これまで、4回にわたり紹介してきた「メダ活」の魅力。取材をするなかでメダカの深い魅力に気づいたライターが、自らメダ活をスタート。試行錯誤の立ち上げエピソード、ぜひ参考にしてください。
ライター:鈴城久理子
CONTENTS
01| 私もメダ活してみたい! 5匹のメダカを購入
取材を通して知り合ったみなさんに触発され、私もメダ活をスタート。近所の観賞魚店に足を運び、白メダカ、青メダカ、幹之メダカの5匹を購入しました。5Lの水槽だから大丈夫だろうと甘く考えていましたが、やっぱり5匹を入れると狭そう。とはいえ、メダカがたくさん泳いでいるのを見るのはうれしいもの。さっそく白メダカを「メダ子」、青メダカを「メダ美」、幹之メダカを「ミユキ」と性別関係なく名付けました。
02| ズボラタイプはフィルター付き水槽を選ぶべし
子どもの頃を思い出す飼育セット(左)。水槽、フィルターのほかカルキ抜きと餌付き(右)
メダカを迎える前に準備したのは、コンパクトな飼育セット。開けてみると、プラスチックの水槽、フィルター、試供品ではあるもののカルキ抜きとフレーク状の餌も入っていました。フィルター付きなら、私のようなズボラタイプでも安心かもしれません。
03| 何気なく家にあるものも利用すべし
水草と底砂も近所の観賞魚店で購入(左)。流木は乾燥していると浮いてしまうので水に浸けてから使うのがポイント(右)
次に準備したのは水草と底砂。水草はカボンバとアナカリスの2種。どちらも初心者でも扱いやすいのだとか。底砂は観賞魚店のおじさんにすすめられるまま購入した麦飯ジャリ。ミネラルを溶出させ、水質を安定させてくれる砂、とパッケージに書いてあったので、なるほどと納得。石と流木は家に残りのものがあったので利用することにしました。
04| 砂底は5cm以上にすべし
麦飯ジャリを敷いたところ、1kgでは足りない予感(左)。石と流木は後ろの方に配置(右)
麦飯ジャリはしっかり水洗い。10回ほど洗ってようやくにごりが取れてきました。水槽に入れてカルキ抜きした水を少し加え、ヘラで平らにならします。このとき「奥を高く手前を低くするといいよ」と熱帯魚好きの家族からのアドバイス。やってみたものの、深さが足りない気が……。あとからネットで調べたところ、水草を植えるなら砂底は5cm以上の厚みがあった方がよいのだそう。悩みつつも水洗いした石と流木を配置してみました。
水草を植えて水を入れたけれど「コレジャナイ感」が……
水草は根がカットされていてジャリも浅いので、植えるのに一苦労。ピンセットで固定してもすぐ抜けてしまいます。むりやり植えて水を入れたものの、なかなかにごりが取れません。
05| 購入前の綿密な計算は必須と心得るべし
そこで観賞魚店に行き、明るめのジャリを追加購入。麦飯ジャリの上から敷いて石と流木を配置し直し、水草も植え替え。水も入れ替えをしたところ、なんとか形になりました。
底砂を買い足し、水草を植え替えてメダカを迎えました!
フィルターを取り付けて一晩おき、水のにごりがなくなったところでメダカを迎え、ようやく完成。やはり購入前に必要量を計算するのは大事です!
仕事場と化したリビングダイニングの一角を、癒しのコーナーに。水槽の下にはシートを敷きました
水槽の置き場に選んだのは、仕事場の一角。本ばかりが並ぶ無機質な空間だったので、メダカと植物を並べて癒しのコーナーにプチ模様替えしました。メダカたちはとても元気で、春だからか食欲も旺盛。パクパク食べている姿が可愛いらしくついたくさんあげたくなってしまいますが、そこは我慢のしどころです。次の目標は、もっと大きな水槽に移し替えてあげること。これからどんどんメダカの住処が増えていきそうです!
06| まとめ
初心者でも楽しめるメダ活シリーズ、いかがでしたか?私もメダ活をはじめてみて、「小さくても家族なんだな」と実感しました。「何かに癒されたい」と思っているあなた、ぜひこの機会にはじめてみてください!
この記事を書いた人
鈴城久理子 ライター
雑貨紹介や料理、インテリアなど暮らし系の記事を中心に執筆することが多いライター。ただいまメダ活実践中。