仕事に家事に子育てにと、忙しい毎日を送る女性が多い現代。とくに、小さな子どもがいながら、お母さんが働いている家庭では、掃除の悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。そこで、床掃除の効率化を叶えてくれると話題の、中国生まれの家庭用ロボットの総合メーカー、ECOVACS(エコバックス)の最新モデル「DEEBOT T20 OMNI(ディーボット・ティトゥエンティ・オムニ)」の使い心地をレビュー。「もう、何もしなくていい」がコンセプトの今回のモデル。使えば、本当に何もしない生活が送れるのでしょうか?
CONTENTS
01| 「DEEBOT T20 OMNI」の何がすごい?
まずは、新モデル「DEEBOT T20 OMNII」で注目すべき機能をご紹介します。
- 強力な吸引力…既存の製品では最大5,000Paの吸引力だったところ、強力なモーターを内蔵することで、6,000Paの最大吸引力を実現。
- モップ自動リフトアップ機能…カーペット環境を認識すると、自動的にモップパッドを持ち上げてくれる機能。この機能により、モップの取り外し等が不要に。
- マッピング機能&障害物回避システム…間取りを計測して記憶する最新のマッピング機能や障害回避システムを搭載。効率的に掃除をしてくれます。
- 全自動ステーション…掃除機を使用した後のゴミの収集やモップ洗浄、乾燥などは全自動クリーニングステーションに集約。掃除後のメンテナンスが不要に。
コンセプトの「もう、何もしなくていい」の言葉通り、床掃除に関する「ちょっとの手間」を無くしてくれる機能が搭載されています。
02| 「DEEBOT T20 OMNI」が到着しました!
到着して驚くのが、そのサイズ感。全自動クリーニングステーションと本体を合わせたサイズは448×430×578mmなので、かなり大きく感じます。リビングに置くと存在感たっぷりなので、事前に置く場所をきちんと考えておくのがおすすめです。
箱を開けると「全自動クリーニングステーション」と本体やその他のパーツ収納されている段ボールが入っています。
こちらが全自動クリーニングステーション。下の部分に掃除機本体が入ります。ロボット掃除機本体が吸い取ったゴミを集めたり、モップ洗浄用の水を入れておく場所でもあります。
この存在感! 様々な機能がこのステーションに集約されているので、大きなサイズになっています。
こちらが本体です。サイズは362×362×103.5mm。
側面はホワイト、上面はシルバーです
蓋を開けたところ。シルバーの蓋はマグネット式なので、パカッと簡単に開きます。
赤い部分が電源です
段ボールにはスタートガイドが入っているので、ガイドに沿って設定していけばOKです。
ロボット本体は取っ手が付いた段ボールに入っています。
段ボールを開けると、このようにパーツごとに収納されています。
きっちりと梱包されています
段ボールから全てを出したところです。本体のほかに、モップ、サイドブラシ、掃除用ブラシ、電源コード、保証書などが入っています。
03| パーツをセットしていきます
ブラシ
こちらがデュアルサイドブラシです。2つ入っています。
本体をひっくり返すと、ブラシを付ける部分があります。赤と緑の色があるので、色に合わせてブラシを取り付けていきます。
パチッと綺麗にはまります
取り付け完了です
モップ
続いてモップを取り付けます。モップも2つ付いています。
本体の裏側にカチッと取り付けます。
モップは水拭きする時に使うのですが、「自動リフトアップ機能」がついているので、都度取り外しをする必要がありません。後ほど、水拭きもしてみたいと思います。
タンク
ステーションの上部は開くようになっていて、中にはタンクが2つ入っています。右側の水色が水道水を入れるタンク、左側のグレーがモップ洗浄で出た汚水を貯めるタンクです。
タンクの間の発泡スチロールは取り外してから使います
わかりやすいように、水を少し少なめにして写真を撮っていますが、MAXの線がついているので、そこまで水を入れてステーション本体にいれます
04| ロボット掃除機とスマホアプリを連携します
スマホにエコバックスのアプリをダウンロードし、ロボット掃除機と連携します。やり方はアプリがナビゲートしてくれるので、慣れない人でも5~10分ほどで完了します。
また、「『DEEBOT T20 OMNI』の何がすごい?」の項目でも書いたのですが、間取りを計測して記憶してくれるマッピング機能なども、この時に設定します。ここで間取りや家具の配置などを記憶させておけば、障害物も避けて効率的に掃除してくれるというわけです(マッピングは後から追加もできます)。
05| 実際に掃除機を動かして掃除してみます
設定ができたら、早速使ってみます。
「DEEBOT T20 OMNI」には4つの清掃モードがあります。
- 吸引のみ…カーペットの部屋や、水拭きをしたくない床素材の部屋の掃除に
- 水拭きのみ…ペットのよだれや飲み物をこぼした跡など、簡単に水拭きをしたい時に
- 吸引&水拭き 2in1…スタンダードモード。吸引と水拭きを同時に行ってくれます。毎日の掃除にはこちらを
- 吸引してから&水拭き 2in1…一度吸引してから水拭きをするときはこちらを
シンプルな吸引モードを実験
まずは吸引のみのモードで吸引力を試してみました。
シュレッダーのクズを床にまき、吸引してもらいました。動画は2倍のスピードにしていますが、左右に取り付けたサイドブラシがしっかりとゴミをかき集め、吸い取ってくれているのがわかります。
これまでのモデルでは吸引力が最大5,000Paだったところ、今回のモデルは6,000Paに。強力なモーターを内蔵することで、吸引力を最大限に高めているそう。
また、本体をひっくり返してみるとわかるのですが、今回のモデルには「ゴム製メインブラシ」を採用。ラバー素材にすることで、髪の毛が絡まるのを防ぎ、ラグやカーペットなどのあらゆる場所をなめらかに掃除してくれるのだとか。
中央の黒い部分がゴム製のメインブラシ
カーペットの吸引は?
床は綺麗に吸引してくれるのがわかったので、次はカーペットの吸引を試してみました。我が家にはカーペットがないので、バスマットで代用します。
バスマットなので少しわかりにくいのですが、マット上の紙クズをしっかりと吸引してくれているのがわかります。きちんとしたカーペットをお使いの家でも、問題なく綺麗に掃除してくれそうです。
吸引&水拭きモードも試します
吸引と水拭きが同時に動くという「吸引&水拭き 2in1」モードも試してみました。ブラシでごみを集めて吸引した後、モップで水拭きしてくれます。55度の温水によるモップ洗浄とのことで、子どもの食べこぼしなどの軽い汚れであれば、簡単にふき取ってくれそうです。
サイドブラシでゴミを集めている様子と、モップ部分が水拭きをしてくれているのがわかります。
水拭きで注目すべきが、「モップ自動リフトアップ」の機能。掃除中にカーペット環境を認識すると、自動的にモップパッドを持ち上げ、フローリング部分の吸引、水拭きとカーペット部分の吸引を一度に行ってくれます。「この部屋はカーペットだからモップを取り外して…」などの手間が不要。これは嬉しい機能だと思いました。
公式の写真になりますが、カーペットを感知すると、このようにモップ部分が自動で上にあがります
06| 掃除が終わったら?
掃除が終わり、掃除機がステーションに戻ると、クリーニングがスタート。掃除機本体にたまったゴミの収集や、汚れたモップの洗浄、熱風乾燥までを行ってくれます。
ゴミはステーションの下の方に集まります。写真では見えませんが、指を差し込んでいる部分にボタンがあり、押すと…
このようにゴミパック部分が出てきます。
こちらは汚水のタンクです。モップを洗った水が汚水タンクにたまっていきます。
07| 「何もしなくていい」生活は実現する?
実際に使用してみて、特に便利だと感じたのが「モップ自動リフトアップ機能」と、「全自動ステーション」です。掃除機が水拭きしてくれるのは嬉しいけれど、モップのパーツを掃除の場所ごとに取り外したりつけたりするのは、地味に面倒くさい作業です。モップ取り外しの作業が不要なのは、本当にうれしい!
小さなお子さんがいる家庭では、子どもから目を離すと危険なので、ロボット掃除機で掃除はできても、モップの水洗いなどは子どもが寝ている時にササっと済ませるしかない方が多いと思います。自動洗浄機能があれば、その心配もありません。
また、掃除機を使った後のゴミ集めや、モップの洗浄なども、毎日の作業になれば、ストレスに繋がります。毎日の掃除後のメンテナンスはステーションに集約、時々手で細かに手入れをすればよい、というのは、忙しい人にとって便利です。
家事のなかでも、特に床掃除が嫌いという方は、「DEEBOT T20 OMNI」をおうちへの導入を検討してみもよいかと思います。ストレスがない、清潔で快適な毎日が送れるかもしれません。
エコバックス公式サイトはこちら
https://www.ecovacs.com/jp