあるのでしょうか。

クッションやひざ掛け、カップ、お花など、日本の暮らしには小物が取り入れやすいです。半年や一年で交換する、ベッドリネンも手軽。ナプキンやキャンドルを使って、お友だちを招いたときのテーブルコーティネートのアクセントに用いるのもいいですね」

04| 心地よい空間づくりのキーワードは“自分専用のイス”

インテリアの傾向として、心が落ち着くようなアイテムや色味が取り入れられていることがわかりました。それでは、おうちをよりリラックスできる空間にしていくためにはどうしたらよいのでしょうか? 山下さんによると、“自分専用のイス”がひとつのポイントになるとか。デンマークなどでは、自分専用のイスを持つ習慣があるそうです。例えば、4人家族でダイニングチェアが4つ必要だとしたら、それぞれ自分の好きなイスを選んで買い、使い続けるような暮らし方です。さらに、そのイスを持って室内を移動し、自室で本を読んだり、お気に入りの場所でコーヒーを飲んだり……。

また、ダイニングチェアに限らず、アームチェアやソファの横のリラックスできるイスなど、お気に入りのイスをいろいろなところに置いているそう。

自分の帰る場所として、イスを使っていますね。日本の住宅事情を考えると難しいかもしれませんが、ダイニングチェアをベランダに持って行って、ひざ掛けをかけて本を読む。そうした、自分がリラックスするためのイス、という使い方もあると思います」

今のお部屋に満足していても、イスを買い足したり買い直したりしてみるだけで、もっと暮らしが豊かになりそうです。

05| インテリアが欲しくなったら、イベントがおすすめ

実物を見て、体感することが大切

トレンドがわかったら、実際にインテリアを見てみたくなってきませんか? でもインテリアを選ぶ・買うって、人生で頻繁にすることではないので、意外に経験が少ないんですよね。だからこそ、最高のものを選びたいと、力が入ってしまうものです。

山下さんによると、インテリアを買うときは、実際に目で見て、ソファやイス、ベッドなどは自分の体に合っているかどうかを体感するのが大事とのこと。寸法の数字だけを見て想像する大きさと、三次元の形として出てきた実物を見るのとでは、感じ方も変わってくるそう。

「例えば、すごくすっきりした形の1.8mと、ものすごくぼってりした1.8mだと、体感が全く異なります。これだと部屋を圧迫しそうだなとか、これなら置けるかなとか、印象も違ってくるんです」

体にもお部屋にもフィットさせていくには、実物を体感するっていうのが、すごく重要なんですね。

多彩なメーカーが集まるイベントが便利

インテリアが欲しいときには「イベント」が便利です。いろんなメーカーの家具がひとつの会場に集まっているので、あちこちのお店を渡り歩かないでも買い物ができます。イベントは、アウトレットイベントやソファ・寝具といった家具ごとのイベントなど、多様な規模・内容がありますが、行きたいイベントを探すときにおすすめなのが「Seiloo(セイルー)」。インテリアや家具に関連するお得な情報が集まっているサイトです。エリアや開催年月日、参加しているメーカーなど、さまざまな条件で全国のイベントを検索することができます。

家具・インテリアのイベント情報「Seiloo」はこちら

山下さんもイベント会場でのご案内・コーディネートの経験があるということなので、イベントの魅力を聞いてみると、「一カ所でさまざまなメーカーのものを比較できるのは、非常にメリットですね。メーカーの垣根を超えてダイニングチェアとソファとの雰囲気をチェックする、というようなこともできます」とのこと。

さらに、自分の今のお部屋に本当に合うものを選んでいく上でも、イベントにはメリットがあるそうです。

「コーディネートのご相談では、おうちにはどんな色が多いかをお聞きするんですね。ですが、口頭で色を表すって難しいんです。その点で、イベントの広い会場にはたくさんのインテリアがずらりと並んでいます。色や物のサンプルが豊富なおかげで、お客様も『あの棚の茶色に似ている』『うちのドアはこの色に近い』と伝えられるので、コーディネートの相談もしやすいと思います」

インテリアもメリットもいっぱいのイベントでのお買い物。新しい年に向けても、素敵な家具を見つけに行ってみたいですね!

06| お話ししてくれたのは、インテリアデザイナーの山下智恵子さん

インテリアデザイナー、二級建築士。輸入家具会社や大手組織設計事務所、モデルルーム会社、百貨店内装会社を経て2013年に独立。住宅、オフィス、店舗、などのインテリアデザインの他にインテリアセミナーの講師も行う。
https://www.estedit.com/

makiko ogata

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