公開日: 2024.06.28 最終更新日: 2024.06.28

憧れの注文住宅、失敗したくない! 家を建てる前に検討したい7つのポイントを紹介

憧れの注文住宅、失敗したくない! 家を建てる前に検討したい7つのポイントを紹介

家を建てるなら、自分たち家族だけのオリジナルな家に。そんな夢を叶えてくれるのが、注文住宅です。でも、そもそもどんな会社に頼めばいいのか、土地はどうやって探せばいいのか、間取りや内装は……と、決めなければならないことが多すぎるイメージで、注文住宅で家を建てるのはハードルが高い印象があると思います。そこで、注文住宅で失敗しないために、7つのポイントをあげてみました。

ライター: 殿木真美子

ライター: 殿木真美子

01| まずは、自分たちのライフスタイルを分析しよう

吹き抜けのある開放感たっぷりのリビングだけど、家を建てる際に重要なのは、それが自分たちのライフスタイルに合うかどうか 吹き抜けのある開放感たっぷりのリビングだけど、家を建てる際に重要なのは、それが自分たちのライフスタイルに合うかどうか

まずは、自分たち家族が本当に注文住宅に向いているのかをよく考えておくことが大切です。例えば、自宅で仕事をしている人や、趣味で大きなガレージをつくりたい人など、特別な仕様や目的がある場合や、間取りやデザインへのこだわりが強い人は、注文住宅がぴったり。逆に、特にこだわりがないという人は建売住宅やマンションを視野に入れるなど、色々な選択肢を検討してから決めるほうが無難です。

また、注文住宅とひと口にいってもその幅は広く、自分たちの理想とする暮らし方や将来設計などによって家のあり方は変わってきます。自分たちのライフスタイルを再度見直して、どこに重きを置き、何を叶えたいのか、しっかりと家族の間で優先順位を確認しておきましょう。

02| 一番大事な予算は、事前にしっかりと決めておく

広い庭付き住宅。予算があうか、事前にしっかりと検討を! 広い庭付き住宅。予算があうか、事前にしっかりと検討を!

次に大事なのは予算です。一般的な建売住宅と比べて、注文住宅の場合は平均で大体500万円程度多く資金が必要だと言われています。国土交通省の「住宅市場動向調査報告書」(令和4年度)によると、注文住宅の住宅建築資金は全国平均で3,935万円、土地購入資金は同じく1,819万円、両者を合わせた取得総額は全国平均で5,436万円でした。また、8割弱の取得者が自己資金を3割程度用意し、残りは住宅ローンを組んでいました。

マイホーム取得にかかるお金は、土地代と建築費だけではなく、住宅ローンや仲介の手数料、税金や司法書士等に払う報酬など多岐にわたります。せっかくいい家を建てても、ローン返済のために家具も買えない、ということになっては元も子もありません。しっかりした資金計画を練っておきましょう。

03| 土地の選定も重要。特に地盤には注意して!

注文住宅を既に持っている土地に建てるという人以外は、新しく土地を購入する必要があります。土地探しの段階で「建築条件付き土地」には少し注意が必要です。建築条件付き土地とは、決められた施工会社に依頼する必要があること、一定の期間内に住宅の仕様を決める必要があることなど、条件が付いた土地のことです。例えば、憧れのハウスメーカーで建てたい、などの希望がある場合は候補から外したほうがいいでしょう。

また、土地については「地盤がとても大事」と言うのは、元注文住宅メーカー勤務の方。「地盤によって基礎が変わり、基礎の内容によっては何百万円も金額が変わってしまうこともあります」とのことでした。既存の地盤データを確認したり、調査会社に依頼したりして、必ず確認しておきたいところです。

04| 担当者とのコミュニケーションは最重要課題!

注文住宅を注文する会社には、大きく分けてハウスメーカー、工務店、設計事務所などがあり、それぞれに特徴があります。全国各地に支店を設け施工エリアが広い大手ハウスメーカーは、企画を共通化しているため工期が短く、品質が均一化されているのが特徴です。工務店は、地域密着で新築だけでなくリフォームなども手がけていることが多く、様々な注文に柔軟に対応できるのが強みです。設計事務所は施主との窓口として設計や工事監理を担い、施工は別の工務店や建設会社などが行います。コストはよりかかりますが、設計に重きを置きたい人におすすめです。

各社特色を持っており、洋風ならココ、和の家ならココ、無垢の建材のみ使用するところや断熱性能に力を入れている会社など様々なので、自分たちの希望にあう会社を当たってみましょう。


【Point!】
ハウスメーカー・・・全国に支店があり、工期が短い
工務店・・・地域密着で細やかな対応が期待できる
設計事務所・・・設計にこだわれる

そして、何より大事なのが、担当者です。その他の条件に比べて見過ごされがちですが、実はこの施主との窓口になる営業担当者との相性というのは侮れないポイントといえます。注文住宅は、他の家づくりと比べて決めなければならないことが多くあるため、担当者と打ち合わせをする機会も多く、その分期間も長くなります。担当者と相性が合わないと、その期間が苦痛になるだけでなく、意思疎通がうまくいかないことで思わぬトラブルを招くことも。せっかくの家づくり、楽しく明るい気分で進めるためにも、「この人なら」と思える担当者に家づくりの伴走者になってもらいましょう。

05| デザインは機能性とのバランスをみて

注文住宅に期待したいこととして外せないのは、やはりデザイン性。おしゃれな外観や気分が上がる内装はぜひ取り入れたいところです。しかし、デザイン性を追求するあまり機能が失われることがないよう注意が必要。注文住宅だから何でもできる、というのは間違いです。

夢が膨らむのは仕方ないことですが、構造上、または機能性の関係から、どうしてもできないことはあります。例えば、仕切りのないオープンキッチンはすっきりとしていて憧れますが、天板の上に物があふれていては美観を損ねるため、こまめな掃除が欠かせません。掃除に自信がない人は少し手元が隠れるデザインにする、というように、自身の生活スタイルとデザイン、機能とのバランスを考えてプランを立てていきましょう。

お洒落なキッチンは、常に整理整頓が必須 お洒落なキッチンは、常に整理整頓が必須

06| 住宅の性能にもしっかりこだわりたい

せっかく予算を組んで注文住宅を建てるのなら、住宅性能についてもしっかりとこだわりたいところ。住宅の性能としては、断熱性気密性耐震性省エネ性能防火性防犯性などがポイントになります。そして、これらに劣化対策、維持管理のしやすさ、空気や光、音の環境、高齢者への配慮などを足し、評価をしたものが「住宅性能評価」です。費用はかかりますが、住宅性能評価書を取得すると高性能住宅であるという証明になるだけでなく、住宅ローンで金利の優遇を受けられたり、地震保険の割引があったりと、メリットも多いのです。また、高性能な住宅は最初の費用こそかかりますが、その後のランニングコストが抑えられるという利点もあります。

断熱工事 断熱工事

07| アフターサービスの内容も予め確認しておこう

家を建てて、引き渡しが終わったらそこがゴール、ではありません。実際にその家で生活をする人にとっては、まさにそこからがスタート。暮らしの中で必要になってくるのがアフターサービスなので、この内容についても予めしっかりとチェックしておきましょう。法律では、新築住宅の保証期間は引き渡したときから10年間とされています。この間に何か欠陥が見つかった場合は、建築会社が責任を負うことになっているのです。アフターサービスとしては、この基本の保証にどれだけ内容がプラスされているか見てみましょう。保証適用の条件が厳しすぎないか、有償か無償か、定期点検はどのくらいの頻度かなどが、チェックするときのポイントになります。

いかがでしたか。憧れの注文住宅を建てるときには、会社選びから土地探し、担当者との相性やアフターサービスの内容など、チェックしておきたいポイントがいくつかあることがわかりました。みなさんも、これらのポイントを押さえて、納得のいく家づくり、理想の住まいを叶えましょう。

 殿木真美子

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