公開日: 2021.11.17 最終更新日: 2026.06.04

緑豊かでアクセスも抜群。東京・八王子の住みやすさと治安は?

緑豊かでアクセスも抜群。東京・八王子の住みやすさと治安は?

東京都の多摩東部、多摩丘陵に位置する八王子。季節を問わず多くの登山客が訪れる高尾山や、農林業の体験ができる自然体験型施設など、八王子に住めば週末ごとにアクティブな遊びが楽しめます。一方で、「八王子は治安が悪いのでは?」と不安に感じる人も少なくありません。これは、駅周辺に繁華街があることや、市域が広くエリアによって街の雰囲気に差があることなどから、そうしたイメージを持たれることがあるためです。本記事では、犯罪発生の傾向やエリアごとの特徴も踏まえながら、実際の住みやすさをわかりやすく解説します。

編集部:マドリーム

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01| 八王子の概要:都内第二位の市域面積を誇る

▲八王子駅北口の様子。商業施設が集まる八王子の中心地 ▲八王子駅北口の様子。商業施設が集まる八王子の中心地

八王子市は、東京都の多摩東部地域の多摩丘陵に位置しています。186.38平方kmもの市域面積を有し、都内では奥多摩町に次ぐ二番目の広さを誇ります。現在21もの大学・短期大学・高専が存在する全国有数の学園都市にもなっています。市内の森林面積が約42%を占める一方で、八王子駅周辺を中心に公共施設や商業施設が集中しているため、。豊かな自然と便利な都市機能が共存した市であるといえるでしょう。市の西部には、旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星観光地に選ばれた標高約599mの高尾山が位置し、人気の観光スポットとなっています。その他、八王子で栽培された野菜や果物が集まる東京初の道の駅「八王子滝山」や、童謡『夕焼小焼』のモデルとして知られる上恩方町の「夕やけ小やけふれあいの里」など、八王子市ならではの自然や歴史を生かした観光スポットが多く存在します。

現在の人口は約58万人で東京都の市部では最大。2015年には、規模や能力などが比較的大きな都市に指定される「中核市」として、都内で初めて認定され、多摩地区のリーディングシティとして現在も発展を続けています。

02| アクセスと主要駅:新宿駅まで直通で約40分

古くは甲州街道の宿場町として発展した歴史を持つ八王子市へのアクセスは、市の中心駅であるJR八王子駅が便利です。東西に延びる中央線、南へ向かう横浜線、北へ向かう八高線、京王線、京王高尾線、京王相模原線に加えて、東大和市と多摩市を結ぶ多摩都市モノレールの7路線、21駅が市内には存在。すべての特急や通勤快速が停車し、新宿駅までは約40分、東京駅や横浜駅も約60分で乗換なしでアクセスすることができます。

▲JR中央線は、東京駅から愛知県の名古屋駅までを結ぶ ▲JR中央線は、東京駅から愛知県の名古屋駅までを結ぶ

また、市内全域では西東京バス、京王バス南、京王電鉄バス、神奈川中央交通の4社の路線バスと、地域循環バス「はちバス」が運行し、生活を支える大切な足になっています。またJR八王子駅北口には空港連絡バスも停車するため、羽田空港へは約90分、成田空港へは約160分で向かうことができます。

▲中央高速道の八王子JCT付近 ▲中央高速道の八王子JCT付近

八王子には、甲州街道の名残でもある国道20号線や、東京環状である国道16号線をはじめ、八王子ICから中央自動車道、高尾山ICや八王子西ICから圏央道(首都圏中央連絡自動車道)といった主要道路も通り、東西南北どの方面へも移動しやすい立地といえるでしょう。

03| メイン駅周辺の様子:八王子駅周辺の街の賑わい

▲駅前は一年を通して賑やか ▲駅前は一年を通して賑やか

八王子市内には27の商店街1,100店舗をはじめ、デパートや大型商業施設、アウトレットモールのほか、生鮮食品から日用品まで格安で販売する卸売市場も2カ所あり、買い物に困る事はありません。

八王子駅の北口には、2012年に閉店した「そごう八王子店」の跡地にオープンした、市内最大規模の駅ビル「セレオ八王子北館」があります。地上10階、地下1階のフロアには、ファッションから生活雑貨、食品などの多くのショップが入っています。また北口からデッキでつながるショッピングセンター「八王子オクトーレ」なども人気。北口にある多くの飲食店が立ち並ぶ「八王子駅北口商店街」では「七夕まつり」や「古本まつり」など、季節によってさまざまな町おこしイベントが行われ、人々の楽しみとなっています。

その一方、南口は、北口と比較すると、飲食店が少ない代わりに落ち着いた雰囲気。駅から自由通路で直結する高層マンションが併設した都市型商業施設「八王子オーパ」をはじめ、市役所の出張所や市民会館が入居する「サザンスカイタワー八王子」など、再開発が進んでいます。南口は八王子駅に近い位置にありながら、閑静な住宅街が広がっているエリアでもあるため、利便性を求めつつも静かに暮らしたい人に適した地域といえるでしょう。

04| 治安:徐々に改善、安心して暮らせる街に

八王子警察署が発表している「過去5年間の刑法犯の推移」によると、2018年の1,799件をピークに、2024年には1,261件と減少傾向にあります。近年も同様に減少傾向が続いており、八王子市の治安は長期的に改善しているといえます。都心部と比較すると犯罪件数は抑えられている一方で、自転車盗や車上荒らしなどの窃盗系犯罪は一定数発生しており、日常的な防犯意識が重要といえるでしょう。

05| 治安のポイント:エリアによる違いに注目

八王子市内は広く、エリアによって街の雰囲気や治安の傾向が異なります。住まい選びの際は、駅周辺の特徴も確認しておくと安心です。

①多摩ニュータウンエリア(市東部)
計画的に整備された住宅地が広がり、歩道や街灯などのインフラも整っているのが特徴。大型商業施設も点在し、生活利便性と落ち着いた住環境のバランスが取れています。また、ファミリー層の居住も多く、市内でも比較的穏やかな雰囲気のエリアといえます。

②丘陵部の住宅地エリア(市南部〜西部)
緑が多く、閑静な住宅街が広がるエリア。戸建て住宅も多く、静かに暮らしたい人に向いています。なお、夜間は人通りが少なくなるため、帰宅ルートの明るさなどは事前に確認しておくと安心です。

③幹線道路・駅近接エリア
交通利便性が高く、商業施設や飲食店が集まりやすいエリア。日中は便利で活気がありますが、場所によっては夜間のにぎわいや騒がしさを感じることもあります。そのため、利便性と住環境のバランスを見てエリア選びをするのがポイントです。

このように八王子市内は、「計画的に整備された住宅地」「自然に囲まれた静かなエリア」「利便性の高い駅周辺エリア」など特徴が分かれており、自分のライフスタイルに合ったエリア選びが住みやすさを左右します。

06| マドリームが選ぶ八王子の自然スポット3選

東京都内ながら自然環境が豊かな八王子。この街に住めば、週末ごとに自然を感じながらアクティブに遊べます。 マドリームが厳選する3つのスポットをご紹介します。

①都心からわずか1時間の登山スポット、 高尾山

▲秋になれば紅葉が美しい高尾山 ▲秋になれば紅葉が美しい高尾山

年間300万人の観光客が訪れる八王子の代表的なスポット。「明治の森高尾国定公園及び東京都立高尾陣場自然公園」に位置し、東京都心から電車でわずか1時間の距離にあります。登山口から歩いて登る道は3ルートあり、どれも約1時間30分ほどで山頂に達することができます。山麓からはケーブルカーやリフトで海抜462m付近まで登ることもでき、展望台からは東京都心を見渡す絶景のパノラマが広がります。山頂からは南に丹沢山塊や天気のよい日は富士山の姿も。空気の澄んだ冬には南アルプスまでも見ることができます。

▲高尾山からの眺め ▲高尾山からの眺め

一番登りやすい登山路は1号路。高尾山の山腹に位置する744年に開山した「薬王院」に参拝する表参道になっていて、「薬王院」に至るまでの参道はすべて舗装されているので、1号路であれば普段着でも気軽に登ることができます。登山路の途中にはケーブルカーの高尾山駅、さる園や野草園、東京都の指定天然記念物にもなっている杉並木をはじめ、食事処も数多く立ち並ぶにぎやかな区間です。

▲1号路は気軽に登れる登山路 ▲1号路は気軽に登れる登山路

②キャンプや日帰り入浴など、週末ごとに出かけたい「夕やけ小やけふれあいの里」

▲ふれあい牧場ではポニーの乗馬体験ができる ▲ふれあい牧場ではポニーの乗馬体験ができる

童謡『夕焼小焼』のモデルとなった上恩方町にある、自然体験型レクリエーション施設。敷地内には『夕焼小焼』の作詞家・中村雨紅に関する資料を展示したホールや、地元出身の写真家・前田真三のギャラリーをはじめ、ポニーやうさぎと触れ合えるふれあい牧場、キャンプ場などが点在。また、さまざまな体験講座も実施しています。

▲日帰り入浴ができるおおるりの家 ▲日帰り入浴ができるおおるりの家

童謡『夕焼小焼』のモデルとなった上恩方町にある、自然体験型レクリエーション施設。敷地内には『夕焼小焼』の作詞家・中村雨紅に関する資料を展示したホールや、地元出身の写真家・前田真三のギャラリーをはじめ、ポニーやうさぎと触れ合えるふれあい牧場、キャンプ場などが点在。また、さまざまな体験講座も実施しています。

▲秋になれば赤や黄に色づく ▲秋になれば赤や黄に色づく

③八王子市で作った野菜や果物が並ぶ「道の駅 八王子滝山」

あきる野市と八王子を結ぶ新滝山街道沿いにある、2007年にオープンした都内唯一の道の駅。300年以上続く伝統野菜「八王子野菜」をはじめ、市内で栽培された野菜や果物、畜産物など、数多くの東京の恵みを目当てに年間約70~80万人が訪れます。

▲館内に並ぶ八王子産の野菜 ▲館内に並ぶ八王子産の野菜

地域物産販売コーナーでは、農家のお母さんが集まって地元食材で作るお惣菜を販売する「はちまきや」のおもちも、午前中で売り切れるほどの人気です。ほかにも八王子の牛乳を使ったソフトクリームが看板の「ミルクアイスMO-MO」など、ここでしか食べられないご当地グルメにも注目。

(取材・執筆:アントレース)

07| シングルも安心の「児童扶養手当」制度

八王子市ではひとり親家庭のサポートをする目的で「児童扶養手当」の制度が2010年8月から父子家庭にも対象が拡大。要件に該当する児童を監護していて、八王子市内に住所がある父、母、または養育者が対象となります。

手当額は所得額によって変わり、全部支給の場合は月額48,050円、2人目11,350円となっています。

08| 知っておきたい家賃と新築物件の相場

賃貸マンション・アパートの目安は下記。
(2026年5月時点)

2DK:76,500円
1LDK:112,500円
2LDK:175,700円


新築・分譲一戸建ては

2,480万円〜8,490万円台

で多くの物件が販売されています。

中古マンションは

築15~20年以内:2,946万円台
築20年以上:平均2,510万円台


となります。

賃貸派はゆとりある間取りの部屋を借りられ、購入派は都心と比べるとかなり手頃な価格でマイホームを持つことができそうです。都心と比べて家賃を抑えながら、比較的広い住居を確保しやすい点も、八王子が支持される理由の一つです。

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