春は何かと変化が多い季節。引っ越しをする人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな新居に引っ越すときにしておきたいリアルなアイデアを、暮らし上手なブロガー&インスタグラマーに教えてもらいました。
最初のほんのひと手間で、その後の暮らしがぐっと快適になること間違いなし。
引っ越しのときだけでなく、模様替えや日々の暮らしにも役に立つので必見です!
ライター:鈴城久理子
CONTENTS
01| 荷ほどき&設置が速攻完了!引っ越し前に準備したもの
ひろかさんのケース
お皿を立てて収納できてそのまま引き出しにしまえる、リッチェルの「TOTONO」
「引っ越しは段取りが命!」と教えてくれたのはひろかさん。うまく段取りをすることで、荷ほどきから設置までの時短になるのだとか。
成功の秘訣は収納グッズの選び方と梱包方法。まずは、引っ越し前に新居にあわせて収納グッズをWEBで購入します。届いたときの段ボールはとっておくのがポイント。次に新居に持っていくアイテムを購入したグッズに収め、最後に残しておいた段ボールに戻したら梱包完了!「WEBで購入したときの段ボールを再利用すれば、シンデレラフィットの荷づくりができるので、作業がグッと楽になるんですよ。ここで気を付けたいのは、新居の収納スペースを正確に把握してから商品を購入すること。失敗しないためにも、必ずサイズを測ってから購入してくださいね」とアドバイスをくれました。
布団収納はイケアの「スクッブ」におまかせ。布団を立てて入れられるのが便利
「布団や毛布などの大物はイケアの収納ケース『スクッブ』にまとめておけば、そのまま運べて、クローゼットや押入れにただ置くだけ。我が家では69×55×19cmのサイズのものを使っています。残念ながら使っている黒は廃盤のようですが……。厚めの毛布なら1枚、薄めなら2枚入るのでとても便利です。引っ越し先ですっきり暮らすためにも、古いものや使っていないものは事前に処分しておくのもおすすめです」。
無印良品の「ラタン長方形バスケット」や「ファイルボックス」に入れたまま梱包(左)。洗濯機は因幡電工「ふんばるマン」でかさ上げ
「細々したものはバスケットやボックスに入れておき、そのまま梱包すれば引っ越し先で出すだけで荷ほどき完了。それと、洗濯機のかさ上げをする『ふんばるマン』は洗濯機搬入の前に用意しておき、引っ越し業者さんに設置してもらうのがベストです。かさ上げしたら、掃除がしやすく洗濯物の出し入れもしやすくなりました」。
コンパクトなので、引っ越し前に購入しておいても邪魔にならなかったそう
「マットレスは捨てるのも搬入も大がかりで大変。引っ越しのタイミングで買い替えて、引っ越し業者さんに運んでもらうのがおすすめです。買っておいた『NELL』のマットレスは重いけどコンパクトなサイズで届くので、事前に購入しても邪魔になりませんでした」。
洗った食器の一時置きに「ジョージ・ジェンセン」のティータオル(左)、食器拭きと手拭きには「daily」のタオル(右)を愛用
「タオル類も引っ越しのタイミングで買い替えました。古いものは引っ越し時の掃除に使って、手放します。新しいタオルで新生活を始めると、気持ちもリフレッシュできますよ」。ひろかさんは荷ほどきと設置には1週間しかかからなかったそう。段取りをしっかりしたことで、無駄な労力をおさえることができますね。
※ひろかさんのインスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/st.home.ism
02| 入居前に用意しておきたい6つのお助けグッズ
みかさんのケース
「スターフィルター」は数か月つけっ放しでもベタベタしないのだとか
元は“汚部屋女子”だったものの、収納に目覚めて整理収納アドバイザー1級の資格を取得したみかさん。現在はSNSで、収納はもちろん、暮らしやインテリアについての投稿をしています。引っ越しをした際は、入居前にさまざまな便利グッズを用意してから新居に移ったといいます。試行錯誤して得たスキルを活かして、さまざまなアイデアを披露してくれました。「給気口や換気扇は、使用する前にきちんとフィルターを取りつけておくのがポイントです。私は『スターフィルター』というフィルターを使っています」。
ゴキブリ対策として引っ越し前に購入したのは、セリアの「防虫キャップ」
「ゴキブリ対策として、エアコンホースに差し込むだけの『防虫キャップ』を購入しました。さらに排水口ネットをかぶせて地面から浮かせています!」。引っ越してすぐに取り付けて、しっかりとゴキブリの侵入を防いでいます。
レックの「脚ピタキャップ」(左)と、「冷蔵庫キズ防止マット」(右)は必須アイテム
ダイニングやキッチンの床を傷つけないためのグッズも万全に。「床を傷つけないために椅子の脚キャップはマスト。レックの『脚ピタキャップ』は外れないし、椅子をスムーズに動かせるのでおすすめ。『冷蔵庫キズ防止マット』は、冷蔵庫を運び入れる前に用意しておかないと設置できないので、早めに購入しました」。
移動しやすい「新洗濯機スライド台」に設置(左)。におい防止にシャープ化学の「トイレのスキマフィル」でスキマ埋め(右)
「新居には洗濯パンがなかったので、搬入前にキャスター付きのスライド台を用意しました。可動式だと床掃除がしやすくて便利です。トイレは、便器と床の隙間を埋めるジェル状のシーリングでスキマ埋め。掃除がぐんと楽になります。IHクッキングヒーターの隙間にもおすすめですよ」。
※みかさんのブログはこちら!
https://ameblo.jp/mikachin0905
03| 入居時にしてよかった「お風呂」のアイデア
えだまめ夫婦さんのケース
ルックプラスの「おふろの防カビくん煙剤」で、まずはバスルームの黒カビを予防!
えだまめご夫婦のSNSのテーマは、「1LDKに二人で暮らす夫婦が、シンプルかつ便利に生活していくために役立つ情報を発信すること」。さまざまなアイデアを駆使して発信している中で、とくに入居時にやってよかったと実感したのは、バスルームで実行した5つのことでした。どれもきれいが持続するだけでなく、日々の掃除が快適になるアイデアばかりです。
鏡に曇り止めを塗ることで掃除を効率よく(左)。シャンプー類はすべて浮かせています(右)
「まずは、『おふろの防カビくん煙剤』でカビを予防しました。鏡にはあらかじめ『鏡の曇り止めリキッド』を塗っておくと、後が楽に。定期的に塗ると効果が持続します。また、底がヌメりがちなシャンプー類は直置きせず、『マグネット式ディスペンサー』を活用して壁に設置。詰め替え用のシャンプーを買えばよいところも、経済的なんです!」。
100円ショップで購入した「くるっとキャッチ」で髪の毛を簡単キャッチ!
「排水口にすぐ取り付けました。うずまき状になっているので、髪の毛がまとまりやすく、取り除きやすい。排水口の掃除が簡単になりました!」。
引っ越しのタイミングで古いボディタオルを捨て、シリコンタオルに変更
「引っ越しはボディタオルを替えるのにぴったりのタイミングです。アイセンの『肌負担ゼロ手洗い感覚』に替えてみたのですが、泡立ちがとてもよくて感動しています!」。これで毎日のバスタイムが楽しくなったと、大満足の二人でした。
※えだまめ夫婦さんのインスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/edamame22_kurashi
04| 引っ越し直後にしておいて日々の掃除を心地よく!
らいふさんのケース
すぐにホコリが溜まるエアコンは、フィルターを貼っておかないと汚れが落ちにくくなります
社会人4年目で賃貸暮らしのらいふさんの目標は、「最高の一人暮らしの部屋」を確立すること。インスタグラムでは、投稿を見てくれる人が理想の暮らしに近づけるよう、引っ越しに関するお役立ち情報や手続きについてなどを日々発信しています。その中から今回は、家をきれいに保つために、引っ越し直後にすべきこと教えてもらいました。
ホコリが入りやすいところはマスキングテープで汚れを防止!
「トイレや洗面所、キッチンなどの水まわりの細かいホコリが入りやすいところは、入居時に『マスキングテープ』を貼っておくと掃除が手軽になります。貼っておくのと貼っておかないのとでは雲泥の差。100円ショップなどで入手できるもので十分です」。
撥水加工スプレーは、見た目もピカピカになるのもうれしい。
「シンクは汚れてしまう前に『撥水加工スプレー』をかけておくのがおすすめ。表面に薄いコーティングができて、水を弾いてくれます。水垢や油汚れ付着しにくくなり、キズ防止にもなりますよ」。シンクをきれいに保てるのは、うれしいポイントですね。
虫対策も入居したらすぐにしておきたいことのひとつ
「家具などを配置する前に『バルサン』を焚いておくと、防除効果が期待できます。配管の隙間からもゴキブリは侵入してくるので、『すきまパテ』などでふさいでおくと安心ですよ。とにかく危険と感じたところは、入居時に徹底して防いでおきましょう!」。
※らいふさんのブログはこちら!
https://www.instagram.com/life_24g
05| サイズがあわないカーテンを裾直ししてくれる救世主
ころころさんのケース
横幅はぴったりだったものの、丈が長くてなんだかだらしない印象
「引っ越してから、ちょっと困ったことに……」。そうつぶやいたのは、一人暮らしをしているころころさん。困ったことというのは、“カーテンの裾長すぎ問題”だったそう。以前住んでいたアパートの窓のサイズに合わせて購入したものを、新居でもそのまま使おうと思っていたところ、丈が長すぎて裾が余ってしまう状態に。問題を解決すべく見つけたのが、ダイソーの「強力布用両面テープ」でした。
布専用のテープなので使いやすく、はがれにくい。
「しばらく放っておいたのですが、見た目が悪いしホコリはつくし。とはいえ、我が家にはミシンがなく……。そんなとき、応急処置として見つけたダイソーの布用両面テープに助けてもらいました」。適当に1回折って両面テープでペタ。剥離紙をはがしてもう1回折り、手で押さえて貼り付けて完成!
頑張った甲斐があり、無事にレースカーテンも遮光カーテンも程よい長さに
「アイロンはかけずこのまま取り付けているだけなので、きれいなドレープは出ませんが、分厚い布にもかかわらず剥がれてこないし、さすが強力テープ。応急処置といいつつもこのままでもいいかな、なんて思っています」と、ひと安心のころころさんです。
※ころころさんのブログはこちら!
https://www.corocorochan.com
06| まとめ
みなさんのアイデア、いかがでしたか?入居後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないよう、次に引っ越しをするときは参考にしてみてください。
引っ越し前にあらかじめ「することリスト」をつくっておくと、入居してからの暮らしがぐっと快適になるはずです。
この記事を書いた人
鈴城久理子 ライター
雑貨紹介や料理、インテリアなど暮らし系の記事を中心に執筆することが多いライター。ただいまメダ活実践中。