「かわいいペットに癒されたい」「狭い部屋だけど生き物を飼ってみたい」。たくさんの人たちの気持ちをわしづかみにしている、小さくて愛らしいメダカ。場所を選ばず、お世話も楽ちん。初心者でも簡単に挑戦できるとあって、最近はメダカを飼う「メダ活」をしている人が急増しているとか。
今回はメダカ飼育のプロに、失敗しないメダカの飼い方をお聞きしました。
ライター:鈴城久理子
CONTENTS
01| 最近人気のメダ活とは?
「メダ活」という言葉、知っていますか?これは、メダカ愛好家の間でよく使われるパワーワードのひとつです。メダカを飼ってたっぷりと愛情を注ぐことで、暮らしを豊かにしたり、活動したりすることなのだそう。
02| プロが教える、失敗しないメダカの飼い方Q&A
まずはメダカが暮らしやすい環境をつくってあげよう
「メダカ飼育は簡単」といっても、やはり快適な環境で長生きしてもらいたいもの。水槽を立ち上げる前に、初心者ならではの素朴な疑問を投げかけてみました。回答してくれたのは「東京アクアガーデン」のぶっちーさん。プロの視点からメダカとの付き合い方を教えてくれました。
Q1.メダカを飼うのはどんな場所が向いている?
立ち上げる前に水槽を置いてイメトレするのも手。写真のような直射日光が当たる窓際や、重さに耐えられないテーブルに置くのは避けて
A1.どこでも大丈夫ですが、直射日光が当たる場所は避けましょう
「メダカは小さくて丈夫なので、最低限のスペースがあれば基本的にはどんな場所でも大丈夫です。ただ、水槽に水を入れると重くなるので、重量に耐えられる場所に置きましょう。また、直射日光が当たる場所だと水温の変化が激しくなり、水が濁ったり、コケが生えやすくなったりしますので避けたほうがベター。特に水槽がプラスチックの場合、紫外線で劣化しやすくなります。夏など暑い時期はクーラーを入れて、室内の温度を一定にしておくといいですよ」。
Q2.ボトリウムをはじめたいけれど、どんなボトルを使えばいい?
アクアリウムショップやホームセンターで好みのボトルを見つけよう
A2.どんなものでもOKですが、できるだけ大きめのものがおすすめです
「小さめのガラス容器でメダカなどの水生植物を育てるボトリウム。ボトリウムは水槽に比べて軽くて場所を取らず、手軽にできるのが魅力です。気をつけたいのはボトルの大きさとメダカの数のバランス。できるだけ大きなボトルを使うのがおすすめですが、もし小さなボトルしか置けない場合はメダカの数を減らすようにしましょう。一般的に水量の目安は1Lにつき1匹といわれています。ろ過装置がついていないボトリウムの場合は、メダカの数を少なめにしたほうが水をクリーンに保てます」。
Q3.初心者が飼いやすいメダカの種類って何?
白メダカ、黒メダカ、ヒメダカなどが初心者にはおすすめ
A3.なるべく品種改良されていない原種のメダカがおすすめです
「個体によって違うので一概にはいえませんが、初めてでも飼いやすいのは、白メダカ、黒メダカ、ヒメダカのほか、楊貴妃メダカや幹之(みゆき)メダカなどです。一般的には原種に近いほうが丈夫といわれています。もし『違う品種を一緒に飼っても大丈夫?』と心配になるようなら、同じ品種だけにすると安心かもしれません」。
今日からはじめるメダ活、vol.2は、メダカ飼育をはじめるために必要なアイテムや、ボトリウムの立ち上げ方をご紹介します。
この記事を書いた人
鈴城久理子 ライター
雑貨紹介や料理、インテリアなど暮らし系の記事を中心に執筆することが多いライター。ただいまメダ活実践中。