酸素系漂白剤の「オキシクリーン」を知っていますか? コストコからその人気が広まり、いまや街のドラッグストアやスーパーなどでも手に入るようになった万能洗剤。着古したTシャツも見違えるように白くなると聞くと、その実力が気になりますよね。今回は、実際に「オキシクリーン」を購入し、Tシャツと靴下、そしてマスクを“オキシ漬け”し、その漂白効果を検証してみました!
ライター:はな
CONTENTS
01| オキシクリーンとは?
オキシクリーンとは、家中のあらゆる場所に使える酸素系漂白剤。よくある塩素系洗剤とは違い、酸素の力で頑固な汚れや臭いを落としてくれるのが特徴です。塩素が含まれていないため、色柄物やベビー服の洗濯にも安心して使うことができます。
オキシクリーンが使える主なもの
- 衣類の洗濯
- タオルの消臭
- 浴室の汚れ
- キッチン・食器の油汚れ
- 床・壁の拭き掃除
- カーペットやマット類の洗浄
などなど
洗濯機に入れて使うのはもちろん、漬け置きしたり、吹きかけたりすることで、さまざまな場所の掃除に使うことができる、まさに万能洗剤です。
02| 今回、オキシクリーンで漂白する3種のアイテム
▲オキシクリーンの漂白効果を検証するため、こちらの白いアイテムたちを洗濯してみます
【1】Tシャツ 2枚
どちらも3年は着ているもので、とくに左のTシャツは全体的に黄ばみが目立ちます。
【2】靴下 2セット
そろそろ捨てなきゃ……というくらい、かかとや足裏が黒ずんできたもの。少し素材の違うもので2種類用意しました。
【3】ウレタンマスク 2枚
黄ばみが気になりやすいウレタンマスク。今回用意したのはPITTAのもので、すでに使用目安である3回使ったものになります。ウレタンマスクは塩素入りの洗剤を使用できないものが多いため、今回の酸素系漂白剤での効果が気になるところ。
03| “オキシ漬け”の手順
“オキシ漬け”とは、オキシクリーンを溶かしたお湯で漬け置きをする方法のこと。頑固な汚れを落としたいときにおすすめの使い方です。オキシクリーン容器の裏面(右側)に手順が記載されているので、こちらを参考に行います。
①約4Lのお湯(40〜60℃)にスプーン1杯分のオキシクリーンを入れてよく混ぜる
②汚れを落としたい物を入れ、20分〜最大6時間漬け置くおく。今回の漬け置きおき時間は2時間にします
③洗濯機に移し、いつもの洗濯洗剤+スプーン1/4杯分のオキシクリーンを入れて洗濯する
④洗濯が終わったら、いつも通りに乾かして完了!
04| 検証結果
黄ばみや黒ずみがわかりやすいよう、真っ白な画用紙を置いた写真で検証結果を紹介していきます。
Tシャツ
▲オキシクリーン前
▲オキシクリーン後
驚くほどの白さ! 全体的な黄ばみや襟元の黒ずみがすっきり白くなり、かなりの漂白効果といえるでしょう。洗濯前と比べると、写真でもその違いがおわかりいただけるかと思います。
靴下
▲オキシクリーン前
▲オキシクリーン後
こちらは真っ白とまではいきませんでしたが、洗濯前と比べると、かかとや足裏部分の黒ずみがかなりきれいに! 処分直前だった靴下ももう少し長生きさせてあげられそうです。
ちなみにオキシクリーンにはスプレータイプやジェルタイプのものもあるので、ピンポイントな汚れにはそちらの方が効果を期待できるかも。
ウレタンマスク
▲オキシクリーン前
▲オキシクリーン後
ウレタンマスクは、残念ながらほとんど漂白効果が見られませんでした。ポリウレタン素材は紫外線や熱によっても変色することがあるそうなので、汚れによる黄ばみではないことからオキシクリーンでは漂白しきれなかったのではないかと思います。
05| まとめ
今回のオキシ漬け2時間では、Tシャツや靴下の白さは格段にアップしたものの、集中的な黒ずみまでは落としきれませんでした。ただ先述のとおり、オキシクリーンにもさまざまなタイプがラインナップしているので、用途に合わせたものを選ぶのがよさそうです。
これから夏に向けて白Tを着る機会が増えたり、汗ジミが気になる季節のお洗濯に大活躍すること間違いなし! 一家に一箱あれば洗濯だけでなく水回りの掃除や家具のお手入れにも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。
この記事を書いた人
はな ライター